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地方で生きる女性のしあわせを作る力、震災から学んだ女性視点の大切さを全国に広げていきたい。共感し、一緒に未来をひらいてくれるマンスリーサポーターを100人募集!

寄附先

NPO法人 ウィメンズアイ

ウィメンズアイ

支援総額

211,390円

支援総額

211,390円

支援者数

143人

残り

終了

このキャンペーンは終了しました

応援メッセージ〜斎藤由香さん、宮田恵さん

2020/5/25 18:21

 グラスルーツ・アカデミーを続けてきて、社会変革を続けるためにもっとも大切なことは、知識や技術を得るよりも前に、自分自身をケアし、心の安全性を確保し、その上で自信を得ることだとわかってきました。

 ちょうど一年前、とうとう、ストレートにそれをテーマにしたアカデミーを実現することができました。米国のディープエコロジストで仏教哲学者のジョアンナ・メイシーが『アクティブ・ホープ』という本で伝えている【つながりを取り戻すワーク】を、福島で開いたのです。

 このワークの認定トレーナーである米国・バークレー在住の齋藤由香さんに加え、ダンスで心を癒すムーブメント・メディスンの認定トレーナー宮田恵さん、高野山阿闍梨でもありクリスタルボウル演奏で東日本大震災後に東北支援をされてきた伊藤マナさんの3人が3日間、その場をつくってくれました。このマンスリーサポーター募集キャンペーンにあたり、斎藤由香さんと宮田恵さんから応援メッセージをいただきました!

(田浦佐知子)

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 2011年、東北地方沿岸部を襲った津波は大きな傷跡を残していきました。その瓦礫の間から、芽吹くように生まれたのがWEです。小さなその植物は、やがて大地に根を張り、花を咲かせ、種を宿し、その種が東北地方のさまざまなコミュニティに再び生命を吹き込んでいます。

 東北地方の若い女性たちを支援するWEの活動は、私たちの社会に希望と絆の種をまいてくれます。わたしはWEの活動に感謝し、また心から応援しています。 

(齊藤由香)

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ウィの活動は、〝WE〟という名前が全てを表しています。

  1. Women’s Eye-女性の視点から世界を見て、

  2. WE-他人ごとではなく、常に連帯感を持って、

  3. ウィ! -フランス語で〝YES〟。みんなを肯定し応援する。 

東北を世界と繋げる活動にもなっているWEに心からの祝福と感動、そして感謝と共に応援しています。

(宮田恵)




グラスルーツ・アカデミー初回の2015年から、福島のコーディネーターとして、参加者として、そして、体験をシェアするスピーカーとして関わってきてくれた私たちの大事な仲間、コミュニティー・コーディネーターの鎌田千瑛美さんに応援メッセージをいただきました!

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「女性たちの生き様こそ、未来を創る希望となる」


 岩手・宮城・福島で草の根で活動する女性たちの繋がり「グラスルーツ・アカデミー」に、福島から参加させて頂きました。


 私は東京で働いているときに東日本大震災と原発事故が起き、フリーランスのコーディネーターとして復興支援に関わり、翌年、福島に戻ってきました。コミュニティー・コーディネーターとして各地で活動する方々、特に女性たちとのつながりをたくさん持っています。


 同じ東北地方といっても、それぞれの活動地域は遠く離れており、なかなか日常的に顔を合わせる機会はなく、気軽に会いに行くことは難しい現実があります。その他にも東日本大震災直後の活動は、孤独との戦いであったり、目の前のことに追われがちだったり……ときに悩み、苦しんだ時間も、数え切れないほどありました。


 だからこそ、グラスルーツ・アカデミーを通して出逢った仲間との繋がりが、私たちを勇気づけ、しなやかに強くしてくれました。
 そして、震災後駆け抜けてきた活動のなかで見逃されがちだった自分の内なる声に耳を傾け、「私は何者なのか?」「私を生きること、私が幸せであること」「私が本当にやりたいこととは?」を見つめるひとときとなり、それぞれの想いを分かち合い、対話し合うことは、いま振り返っても至極必要なことで、大きな成長機会となりました。

 大災害や環境変化など、これまでの当たり前の日常が大きく崩れるときには、人々の価値観は大きく揺さぶられ、多様な変容を遂げざるを得ません。

 大震災と原発事故を経験したことで、悲しみや苦しみ、憤りや、マイナスの感情をもつことも、もちろんありましたが、振り返ってみると、その痛みこそが、心を深く、広く優しく、成長させてくれた学びの機会だったと思っています。

 女性たちが手を取り合って、それぞれの自分らしい生きる道を、自分の力で歩んでゆく。

 そのことこそが、未来を創る希望となると信じています。そして、その未来を創るこのプロジェクトを応援します!

