育て上げネットファンドレイジング担当
認定NPO法人 育て上げネット
824,375円
寄附先
認定NPO法人 育て上げネット
昨年に続いて今回もチャリティランナーにエントリー致しました。
いただいたご寄付はコーヒーを通した若者の居場所支援に役立てます。
NPO法人育て上げネットの宮内です。
今回、2年連続で育て上げネットのチャリティランナーとして大阪マラソンにエントリーしました。
僕自身は学生時代の不登校や、転職とひきこもりを繰り返す日々を30歳まで続けていました。
そんな中、偶然見つけた「ニートやひきこもりの働くための支援」という言葉が書かれた求人票を見て、「これだったら自分の経験が活かせるかも」と考え働き始め、気づけば今年で丸10年がたちました。
正直なところ、こんなに続くと思っていなかったので、自分でもビックリです。
若者の支援を始めた当初は、少しでも早く経験を積んだほうがよい、という考えがあったので「若者たちは1分1秒でも早く働くべき」という考えにとらわれていました。
しかも、支援を受けたいとやってくる若者たちであれば、就労を目指して邁進するのが当然!ぐらいに思っていました。
実際、これまで関わった就職先が決まった若者たちは希望をもって社会に踏み出していきました。
「よかった、よかった」
しかし
そう思ってホッとしていたのですが、働き始めることも大変なんですけど、働き続ける方が大変なんですよね。
仕事の内容や人間関係がうまくいかなかったりして、働くことを辞めてしまう若者も多いのです。
みんな働き始めることはできるんです。
しかし、僕もそうでしたが働き続けるには気持ちを落ち着かせられる場所が必要で、元々自宅や学校、働き先でうまくいかなかった若者たちにとっては、これまでの環境とは別の居場所がなければいけないことを彼らの話から知る事ができました。
それって本人の努力でなんとかなると思いますか。
実は若者支援を続けている10年の間に、僕自身もやっと心の居場所になるものをみつけました。
それは知人から紹介されて行った喫茶店のマスターに出会ってみつけたコーヒーです。
コーヒーって、自分が求めていた自由があるんです。
コーヒーを淹れることをドリップというのですが、ここに自由をみつけたんです。
その自由のおかげで、これまでになかった楽しい時間を過ごすことができるようになりました。
この楽しい時間を若者たちにも伝えたい、そんな思いで、前述した喫茶店のマスターが開いているコーヒー焙煎講座に一緒にいくのですが、それがきっかけでコーヒーの面白さに気付いた若者たちがコーヒーの現場で活躍するようになりました。
この経験から、思い切って自分たちで喫茶店のような場所を作れないかと考えました。
そしたら、ホントに不思議なんですが、場所をお貸しいただけるというお話をいただきました。
「こんなありがたいお話はない!」
「そうだ!そこを若者たちの居場所にすればいいんだ!!」
コーヒーを通して喫茶店のような居場所を作られれば、そこで若者たちと色々なことができると思うのです。
彼らの居場所にもなりますし、心が疲れた時に戻ってくることもできます。
この居場所の運営は、いずれは自立して活動できるようにしたいと思っています。
それはどういうことかというと、居場所でコーヒーの販売もおこなおうと考えています。
そしてその売り上げを使って居場所運営をおこなう。
本当に居場所運営だけをおこなうことができれば、もしかしたら全国に派生させられるのではないか、本気でそう思っています。
実際に居場所をオープンした際には、皆さんにもお披露目しますね。
育て上げネットファンドレイジング担当
認定NPO法人 育て上げネット
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