【新FHのお知らせ】ジェネラルグラントが「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」受け入れ馬に
2025/7/3 12:11
いつもあたたかなご支援をありがとうございます。引退馬協会事務局です。
2013年京浜盃(G)など地方重賞を4勝した活躍馬ジェネラルグラント(セン馬15歳)を「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」23頭目の対象馬として受け入れたことをご報告いたします。同馬は個人所有(引退馬協会の対外支援事業「引退馬ネット」サポートホース)で鹿児島県のホーストラストで余生を過ごしておりましたが、今後は引き続き同じ環境でフォスターホースとして生活してまいります。
ジェネラルグラントは2012年6月、門別・広森久雄厩舎所属でデビュー。門別競馬場で初戦から連勝し、同年10月にサンライズカップ(G)を制覇、暮れの全日本2歳優駿(Jpn1)で2着の成績を挙げました。翌2013年より南関東に移籍し(船橋・出川克己厩舎)、重賞戦線で活躍。京浜盃(G)1着、羽田盃(G)4着、東京ダービー競走(G)2着。11月、水沢競馬場にて重賞3勝目となるダービーグランプリ(G)に勝利。翌2014年にはフジノウェーブ記念(G)を制し、重賞勝ちは4勝となりました。
クラブ馬であったジェネラルグラントは2016年いっぱいで競走生活を終えました。引退後は、クラブの一口オーナーであった方が個人で引き取られ、馬主としてホーストラストへ預託されていました。しかし、この方が病気療養に入られ、「もしものときにグラントが困らないように」と、このたび、個人所有のサポートホースとして預託の保証人となっている引退馬協会に同馬を託されました。
ジェネラルグラントは地方競馬重賞勝ちがあり、「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」の受け入れ条件を満たしているため、同馬は、今後はドネーション対象馬として、フォスターホースとして繋養していくことにいたしました。さらに、一生涯分相当の経費を元馬主様からご寄付いただいております。並々ならぬご厚情に深く感謝いたします。
これからも今までと同じ環境で生活を続けます
7月1日をもちまして、同馬は引退馬協会所有のフォスターホースとなりました。
すでにこれからの預託費用等をご寄付いただいているため、複数のフォスターペアレント会員がいなくてもジェネラルグラント自身の余生は支えることができます。しかし、フォスターペアレント制度は会員数にばらつきがあるフォスターホースたちの相互扶助を担うものでもあり、ジェネラルグラントの会員口数も他の馬の支援につながっていきます。
「これからも誰かに、深い愛情をグラントに注いであげてほしい」という元馬主様の想いもあり、ひとりでも多くの会員さんがジェネラルグラントのことを考え、支えてくださることを願っております。同馬のフォスターペアレント会員受け付けは、7月15日(火)開始を予定しています。詳細につきましては、後日ホームページのにてお知らせしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
新FH・ジェネラルグラント
2010年4月12日生まれ
セン馬 黒鹿毛
父 :ロージズインメイ 母 : グリントウィーク
生産 : ノーザンファーム(北海道安平町)
競走成績 :26戦6勝
主な成績 :
2012 サンライズC(G) 1着、全日本2歳優駿(Jpn1)2着
2013 京阪盃(G)1着、東京ダービー競走(G)2着、ダービーグランプリ(G)1着
2014 フジノウェーブ記念(G)1着
繋養先: ホーストラスト
門別・広森久雄 厩舎→船橋・出川克己 厩舎 所属。2016年まで現役を続け、生涯成績26戦6勝 [6-4-0-16]。
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