(鎌田千瑛美)




 グラスルーツ・アカデミーという取り組みを始めて5年、数えるとなんと100名もの女性が参加してくれています。

 『やりたいことが見つかって、どうしたらいいんだろうともがいてるときに、仲間に出会って力をもらえる場』

 これが、一番このアカデミーの価値を表しているかもしれません。毎回参加してくれている女性が言ってくれました。

 始めた当初は【リーダー研修】とか【リーダーシップ研修】などと表現したこともあります。でも、リーダーになりたい人が集まるわけじゃない、むしろリーダーなんて言われたくない女性が参加してくれる。皆、それぞれの地域で、人のため、社会のために何がしかの活動をしている人たち。ママのための場づくり、子どもの学習支援、障碍者支援、助産師、まちづくり、農業、教員、デザイナー、ものづくり、などなどここには書ききれないくらいの様々な立場で、それぞれが理想の社会をめざして実践している女性たちです。

 地域や、やってることは違っても悩みは同じ。自分の苦労をわかってくれる人がいる! そしてその場から日常に戻っても、安心して分かり合える仲間がいる心強さでまた、目的に向かって進むことができる。仲間から学び合い、応援し合い、エネルギーをチャージして、成長できる。多くの人が何度も参加し、友人を誘い、心の居場所になってきました。


 なんでこういう場がつくれたんだろう。その秘密は、ここでもやはり、安心で安全な場であれた、ということでしょうか。心をオープンにできる時間と空間のために工夫すること。これって家庭でも社会でも同じだな、と思います。アカデミーのような場を作りたい、と言ってくれる参加者が何人もいます。そして新しい社会の作り手は間違いなく、彼女たちなんだと確信します。

(田浦佐知子)


 ウィメンズアイ代表の石本めぐみです。和歌山出身です。

 会社員からNPOの人になって9年たちます。

 はじまりは、ボランティアに行きたいという気持ちからでした。

 東日本大震災前は、東京の金融の会社で秘書をしていました。

 震災の3日前に「会社を辞めます」と上司に伝え、アジアの国際NGOで働いてみよう! と人生の一大決心をしたばかりでした。毎日テレビにかじりつきながら、いても立ってもいられなくなり、2011年4月のはじめに寝袋や食料をバックパックに詰め込んで仲間と共に石巻へボランティアへ行きました。海岸近くでは、見渡す限り瓦礫と何もなくなってしまった光景に、言葉が出てきませんでした。泥や畳などの片付けにお邪魔した家々では、憔悴しつつもボランティアを気遣い、何度も感謝の言葉をかけてくれる家主たちと話をしながら、わたしは自分の国の人たちのために何ができるだろうかと自問していました。

 それでも、当時は何の経験も専門もないわたしが被災した現場に行ってもいいのだろうかと悶々としていました。寝袋一つで来てもいいと言ってくれたRQ市民災害救援センターの東北ボランティアセンターへ、退職後の5月に、思い切って飛び込みました。そこには、日本中、世界中から集まったボランティアたちがいました。ボランティアセンターのある宮城県登米市に着いて3日後にちょうど女性支援の活動がはじまり、市役所、地元の女性グループと一緒に避難所に通う日々がはじまりました。

 女性支援が必要と聞いて、「なぜ女性だけ?」と、はじめは思いました。避難所などで数百人の女性たちから悩みや必要な物資や話を聞き、ああ、これはとても大きくて根深い問題への糸口となるのが女性支援なのだと思い、加えて、脆弱な人たちのケアを担っている女性を支える必要があるのだとわかり、ボランティア仲間と一緒に、女性支援に特化した任意団体を2011年6月にたちあげました。

 ボランティアに行きたいと思い、行ってみたことからはじまった9年はあっという間でした。想像していなかったのは、地域の活動から得た生き方のヒントです。

 「地域のために役立ちたい」「貢献したい」という女性たちも、「わたしごときが」「他の人に何て思われるか」「仕方がない」というおそれやあきらめの気持ちを、いったり来たりしていました。ただ、ちょっとした気づきやきっかけ、仲間に後押しされる機会があることで、小さく乗り越え、その小さな成功を祝福し合い仲間を増やし、そうやって自分の言葉で発言し、自分で考えて行動し、周りに影響を与える人が増幅していきました。


 ちょっとした行動をおこせた、小さな自信で嬉しくなった、そんな積み重ねが人の生き方すら変えていく。そんなストーリーがたくさん生まれていきました。


 もう一つ想像していなかったのは、新型コロナウィルスによる影響でした。わたしたちもすべての活動を中止する決断をせざるを得ず、なんとか続けてきたウィメンズアイ自体が危機的状況に直面しました。東北からはじまった女性のエンパワーメントの活動を日本中の地方の女性たちと連帯していきたいと新しいプロジェクトも立ち上げたばかりでした。

 でも、思うのです。不安が漂う今だからこそ、自分のまわりの地域をよりよく変えていこうと一歩踏み出す女性を応援し増やす活動の歩みを止めてはいけない。未来への希望をつくれる人たちを増やしていきたい。そして、この活動に共感してくれる仲間を日本中に増やしてきたいです。どうぞ、わたしたちの団体の存続をかけたチャレンジを、応援してください。




6789101112

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ウィメンズアイ

〒986-0474

宮城県本吉郡南三陸町歌津田表35-1

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