認定NPO法人大阪被害者支援アドボカシーセンター
認定NPO法人 大阪被害者支援アドボカシーセンター
493,497円
寄附先
認定NPO法人 大阪被害者支援アドボカシーセンター
御覧いただき、ありがとうございます。東京都から参加する加瀬と申します。
東京都に住む私がどうして大阪マラソンでチャリティランナーとして走る決意をしたかを説明いたします。
【犯罪被害者の現状を知る】
私は7年前、都内で犯罪被害に関する講演会を拝聴しました。そこには、ある殺人事件の御遺族が登壇されており、その苦しい胸の内を語ってくれました。
・何の落ち度もない一人娘を殺害されたという悲しみ
・2度と会えないという切なさ
・金銭目的で見ず知らずの娘を襲った犯人への憎しみ
・撲殺されたにも関わらず裁判官に判決理由の基準の説明中に「特段、残虐とは言えない」と言われた無念さ…
その言葉の一つ一つが、いかに心の痛みが大きく、その傷が深いかを示していました。
私はこれまで仕事で、東日本大震災や御嶽山噴火等、様々な自然災害の対応に関わりましたが、その度に愛する者を失った多くの人々の塗炭の苦しみや筆舌に尽くしがたい悲しみを目の当たりにしてきました。
犯罪により愛する者を失った人々も、その苦しみと悲しみに全く違いはありません。
ただ、様々な事例を拝読していくうちに、私は、犯罪被害者の御遺族は、
・過熱する報道による被害
・近隣住民やネット等からの心無い言葉や視線
・同じ苦悩を語り合える者のいない孤立感
・加害者更生予算に比べて少ない被害者支援予算等の公的制度の不備による異常な個人負担
・希望する判決が出るかも分からない裁判に対応する日々
・損害賠償命令確定後も支払われない賠償金等、
御遺族の傷口に塩を塗り、心をすり減らさせてしまう事象により多く囲まれていると感じたのです。
【大阪マラソンとの出会い】
そのような境遇にある御遺族に寄り添い、守り、支え続けてきた団体が全国被害者支援ネットワークであり、7年前の講演会を開催したのも同ネットワークでした。
私はその趣旨に賛同し、それ以来、Facebookをフォローしてきたのですが、今年9月、同ネットワークの地域センターである「大阪被害者支援アドボカシーセンターが大阪マラソン2023のチャリティパートナーとして初めて選定された」という投稿が掲載されました。
大阪マラソン公式HP等で仕組み等を調べたところ、チャリティランナーは、その趣旨に御賛同いただいた多くの方から御寄付をいただくことで、大きな額のお金を選択団体にお届けでき、かつ多くの方に選択団体の活動について知ってもらうこともでき、資金的にも広報的にも大きな貢献ができる素晴らしい制度だと感じました。
そして考えているうちに次第に、自分がそこに参加し、「走る」という自分にも出来ることをして、同センターの活動や御遺族等の安寧に微力ながら貢献すべきなのではないかと考えるようになりました。
【決意】
私はフルマラソンを走ったことがありません。今回が初めての挑戦であり、不安はないと言ったら噓になります。関門が越えられるかどうか、近世の関所越えのような緊張感もあります。ただ、遅く無様な走行になろうが、途中歩くことになろうが構いません。「チャリティランナー」という自分にできる方法で貢献することで、同センターに対しては「活動の趣旨に賛同し、東京からもランナーとして応援に来た者がいる」という思いを。被害者や御遺族に対しては「その無念さや悲しみに同情し、陰ながら寄り添い、応援している者もいる」という思いを、お伝えすることが出来たらと思っています。
いただいた寄付金は、全額、犯罪・事故の被害者、その家族、遺族への相談支援などに使わせていただきます。
ここまで、長い文章を読んでいただき、本当にありがとうございました。皆様の応援が、私の力になりますし、犯罪や事故のせいで苦しんでいる多くの人々を助けることにも繋がります。
もしご賛同いただましたら、大変恐縮ですがご寄付いただけますと幸甚でございます。
認定NPO法人大阪被害者支援アドボカシーセンター
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