【残り1週間!】たくさんの応援をありがとうございます!ELNAと深い関わりのある方々からの応援メッセージまとめ
2024/4/23 17:02
「絶滅危惧種のウミガメを守りたい!地域の人々と共に産卵地を未来に残すプロジェクト」もいよいよ残り1週間となりました!
おかげさまで現在までに79名のサポーターの皆様からのご支援をいただいております。
本当に、ありがとうございます。ご支援だけでなく、SNSでの「いいね」やシェアなどたくさんの反応や応援をくださり、大変感謝しております!
4月30日(火)の23:59まで、目標達成を目指して頑張っていきますので、最後までぜひとも応援をよろしくお願いいたします....!!
さて、残り1週間の今日は、ELNAと様々な形で関わり、ともにウミガメ保全活動に取り組んできた方々からの応援メッセージをまとめて再掲させていただきます。
様々な方から見たELNAのこと、ウミガメのこと、インドネシアでの活動のこと。
お一人お一人からのメッセージに心温まり、「これからも頑張るぞ!」と気持ちを新たにしております。ぜひ、以下よりご一読ください!
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■木下さんからの応援メッセージ
■福岡拓也さんからの応援メッセージ
■木村莉子さんからの応援メッセージ
■SOさんからの応援メッセージ
■浅田 彩香さんからの応援メッセージ
■AIBAさんからの応援メッセージ
■三笑亭可風さんからの応援メッセージ
■渡辺 紗綾子さんからの応援メッセージ
■AKYU by handwork クドウ アキコさんからの応援メッセージ
■株式会社フロンティアソリューションさんからの応援メッセージ
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クラウドファンディングは、4月30日(火)の23:59までです!
最後まで応援よろしくお願いいたします!
活動紹介(ウミガメ紹介:オサガメ)
2024/4/8 15:10
今回は、オサガメ(英名Leatherback Turtle/学名Dermochelys coriacea)について紹介します!
<ザックリ特徴>
世界一大きいウミガメで、全長はざっくり2mくらいになります。一番上の写真は、横の姿は産卵に来たお母さんガメ(=成熟サイズ)。
外見がとても特徴的で、甲羅がいわゆる“亀甲模様”ではなく頭からお尻側に向けて縦長の線が7本入っているだけです。また、他のウミガメのような硬いウロコは無く、細かい骨片が集まった甲羅の上は皮膚で覆われているだけです。この特徴から英名はLeatherback(革の背中)とつけられ、和名は“長いカメ”で長亀と書きます。口元も特徴的で、主食のクラゲを食べやすい「W」のような形をしています(下写真参照)。他のウミガメとは特徴が大きく異なるため、分類上も「科」が違います(普通のウミガメはウミガメ科。オサガメだけオサガメ科)。
<ザックリ生態&生息状況>
産卵は基本的に熱帯地域の特定の海岸で行われますが、餌を求めてウミガメの中では一番北まで大回遊します。潜水も得意で、1,000メートル以上潜ります。日本にも来遊し、稀に目撃情報があります。
大平洋のオサガメは非常に危機的状況にあり、ウミガメの中では絶滅リスクが最も高い「絶滅危惧ⅠA種(Critically Endangered)」に指定されています。タイマイやケンプヒメウミガメと同じ危機ランクですが、状況は更に深刻です。
減少の原因として、マグロの延縄漁が世界的に最も問題視されていますが、保護のための卵の移殖も悪影響を与えていると考えられます。全卵移殖&放流をしたマレーシアのオサガメ赤ちゃんは戻って来ること無く絶滅し、太平洋最大の繁殖地だった東部太平洋も今は成熟個体が約600頭しかいなくなりました※1。
<ELNAの活動>
ELNAは太平洋最大かつ最後の聖域とも言えるオサガメ繁殖地で、オサガメを人の影響から守るため活動を続けてきました。
過去には、ブタによる卵の食害が酷かった海岸で電気柵を用い、食害を減少させるという成果も出しました。2023年度からは水産庁補助事業の1つとして、日本国内における漂着オサガメの調査も実施しています。
クラウドファンディング終了まで残り8日!!
活動紹介(ウミガメ紹介:タイマイ)
2024/4/8 15:08
今日は🐢タイマイ(英名Hawksbill Turtle/学名Eretmochelys imbricata)について、紹介します。特徴や特筆すべきことをまとめてみました!
■日本でも一応、産卵する!
日本でも南西諸島を中心に少~し産卵があります。見た目の特徴は、何と言っても尖ったクチバシ!なので、英名はHawksbill(鷹のクチバシ)というネーミングがついてます。和名の由来は、解毒作用があるところから来ているそう(「大枚はたいても価値がある!」という説もあるけど)。
アカウミガメより、もう少し温かい海を好み、サンゴ礁が発達した地域に多く生息します。とはいえ、北海道でも漂着したこともあり、日本全国で見かける可能性はあります。(ただし北に行くほどレアですし、雑種もいます!)
タイマイの雑種については、ブラジル辺りでの研究が特に多く報告されており、あちらでは更にメジャーなようですね(交雑種が子供産んじゃったなんて報告も!)。
■絶滅寸前!?
