「淀ちゃん」のような寄鯨(よりくじら)は北海道内だけでも年間100件!寄鯨調査車両購入に支援を

寄附先

NPO法人 ストランディングネットワーク北海道 Stranding Network Hokkaido SNH

ストランディングネットワーク北海道

支援総額

1,867,250円

支援総額

1,867,250円

支援者数

207人

残り

終了

このキャンペーンは終了しました

鯨類紹介:カマイルカ

2023/3/24 12:51

背びれの模様が鎌状に見えるのでカマイルカと呼ばれるイルカです。

最近水族館でもよく見るようになりました。SNHでは,ネズミイルカ,イシイルカに次いで3番目に報告の多いイルカです。


4月から7月頃にかけて,青森と函館をつなぐフェリーに乗ると,高確率で見ることのできるイルカです。

日本周辺海域を,夏に北上し,冬に南下する,季節回遊を行っています。

ジャンプしたり,船首波に乗ったりしてくれるので,比較的簡単に目にすることのできるイルカなのですが,まだまだ分かっていないことはたくさんあります。

大きな謎の一つが,津軽海峡にやってくるカマイルカは,一体どこからくるのか?です。日本海と太平洋をまたぐ津軽海峡,どちらからでも入ってこれそうですよね。

恐らく,北上したり南下したりする際のルートになるんだろうと思いますが,はっきりどっちからどのように来ているのか,ということは分かっていません。今のところ,両方から来ていると考えられています。

また,冬にどのようなルートで南下しているか,もイマイチはっきりしないのです。


北海道では,夏場に登別や室蘭,苫小牧でのストランディングが多く発生します。北海道といえど,夏はちゃんと暑いので,ぐずぐずに腐ってしまっていることも多いのですが,可能な限り調査を行い,標本を採取しています。また,カマイルカは噴火湾を繁殖海域としているため,赤ちゃんのストランディングもあります。津軽海峡や噴火湾で,赤ちゃん連れのカマイルカが泳いでいるのを目にすることもありますし,実際にもうすぐ赤ちゃんが生まれそうな,妊娠個体が漂着してしまうこともあります。

赤ちゃんイルカのストランディング調査は,かなり心にくるものがありますが,死体を無駄にしないためにも,一個体一個体,きちんと調査をしなければといつも思わされます。





← 活動報告一覧へ戻る

NPO法人

ストランディングネットワーク北海道 Stranding Network Hokkaido SNH

〒041-8611

北海道函館市港町3-1-1北海道大学松石研究室

https://kujira110.com/

代表:松石隆

Syncableについて
  • 運営会社
  • プライバシーポリシー
  • 利用規約 (一般の方 / 掲載団体)
  • 特定商取引法に基づく表記

© 2021 STYZ Inc.All rights reserved