長年、製薬会社に勤務して循環器疾患の治療薬を扱っていましたので、糖尿病という病態そのものは理解していましたが、患者さんがどのような生活を送っているのか、日々、どのように苦しんでいるのかということについては、ほとんど知りませんでした。

しかしながら、昨年、インスリンを扱っているメーカーに転職し、患者さんのことを深く知る機会を持つにつれ、「不治の病」と言われている1型糖尿病の患者さんが、多くの偏見やスティグマなどに苦しみながらも、それらに打ち勝つべく元気に頑張っている姿に感銘を受け、少しでもお役に立つことができないかと考えるようになりました。（例えば、就職の内定を取り消されたり、保険に加入できなかったりと多くの不都合な事実が存在しています）

そんなとき、チャリティーランナーとして走ることにより、患者さんの生活向上や糖尿病治療の進歩に貢献できる機会があるということを知りましたので、さっそくエントリーさせていただきました。

これをきっかけに、一人でも多くの方が糖尿病について正しく理解し、一人でも多くの方が患者さんの支援をしていただけるようになれば幸いです。

個人的には、5年ぶりのフルマラソンになりますし、4月には還暦を迎えますので、以前のようには走れないと思いますが、頑張って完走を目指します！

以下に、私がチャリティーランナーになろうと決意するに至った2冊の本を紹介いたしますので、興味を持たれた方はぜひご一読ください！