認定NPO法人 育て上げネット
105,113円
寄附先
認定NPO法人 育て上げネット
フルマラソンは、しんどいです。支援を必要とする若者たちのため、という僕にとって大切な理由があるから走れています。また、毎年、僕のフルマラソンを通じて、若者支援のために寄付で応援してくださる方々のおかげで、途中で離脱することなく走り切れています。
2026年も、認定NPO法人育て上げネットは、大阪マラソン2026のチャリティ指定団体に選んでいただきました。昨年もたくさんのチャリティランナー、応援者、支援プログラムを利用する若者たちとともに、大阪マラソンを作ることができました。
毎回、スタートを切ると「今年も始まってしまったなぁ」と、これから途方もなく先まで走ることをぼんやり考え、「しんどいなぁ」と心のなかで小さく笑っています。
20kmから30kmあたりでは、体力が最後まで持ちそうか、どれくらいのタイムになりそうかばっかり考えて、ときには、水分補給のためのエイドに数m寄るかどうか悩んでいます(斜めに走るのつらいので)。
37kmくらいになると、「あと何kmだ。終わりだ。」と、残りの距離がなかなか縮まらないことに絶望しながら走っています。
41kmで、ようやく完走の希望が見えてきます。「あと少しだ・・・」と。
ゴールテープを切ると、それまで抑え込んでいた疲労が一気に足に来て、前に歩くのも嫌になるものの、もう走らなくてよい事実から、気持ちが開放されていきます。そして、「今年も若者たちのために、寄付で応援してくださった方々のために、ちゃんと完走できた」と、今回も走ってよかったと思うに至ります。
走っているときはきつくても、走り終えたあとの気持ちが心地よいので、やはり今年も走ろうと思ってエントリーしました。
大阪マラソンに参加したときは長男・次男はまだ保育園ですが、いまとなっては三男四男の双子も生まれ、毎年この時期に「来年も走るの?」と聞かれます。だいぶ話も理解できるため「何のために走るのか」を質問してくることはなくなりました。
「来年も、困っているひとたちのために走るんだよね」
と言ってくれることもあります。そして「目標タイムは?」と、全員体育会系らしく、いまだに目標タイム設定を忘れさせてくれません。
とは言え、毎年少しずつ歳を重ねていくことも言い訳に、4時間を切るか切らないかみらいなところにいます(昨年は4時間15分弱くらいかかりました)。走り終えた日に帰宅した翌朝、「タイムは?」と聞かれます。
特に4時間切る約束をしているわけでもないですが、「4時間15分くらいだったー」と話をすると、やや懐疑的な目で見られたりします。比較的大きめのマラソン大会で、メダルとか入賞するからでしょう、期待値が高すぎて、謝るしかありません。
みんなそれぞれに努力をして成長していくなかで、だんだん、僕だけが下降線をたどるのは仕方がないことかもしれませんが、それでも、もう少しだけ子どもたちに恰好つけられるように、(タイムに限らず)頑張っていきたいと思っています。
昨年、30名に迫る方々が、育て上げネットのチャリティランナーとしてエントリーしてくれました。最高記録を出された方も数名おり「大阪、記録出すところだ」とおっしゃっていて、あまりの速さに目がくらみます。
また、仲間とともに走ってくださった方々も、大会前日や、大会後の懇親会などで、「人生でマラソン大会に出るとは思わなかった」と、笑顔で教えてくれました。
若者たちは、自ら寄付を集めて走り切った若者もおり、東京組を含めて、職員とともに、応援に駆けつけてくれた若者もいます。職員も応援してくれ、沿道でのぼりを立てて待ってくれているため、次ののぼりまで、その次ののぼりまで、と苦しいなかでも、「もう少しだけがんばろう」という気持ちを盛り上げてくれて、心底感謝しています。
自己最高記録更新を目指す方、チャリティという理由なら走ってもよいと思ってくださる方、人生で一度くらいマラソン大会に出てもよいと思ってくださる方など、一緒にチャリティランナーとして走る仲間も募っています。チャリティランナーは、いろいろ恵まれた環境で走ることができますので、そこもお勧めしたいひとつの理由です!
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