「淀ちゃん」のような寄鯨(よりくじら)は北海道内だけでも年間100件!寄鯨調査車両購入に支援を

寄附先

NPO法人 ストランディングネットワーク北海道 Stranding Network Hokkaido SNH

ストランディングネットワーク北海道

支援総額

1,867,250円

支援総額

1,867,250円

支援者数

207人

残り

終了

このキャンペーンは終了しました

目標の50%に到達しました。

2023/3/5 19:28

開始から5日にして目標の50%に到達しました。思いのほか早いペースで参加いただきありがたく思っています。

ただ,クラウドファンディングは,スタート直後は関係者などのご協力が得られるので,参加者が多いですが,その後,だんだん参加者が少なくなってくる傾向にあるそうです。

すでにご参加いただいた方も,ご友人などにこのクラファンを広げていただければ幸いです。毎日,寄鯨に関するさまざまな情報を発信していますので,寄鯨調査の大切さをより多くの方に知っていただくよう,ご協力をお願い致します。


「最近テレビで鯨類の漂着がよく報道されているけど,鯨類の漂着数は増えているのですか?このまま鯨類は絶滅してしまうのではないでしょうか?」というお問い合わせをいただくことがあります。

実は,増えているのは「漂着報告数」で,「人に見つかり,通報された漂着の数」をまとめたものです。

私たちは24時間海岸線を見張ることはできないので,実際の「漂着数」を知ることはできません。しかし,ありがたいことに,報道や広報活動で私たちのことを知ってくださった方々が,海岸で漂着鯨類を見つけた時に「まてよ,たしかうちあがったイルカを集めている人たちがいたな…」と連絡をくださることが増えてきました。このような意識の高まりにより,「漂着報告数」が増えているのです。

北海道では,SNHの活動開始年である2007年から,報告数が増加しています。NPO法人として新たに発足した2021年からは,報告数がさらに増えました。

2021年までに寄せられた漂着報告は,約1000件にのぼります。地図を見ていただくとわかるように,道内どこでも漂着が起こっていることがわかります。

報告件数第1位は,毎年きまってネズミイルカです。ネズミイルカはもっとも小型のイルカのなかまで,春先の定置網での混獲や,冬の日本海側での漂着が多く報告されます。

第2位にはイシイルカ,カマイルカがランクインすることが多いですが,2015年以降は,これまで比較的暖かい海にすむと考えられていたスジイルカの漂着報告も増えてきました。

イシイルカは主に春から夏にかけて日本海側やオホーツク海側で,カマイルカとスジイルカは夏の太平洋側,特に室蘭市や苫小牧市で多く報告されています。

「もしもし,室蘭の海岸にイルカが打ちあがっているんですけど…」

この電話で夏を実感できるのは,おそらく世界でも私たちくらいのものではないでしょうか…

3月は,雪どけと共に海岸へ出る人も少しずつ増え始め,ストランディングの通報がぽつぽつと出てくる時期です。

もし浜辺で打ちあがっている鯨類を見つけたら,ぜひご一報くださいね。


こんにちは。是恒さくらです。 私はストランディングネットワーク北海道(SNH)のクラウドファンディングを応援しています!

北海道の海辺で起きるクジラやイルカの漂着、座礁、混獲などを調査している「ストランディングネットワーク北海道」。
さまざまな理由で海辺に流れ着く鯨類は昔から「寄り鯨」と呼ばれてきました。寄り鯨によって飢えを凌いだ伝承、寄り鯨を「寄り神」やエビスとして崇める風習、または寄り鯨によって得た富で神社や小学校を建てた土地もあり、日本列島の人々の生活と鯨類の関わりを考える上で重要な存在です。

SNHの寄り鯨の調査データを見ると、寄り鯨の発見スポットに囲まれた北海道は「鯨が流れ着く島」であることを実感します。

広い北海道の中で、各地で協力者を増やしながら調査を続けてきたストランディングネットワーク北海道の活動は、人と海洋世界の関わりを考えていく中でもとても重要な調査です。

いつ、どこで起きるかわからないストランディング。寄り鯨の調査のため、ストランディングネットワーク北海道の方々は函館の拠点から全道各地に赴きます。鯨類が流れ着く海辺は車が無ければ近くまで行けない場所が多く、体の大きな鯨類調査には人手も機材も必要です。

2021年の8月、苫小牧でマッコウクジラの子どもが漂着した時も、ストランディングネットワーク北海道の方々が調査を行いました。波の強い浜辺で解体道具や包丁を並べ、刃を研ぎながら鯨を解体して調査していく。とても手際が良く進んでいて、こうした技術が育まれるまで活動が継続されてきた年月を思いました。

広い海で生きる鯨類には、まだまだ未知の部分も多いのです。2019年にはSNHの調査から新種のクジラ「クロツチクジラ」も認定されています。
日々続いていく調査活動、応援しています!

是恒さくら (これつね・さくら/美術家)

1986年広島県生まれ。2010年アラスカ大学フェアバンクス校卒業。2017年東北芸術工科大学大学院修士課程地域デザイン研究領域修了。2018年~2021年、東北大学東北アジア研究センター学術研究員。アラスカや東北・北海道各地の捕鯨、狩猟文化、海の精神文化についてフィールドワークと採話を行い、リトルプレスや刺しゅう、造形作品として発表。苫小牧市美術博物館・企画展「NITTAN ART FILE4:土地の記憶~結晶化する表象」(2022年)開催に際して、NPO法人樽前artyプラスと共に「タルマイ浜編集部」を立ち上げた。2022年10月より「文化庁新進芸術家海外研修制度」にてノルウェーにて活動。

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3月4日午後10時~午後10時50分,NHK FMシアターにおいて,『クジラの歌を聴かせてあげる』というラジオドラマが放送されます。

SNHメンバーである松田の著書,『クジラのおなかに入ったら』,を読んだディレクターの方から,ストランディングネットワーク北海道の活動や大学での研究生活をモデルにしたラジオドラマを作成したいという旨の連絡があり,実現に至りました。

あまりにもマニアックな内容に,楽しんでもらえるんだろうか…いったいどんな話になるんだろうか…と不安に思うこともありましたが,出来上がった脚本を読ませていただいたところ,一般の方にも分かりやすくかつストーリー性があり,さすがプロの仕事だ!と驚嘆しました。内容に矛盾がないかなど,松田・黒田で確認し,脚本家の方,ディレクターの方とミーティングを重ねました。

音だけで表現するということで,解剖調査現場にも来ていただきましたし,実際のサンプルを使って出る音を使っていただいています。また,放送の中で使用されているザトウクジラの声については小笠原ホエールウォッチング協会から実際のザトウクジラの声を提供いただいています。

取材をもとにリアルな現場の再現にこだわったラジオドラマです。ぜひ多くの方に聞いていただけると幸いです!

リンク

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NPO法人

ストランディングネットワーク北海道 Stranding Network Hokkaido SNH

〒041-8611

北海道函館市港町3-1-1北海道大学松石研究室

https://kujira110.com/

代表:松石隆

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