いわきょん
NPO法人 み・らいず2
735,258円
寄附先
NPO法人 み・らいず2
こんにちは!
NPO法人み・らいず2の「かわけん」です。大阪出身、ほぼ大阪ちょい福岡育ち、福岡ソフトバンクホークスファンです。松田選手と同じくらい「熱男」ですが、打率は低め、よく空回りします。
普段は、主に中高生を対象とした放課後等デイサービスにて児童指導員をしております。子どもたちの成長スピードにはいつも驚かされておりますので、子どもたちのパワーをもらい、持ち前の明るさで頑張っていきます!
小学6年時、クラスメイトのKちゃんと出会いました。クラスの輪に入りづらいKちゃんは不登校になり、ある日私はKちゃん宅を訪問することになりました。「学校めっちゃ楽しいねんから、明日からこいよ!」と自分のエゴばかり押しつけ、最後までKちゃんの気持ちを確認できないまま、それきりになりました。当時、これで良かったのかと葛藤が残りました。
高校3年生のある日に偶然Kちゃんと再開。Kちゃんから「あの時はありがとう」と言ってくれ、本当に嬉しかったです。大学進学などにも迷っている時期だったので、自分に何ができるのかもっと学んでいきたいと思い、不登校など様々な悩みを抱えている子どもたちと出会い、力になりたいと思い、子どもに関わる仕事に就きたいと考えました。
また、大学に入ってからも、子どもたちの支援をするために、どういう立場から関わるのがよいのか考える日々でした。教育実習やガイドヘルパーの経験を通して、集団としての支援の前に個別で関わっていきたいという思いが強くなり、み・らいず2への就職を決めました。
子どもたちのチャレンジを応援するために
2019年4月にNPO法人み・らいず2に入社。
現在、私は放課後等デイサービスで小学校高学年〜高校生の子どもの居場所支援をしています。
はじめは衝撃の連続でした。
「花火をしたことがない」
「毎日満足にご飯が食べれない」
「鉛筆1本しか買ってもらえない」
「服には穴があいているが買い替えられない」
いわゆる「子どもの貧困」課題を抱えている子どもたちと出会いました。
自宅で満足のいく食事ができないため、学校の給食が貴重な栄養源となっている子どももいます。子どもたちにとっては、ご飯を食べられない日々が続いても何とも思わないし、お腹が減ったことを伝える習慣がありません。「お腹は減っていない」と言うけれども、夕飯の時間になるとがっつくように勢いよく食べています。私は「ご飯足りた?」と聞くのですが、その子は「ご飯が足りるの意味が分かりません」と言います。今まで目の前に出されていたご飯だけを食べてきたため、ご飯をおかわりしてお腹を満たす概念がありませんでした。
それから、私は子どもたちと一緒に食卓を囲みながら「食」の楽しさを伝えてきました。今では、自分の空腹状態に合わせてご飯の量を調節したり、三食食べる生活習慣が身についたり、少しずつ食生活が変わってきた子どもたちを見て良かったなと思います。
大阪府は子どもの貧困数が全国最多。5人に1人の子どもが貧困状態です。
「親がなんとかしろ」と思う方もいるかもしれませんが、実はその親もまた貧困課題を抱えて大人になったため、困ったことを発信できなかったり、「子どものためにやろうと思ってもできない、やり方が分からない」「働きたくても働けない」などと困ってる親もいます。「子どもの貧困」は親や子ども自身の力だけでは解決できません。家庭で難しいことは地域や社会で支えていかなければ、子どもが成長する機会が減ってしまいます。
私は今回の大阪マラソンをきっかけに、たくさんの方に「子どもの貧困」課題についてまず知ってもらい、支援の輪を広げていきたいです。支援の輪が広がれば、支援を必要としている子どもと出会う手段をつくることができます。出会った子どもたち一人ひとりに合った支援をつくり、届けていきます。
また、子どもたちの支援は私一人では絶対できません。行政と地域が組み合わさり、社会全体で取り組むことにより、適切な支援を届けることができます。
大阪マラソンチャリティランナーとして出場するのは今回が2回目です。法人から、大阪マラソンの応援隊長を任され、先頭にたって盛り上げることと、完走することを決意しました。
1回目の大阪マラソンを思い出しました。こんな過酷で厳しいマラソンを無事にゴールできたのは自分一人の力ではなく、沿道で応援やサポートをして下さった方がいたからだなと。支援の輪を広げるために、皆さまの力をお借りしたいと思っております。「子どもの貧困」課題を抱えている子どもたちに支援を届けるためにも、厚い応援をよろしくお願いします。
いわきょん
NPO法人 み・らいず2
735,258円