調査車両「フンペヤン号」お披露目になりました。
2023/6/8 20:25
SNHの新しい調査車両「フンペヤン号」が正式に運用を開始しました。これは,今年3月に実施したクラウドファンディングのご寄付で購入した車両です。
車種はトヨタ ハイエースバン DX(9人乗り)初年度登録2014年9月の中古車です。5月初旬に納車後,早速調査に利用しながら,外装に社名や「寄鯨調査」の文字,内装に防汚シート,調査資材棚,天井収納,WiFi,オートクルーズ等を整え,すぐに出動できる体制を整え,本日お披露目となりました。
「フンペヤン」とは「くじらが打ち上がった」という意味のアイヌ語です。
フンペヤン号を利用することで,寄鯨への迅速な対応,調査の効率化,寄鯨調査協力への呼びかけができるようになり,出動・調査の格段の効率化が見込めます。また,定員が増えることにより,多くの調査員を現場に運ぶことができ,後進の育成にも寄与します。フンペヤン号を活用した我々の活動を通じ,情報や標本を広く研究機関に提供し,人類と海洋生態系との共存に資する研究の発展に貢献したいと考えています。
クラウドファンディングにご協力いただきましたみなさまに心から感謝するとともに,引き続きSNHを応援していただければ幸いです。
ありがとうございました。
第二目標達成! クラウドファンディングを終了しました。
2023/3/31 23:52
間もなく,1ヶ月間のクラウドファンディングが終了します。ご協力を賜り,大変ありがとうございました。お陰様で,第一目標の100万円をたった5日で達成,第二目標の180万円も最終日に達成し,207名もの方から,当初目標を大幅に上回る1,867,250円のご支援を賜りました。
この間,鯨類研究関係者の方々はもとより,ご近所さんや,高校の先輩,後輩,研究とは関係の無いお友達,執筆した本の読者の方々,などなど,思いがけない方々からも,多くのご支援と温かい応援メッセージをいただき,大変ありがたく思います。約1/3ほどの方は,私どもが存じ上げない方たちのようです。どこかでSNHを知ってくださり,ご支援までいただき,大変ありがたく存じます。
調査車両購入費を用意できたことは,大変ありがたいことですが,こんなに皆様からご応援していただいていることがわかったのが,望外の収穫です。
いつも羅臼方面でのストランディングの際には大変お世話になっている桜井憲二さんには,サポートファンディングで,多大なご貢献をいただきました。桜井さんと桜井さんのサポートファンディング経由でご協力いただいた皆様に,厚く御礼申し上げます。
クラウドファンディング実施中に,「維持費は大丈夫なのか」とのお声をいただきました。継続してサポートしていただける方には,クラウドファンディング終了後も,マンスリー寄付,賛助会員を受け付けております。ご検討いただけますと幸いです。企業さまには,寄付趣意書もお送りする用意がございます。どうぞお知らせ下さい。
今後,準備ができ次第,リターンを発送致します。また,調査車両調達の進捗も,SNHのホームページやSNSでお知らせします。
ホエールアーティスト あらたひとむ さんに描いていただいた調車車両のイメージを,クラファンのアイコンとして使わせていただきました。左側面にクロツチクジラが描かれているのが見えていましたが,実は,右側面はネズミイルカが描かれているんです。あらたひとむさんから送っていただきましたので,ご披露いたします。
皆様の応援を胸に,新しい調査専用車両を活用して,より多くの寄鯨を調査し,鯨類と人類の共存のために活動を続けて参ります。
1ヶ月間,本当にありがとうございました。今後とも,引き続き応援を賜りますよう,よろしくお願い致します。
特定非営利活動法人ストランディングネットワーク北海道 理事長 松石 隆
本日最終日 活動報告題目一覧
2023/3/31 10:11
SNHクラウドファンディング最終日です。お陰様で第一目標は早期に達成。第二目標まであと一歩というところです。
1カ月の間,毎日,活動紹介,鯨類紹介や応援メッセージなどを掲載してきました。結構読み応えのある内容になったと思います。読んでいなかった記事など,ジャンル別題目一覧からご覧下さい。
■■■活動報告題目一覧■■■
■活動紹介
■苦労談
■鯨種紹介
■研究紹介
■告知
■応援メッセージ
ストランディングを通して出会う人々
2023/3/30 13:28
クラウドファンディングも残り2日となりました。ストランディングネットワーク北海道副理事長の松田です。
本ページを訪れてくださった皆さま,ご寄付をいただいた皆さまに心よりお礼申し上げます。
イルカやクジラが打ち上がった時,まずは見つける人がいないと我々の調査は成り立ちません。
これまでに,漁業者さん,お散歩をしていた人,釣り人,野鳥を見ていた人,海辺を訪れる様々な人から通報をいただきました。
イルカやクジラの死体を調査するときは,海岸管理者と相談することになります。振興局の方であったり,役場の方であったり,きっとはじめは,臭かったり血だらけだったりするイルカやクジラの死体を触りたがる我々にギョッとしたことだろうと思うのですが,今では顔なじみの方も増え,快く調査に協力いただくことが多くなりました。
調査には人手が必要です。多くのボランティアの方,学生さんに手伝っていただき,調査を行っています。また,イルカを車に積み込む時に,たまたま現場近くにいた人に手伝っていただくこともよくあります。
そして活動にご賛同いただき,多くの方から寄付をいただきました。
我々はこれからも,今まで関わってくださった全ての皆さまへの感謝を忘れず,北海道という地に根付いたネットワークを形成し,北海道に漂着するイルカやクジラの調査を行うことで,イルカやクジラについての理解を深め,ひいては海洋生態系の保全につながるような調査研究に寄与していきたいと心から思っております。