NPO法人 み・らいず2
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NPO法人 み・らいず2
こんにちは!NPO法人み・らいず2の「かわけん」です(^^)大阪出身、ほぼ大阪ちょい福岡育ち、福岡ソフトバンクホークスファンです。元ホークスの松田選手と同じくらい「熱男」ですが、打率は低め、よく空回りします。
み・らいず2に新卒で入社し、ガイドヘルパーやホームヘルパー等のヘルパー事業、不登校や貧困世帯のこどもが通う居場所事業を経て、現在は障がいのある若者が自分らしい「働く」と「人生」を描いて力をつけていく就労支援事業にて勤務しております。他にも本プロジェクトである大阪マラソン事業や能登半島地震における被災地支援事業等にも携わってきました。
大阪マラソンは4回目、年々タイムは落ちております…。絶賛肉体改造中、自分の限界を超えて今年こそはベストタイムである3時間39分を更新します!!
不登校や貧困世帯のこどもが通う居場所事業にて支援員をしている頃でした。
「花火をしたことがない」
「毎日満足にご飯が食べれない」
「鉛筆1本しか買ってもらえない」
「服には穴があいているが買い替えられない」
はじめは衝撃の連続でした。それが「こどもの貧困」課題を抱えているこどもたちとの出会いでした。自宅で満足のいく食事ができないため、学校の給食が貴重な栄養源となっているこどももいます。こどもたちにとっては、ご飯を食べられない日々が続いても何とも思わないし、お腹が減ったことを伝える習慣がありません。「お腹は減っていない」と言うけれど、夕飯の時間になるとがっつくように勢いよく食べています。私は「ご飯足りた?」と聞くのですが、そのこどもは「ご飯が足りるの意味が分かりません」と言います。今まで目の前に出されていたご飯だけを食べてきたため、ご飯をおかわりしてお腹を満たす概念がありませんでした。
それから、私はこどもたちと一緒に食卓を囲みながら「食」の楽しさを伝えてきました。今では、自分の空腹状態に合わせてご飯の量を調節したり、三食食べる生活習慣が身についたり、少しずつ食生活が変わってきたこどもたちを見て良かったなと思います。
現在、就労支援事業にて18歳〜25歳の若者と関わる機会が多いですが、貧困への課題は根深いなと気づかされることがあります。年齢に相応しくない幼さ、目上の方に対する言葉遣いや礼儀知識不足、社会の場での不適切な身だしなみ、興味関心の幅が極端に狭いなど…様々な課題を抱えた方がいらっしゃいます。障がい特性が関係しているのか…と思いきや、ご本人やご家族と話をしていく中で経済的・環境的な問題により本来ならば得られる経験が少なかったり、人とのコミュニケーションの取り方を学ぶ機会が乏しかったりという問題が根底にあることに気づきました。
さらに「そんなの親の責任だろ」と思う方もいるかもしれませんが、実はその親もまた貧困課題を抱えて大人になったため、「こどものためにやろうと思っても経験したことないからできない、やり方がわからない」「困る、もしくは困っている状態がわからない」などと社会の中で生きづらさを感じている親もいます。そんな「貧困」問題の連鎖は、未来のこどものために、未来の大阪のために断ち切らないといけません!
「貧困」問題は見えづらくて、残酷で、連鎖を生み出してしまいます。そのため、親やこども自身の力だけでは解決できません。家庭で難しいことは…地域や社会で支えていかなければならないです!
私は今回の大阪マラソンをきっかけに、たくさんの方に「こどもの貧困」課題についてまず知ってもらいたいです。そして、支援の輪を広げていきたいです。支援の輪が広がれば、支援を必要としているこどもと出会う手段をつくることができます。どんなこどもたちでも気軽に足を運ぶことができる「駄菓子屋」をつくってこどもたちと出会い、一人ひとりに合った支援をつくり、届けていきます。また、子どもたちの支援は私一人では絶対できません。行政と地域が組み合わさり、社会全体で取り組むことにより、適切な支援を届けることができます。「駄菓子屋」でこどもと大阪のまちを元気にします!!
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