「淀ちゃん」のような寄鯨(よりくじら)は北海道内だけでも年間100件!寄鯨調査車両購入に支援を

寄附先

NPO法人 ストランディングネットワーク北海道 Stranding Network Hokkaido SNH

ストランディングネットワーク北海道

支援総額

1,867,250円

支援総額

1,867,250円

支援者数

207人

残り

終了

このキャンペーンは終了しました

北海道のストランディング(年ごと,場所ごと,季節ごとの特徴)

2023/3/5 11:37

「最近テレビで鯨類の漂着がよく報道されているけど,鯨類の漂着数は増えているのですか?このまま鯨類は絶滅してしまうのではないでしょうか?」というお問い合わせをいただくことがあります。

実は,増えているのは「漂着報告数」で,「人に見つかり,通報された漂着の数」をまとめたものです。

私たちは24時間海岸線を見張ることはできないので,実際の「漂着数」を知ることはできません。しかし,ありがたいことに,報道や広報活動で私たちのことを知ってくださった方々が,海岸で漂着鯨類を見つけた時に「まてよ,たしかうちあがったイルカを集めている人たちがいたな…」と連絡をくださることが増えてきました。このような意識の高まりにより,「漂着報告数」が増えているのです。

北海道では,SNHの活動開始年である2007年から,報告数が増加しています。NPO法人として新たに発足した2021年からは,報告数がさらに増えました。

2021年までに寄せられた漂着報告は,約1000件にのぼります。地図を見ていただくとわかるように,道内どこでも漂着が起こっていることがわかります。

報告件数第1位は,毎年きまってネズミイルカです。ネズミイルカはもっとも小型のイルカのなかまで,春先の定置網での混獲や,冬の日本海側での漂着が多く報告されます。

第2位にはイシイルカ,カマイルカがランクインすることが多いですが,2015年以降は,これまで比較的暖かい海にすむと考えられていたスジイルカの漂着報告も増えてきました。

イシイルカは主に春から夏にかけて日本海側やオホーツク海側で,カマイルカとスジイルカは夏の太平洋側,特に室蘭市や苫小牧市で多く報告されています。

「もしもし,室蘭の海岸にイルカが打ちあがっているんですけど…」

この電話で夏を実感できるのは,おそらく世界でも私たちくらいのものではないでしょうか…

3月は,雪どけと共に海岸へ出る人も少しずつ増え始め,ストランディングの通報がぽつぽつと出てくる時期です。

もし浜辺で打ちあがっている鯨類を見つけたら,ぜひご一報くださいね。



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NPO法人

ストランディングネットワーク北海道 Stranding Network Hokkaido SNH

〒041-8611

北海道函館市港町3-1-1北海道大学松石研究室

https://kujira110.com/

代表:松石隆

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