【団体・活動紹介】
「健康を かなえる ささえる 研究所」として病と闘う人々への希望となれるよう、健康維持から治療法のない病気に対する革新的な医薬品開発まで、多岐にわたる研究を進めています。
例えば、がんや感染症、難病や希少疾患などの病気について、最先端の技術を用いた原因解明や新しい薬の研究開発を行っています。また、食生活や身体活動が健康に及ぼす影響を踏まえ、生活習慣病等の新たな予防法の開発に取り組んでいます。
【寄附金の使途】
頂いたご寄附は、難病治療や創薬(例えば、がん・HIVワクチン開発・薬用植物栽培・腸内細菌など)に関わる研究、健康栄養・身体活動(例えば、栄養ガイドライン策定・代謝・運動疫学研究など)に関わる研究に活用いたします。
具体的には「先端技術を駆使した革新的な研究支援」「優秀な研究者、研究支援者の確保」「知的財産の確保と維持」「研究支援体制の充実」「研究の情報発信・普及活動」に大切に使わせていただきます。
【寄附控除について】
医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBN)へのご寄附は、所得控除の対象となります。
また、一部の地方団体において住民税控除の対象となります。
詳細は下記URLをご確認ください。
https://www.nibn.go.jp/donation/organization.html
ストーリー
【団体の概要紹介】
「健康を かなえる ささえる 研究所」
私たち、医薬基盤・健康・栄養研究所は、次の2点を目的とし、人々の希望の灯(ともしび)となれるよう、調査・研究に励んでいます。
①革新的な医薬品及び医療機器等の開発に資する、基盤的な技術の研究及び生物資源の研究・収集・供給を図ること
②健康の保持、増進及び疾病予防につながる栄養、食生活や身体活動に関する調査・研究並びに情報提供等により、国民保健の向上を図ること
【取り組む課題】
利益追求が優先される企業活動では難しい、医薬品の研究開発や基盤技術の構築に取り組んでいます。
・患者数が少ない難病の治療薬開発
・薬用植物の標本保管、薬の原料のほとんどを海外に依存している現状を踏まえての、国内供給体制の安定化
・近年の新型コロナウイルス感染症の影響で、実験用動物の輸入が滞るなど、国際情勢の変動によるリスクの顕著化
こうした中、私たちはリスクヘッジのための取り組みを地道に進めています。
【私達が目指す社会】
「人生100年時代」を見据え、健康で長く暮らせる社会を目指して
食事や運動を通した健康維持・増進にとどまらず、病気となった場合の治療法選択に際しても、一人ひとりに合わせた最適な指導と医療の提供を行うことが、これからの時代には求められます。
先端的AI解析技術を利用した創薬や栄養学などをさらに進化させ、社会還元につなげたい。これが私たちの目指す未来です。
【事業内容と実績】
6つの事業
私たちは大きく分けて6つの事業を行っています。
1.基盤的技術の研究及び創薬支援
2.生物資源に係る研究及び創薬支援
3.医薬品等の開発振興
4.国民の健康の保持及び増進に関する調査・研究
5.国民の栄養その他国民の食生活の調査・研究
6.食品についての栄養生理学上の試験
それぞれの事業において、企業や大学、他機関と連携し、社会に還元する取り組みを行っています。
実績例
研究成果を弊所HPからご覧いただけます。
エビデンスに基づき災害現場で研究成果を実際に活用しています。
【これからやりたい活動】
現在、生成AIを活用して、医療現場の負担を軽減しつつ、リアルタイムで臨床情報を収集する研究活動も本格的に稼働してます。
医薬基盤・健康・栄養という3つのキーワードを持つ国の研究機関として、その存在意義に立ち、民間企業が取り組みにくい難治性疾患や希少疾患を対象にした研究開発は研究所としての重点領域の1つとして取り組んでいます。
また、健康維持から医薬品開発にわたって、二つの研究所が統合されたメリットを最大限に活かすため、医薬分野と健康・栄養分野の融合領域、例えば、栄養と腸内細菌・免疫関連研究などで新たな可能性を開拓しつつあります。
多くの日本人がもつ太りにくくする腸内細菌、ブラウティア菌
【最後に】
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今回初めて、私たち国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBN)は大阪マラソンのチャリティパートナー(寄附先団体)として選ばれました。
国立の機関なのにどうして寄附を募るの?と思われるかもしれません。
私たちは国からの運営交付金や公的な競争資金を活用しています。しかしそれは、年度単位や期限付きの予算であり、安定的・継続的に優秀な人材と研究資金を確保するためには、このような国からの資金だけでは賄いきれない現状があります。
そんな中、大阪マラソンを通じて、私たち医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBN)の研究活動を知っていただける事、そしてさらにNIBNのサポーターになっていただけるとしたら、それは大変心強く、研究者にとって大きな励みになります。
マラソンでつながる思いを、研究で未来へとつなげていきませんか。チャリティランナーの皆さまとともに大会を盛り上げてまいりますので、ご支援賜りますようお願い申し上げます。