NPO法人 み・らいず2
2,995,900円
寄附先
NPO法人 み・らいず2
はじめまして、NPO法人み・らいず2の宮武といいます。
今回チャリティランナーとして参加する大阪マラソンへの想い、
そして私が何者なのかについて、ページ本文で書かせていただきます。
【福祉】に触れるきっかけ
およそ30年前、山口県下関市で生まれ、
大学進学をきっかけに大阪で暮らすようになりました。
少年時代は硬式テニスに打ち込む毎日でしたが、高校でのテニス部を引退後…進路に悩むことになります。
そんな中、顧問の先生からの「あんたは気が優しいから福祉とかいいと思うよ?」というアドバイスで、大学では福祉を学ぶ決断をしました。
ですが、そもそもの「福祉」という言葉を深く考えることもありませんでした。
誰かの人生に関わる経験
大学時代に福祉を学び、一番驚いた出来事は身体障がいのある方々の生活に関わる体験でした。
関わるきっかけはとても些細なもので、友達から誘われて、「まぁご飯のお手伝いくらいなら」という気持ちでした。しかし、いざ始めてみて、誰かの人生に関わる、ということの重さを思い知らされる毎日でした。
例えば、ご病気になった時のご本人の不安、ご家族が入院された時の焦り、数年に一度の旅行への同行など、「自立とは何なのだろう?」「すべての人が、誰かの力を頼りにしながら生きているのではないか。」と感じていました。障がいのある、いわゆる当事者の方が私の先生のような存在でした。
障がいのある方々の生活に関わるまでは、「相談」のような仕事をしたいと考えており、
「介護」「ヘルパー」という言葉には、大変そう、体力的にきついというネガティブな印象を持っていた大学生だったと思います。
そんな中で、お一人お一人の人生・生活に関わり
時に一緒に楽しみ、時に一緒に悩める仕事にのめり込むようになりました。
引きこもりがちのご利用者さんが
ヘルパーとの外出から「自分の好きなもの」ができ
その後1人で出かけられるようになり
ヘルパーを必要としなくなった、という出来事を経験しました。
私にとっては、忘れられない嬉しい経験でした。
いつしか、「全力でその人の人生と向き合える仕事をしたい」と思うようになりました。
様々な背景の方と出会い・学ぶ日々
そんな中で、現在の特定非営利活動法人み・らいず2に就職をしました。
み・らいず2で働く人々をみて、「こんな風に全力で誰かのために行動する人たちと働きたい」と思えたのがきっかけでした。
そこで出会うのは、知的障がい・発達障がいのある方、不登校の方、引きこもりがちの方など…自身の生まれ持った環境や特性、また自分自身ではどうにもできない状況の中で、生きづらさを感じている方と多く出会いました。
本当にがむしゃらに働きながら、10年が過ぎていました。
どうにかしたくても、どうにもならない、不甲斐ない経験もたくさんありました。
特に悔しかったのは、現在の福祉制度ではどうにもならない困りごとのあるご家庭と出会った時でした。
私はそんなみ・らいず2で、子どもたちの声にならない声を
多くの人に知ってほしい、と思うようになりました。
「家族との関係が上手く行かない。でもどうしたらいいかわからない。大人は信じられない。」
「学校をやめないといけないかもしれない。でもその後、先生以外に誰が相談にのってくれるの?」
そんな声を聞きながら、
もっと多くの大人がこんな子どもたちの状況を知り
社会の中で彼らと伴走をする必要があると思うようになりました。
現在は法人本部として福祉のこと、NPOのことをより広くしってもらうための取り組み、会社説明会や大学の講義などを積極的に行っています。
そして現在も私の所属するみ・らいず2は、
様々な環境下で生きづらさを感じている子どもたちのサポートを行っています。
子どもたちが抱える課題はどんどん多様になっています。
数年後、10年後に
「生きているのがつらい」
「どうしたらいいのかわからない」
「でも、助けてくれる人がいない」
こんな声がなくなるように、私達は子どもたちへのサポートを続けています。
大阪マラソンに向けて
多くの人に子どもを取り巻く課題の存在に気づいてほしい、というのが
私がマラソンに挑戦をする理由です。
私が今回チャリティーランナーで出場してもしなくても、
他の誰かが同じように課題の解決のために行動をしてくれるかもしれません。
でも、私は誰かが何かを変えてくれるのを待っているのではなく
私のできるアクションを、自分の意志で始めていきたいと考えています。
この大阪マラソンへのチャレンジが、そんな私の決意表明です。
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