野生では絶滅危惧リスクが最も高い「絶滅危惧ⅠA種(Critically Endangered)」に指定されているウミガメの一つです。甲羅の鱗板(ウロコ)がべっ甲の材料となるため過去に大量に乱獲されたのが、一番の減少理由です。
実は、タイマイはジュエリーのように非常に価値がある素材として紀元前から世界的にその価値が認められていたんです。記録では大航海時代頃に乱獲が始まりました。この頃は欧米列強による乱獲。
そして絶滅寸前ランクに至った追い打ちが、ワシントン条約締結直前の乱獲です。20世紀では最大の輸入国は日本でした。
これにより、世界のタイマイの数は2割くらいにまで激減してしまいました。
誤解されがちなのは、ワシントン条約は国際間の取引を制限するものです。なので現在日本で普通に販売されているべっ甲は、通常は日本がワシントン条約に批准する前に輸入した素材から作られているもので、違法なものではありません(違法輸入が問題になることもあったので100%とは断定できませんが)。
日本のべっ甲細工は日本の伝統工芸品であり、重ねの技術が特徴的です。タイマイの甲羅と水と圧力だけで作られます。現在は江戸と長崎を拠点とするべっ甲文化が残っておりますが、後継者や需要が減ったり、職人の高齢化により、職人さんは減少傾向にあります。長崎に展示されているような調度品を作れる人は少なくなっているそうです。
現在、べっ甲による乱獲は行われていませんが(稀に違法採取が報告されるが)、オーストラリアでは減少傾向にあり絶滅が懸念される地域もあるようです。
■アジアでは・・・
アジアではインドネシアが一番多く産卵しますが、卵が根こそぎ乱獲されて本当に絶滅寸前の状態だったので、ELNAでは1999年に卵の保護を始めました(今も卵の乱獲は続いてます)。
上記の通り、ウミガメの中でも絶滅危惧度が高いタイマイですが、世界には個体数が徐々に回復している地域も見られており、太平洋ではELNAの活動地だけ増加が報告されています(活動地4拠点とも!)。
ELNAでは現在、その拠点の回復状態を保全するための活動と、他地域のタイマイも回復させるための活動に力を入れて活動しています!2024年にELNA活動地は4ヵ所とも遺伝的に異なる集団であることが論文報告され、いずれの場所もそれぞれ子孫を後世に残す事の重要さが明らかになりました。
クラウドファンディング終了まで残り9日!!
活動紹介(ウミガメ紹介:アオウミガメ)
2024/4/8 15:01
ELNAのフィールドはとある種類のウミガメの重要な繁殖地となっているのですが、今日から3日間はそのウミガメ3種を日替わりで紹介していきます。
今日は、🐢アオウミガメ(英名Green Turtle/学名Chelonia mydas)です。
日本の温かい地域で産卵します。最大の繁殖地は小笠原ですが、屋久島以南、沖縄でも普通に産卵が見られます。海藻・海草を主食とするため沿岸域でよく見かけられます。ダイビングやハワイのビーチなどでよく見かける方も多いのではないでしょうか。
脂肪が青緑色しているのでアオウミガメ(Green)と呼ばれます。食用に世界で広く食べられてきたため、このようなネーミングがついています。
小さい頃の甲羅のウロコが旭模様になっているのが特徴の一つです。日本の水族館でもよく見かけます。
ヒメやアカより絶滅危惧リスクが1段高い「絶滅危惧ⅠB種(Endangered)」に指定されています。食用の乱獲が世界では大きな問題の一つです。今は捕獲制限を設けるなどで増えてきている地域も出てきました。例えば、小笠原では過去の乱獲で激減しましたが、現在は捕獲頭数制限を設けて増加傾向にあり、回復の途中にあります。
アオウミガメは、海洋ゴミ・プラスチックを食べるリスクが比較的高い種類です(ただし地域差有り)。漁業の網に入って死亡するケースもあります。
見た目の特徴は、真上から見ると楕円形の甲羅に、頭は(甲羅の大きさに対して)小さめです。タイマイも同じく小さめの頭ですが、横から見ると違いが一目瞭然で、アオウミガメはクチバシが尖っていませんが、タイマイはクチバシが尖っており少しキツイ目つきをしています。
アカウミガメとアオウミガメの見分け方については、こちらにも記事があるのでリンクをご覧ください。→
クラウドファンディング終了まで残り10日!!
ご寄付でできること
5,000円
5,000円のご寄付で、インドネシアで約2000個の卵を盗掘から守り海に帰すことができます。また、小笠原で約100個のアオウミガメの卵を光害から救うことができます。
【リターン】
・お礼メール
・会報送付(年2回)
ご寄付でできること
10,000円
10,000円のご寄付で、インドネシアで約4000個の卵を盗掘から守り海に帰すことができます。また、小笠原で約200個のアオウミガメの卵を光害から救うことができます。
【リターン】
・お礼メール
・会報送付(年2回)
・勉強会/交流会へのご招待
ご寄付でできること
50,000円
50,000円のご寄付で、インドネシアで監視員を1名、約1.5ヵ月間雇用してウミガメの卵を盗掘から守ることができます。また、小笠原で約1,000個のアオウミガメの卵を光害から救うことができます。
【リターン】
・お礼メール
・会報送付(年2回)
・勉強会/交流会へのご招待
・缶バッジ
ご寄付でできること
100,000円
100,000円のご寄付で、インドネシアで監視員を1名、産卵最盛期の約3ヵ月雇用してウミガメの卵を盗掘から守ることができます。
【リターン】
・お礼メール
・会報送付(年2回)
・勉強会/交流会へのご招待
・缶バッジ
・海洋センター内特別ツアー(要事前予約。来島のお手配等はご自身でお願いします。詳細未定)
ご寄付でできること
300,000円
300,000円のご寄付で、活動停止が懸念されるプナンブン島での保護を継続し、遺伝的にも独立した南西カリマンタン地方の個体群を次世代に残すことができます。
【リターン】
・お礼メール
・会報送付(年2回)
・勉強会/交流会へのご招待
・缶バッジ
・海洋センター内特別ツアー(要事前予約。来島のお手配等はご自身でお願いします。詳細未定)
・インドネシアの監視小屋に名前を書く