【イベント案内】 4/17(日) に「学び共創フォーラム~先生のマイプロとは?~」を開催!
2022/4/5 17:20
今回、隠岐島前高校と隠岐島前教育魅力化プロジェクトの共催で、「学び共創フォーラム~先生のマイプロとは?~」を開催します。
まさに「共創者」を募集しているキャンペーン最中のイベントとして、ご興味のある方は、詳細をご覧いただき、ぜひご参加いただきたいイベントです。
なお、今後はマンスリーサポーターになっていただいた方向けに、当財団が企画・共催するこのようなイベントなどもご案内させていただきます!
ぜひこのつながりも有効活用していただきたいです!
■概要■
「総合的な探究の時間」をいかに充実させるか?
生徒たちの探究にどう関わり、どう振る舞うのがよいのか?
そもそも探究するとは、どういうことなのか?等
“探究”を前に頭を悩ませている先生も多いのではないでしょうか。
そんな先生方にも、授業・部活・生徒指導・クラス運営等様々な場面で探究していることが実はある。
今回は先生が主役のイベント!
隠岐島前高校では生徒が探究を頑張る傍ら、「先生の探究」も深まっています。そんな島前高校の先生に、高知、東京の先生方も加わり、「先生のマイプロ」を全国に向けて発信!各地域における事例共有を通して「先生のマイプロ」「大人の変容」について考えます。
また、コメンテーターとして一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム理事・会長の水谷智行さんをお迎えします。
先生方の事例をふまえ、これからの教育現場のあるべき姿、未来の可能性についてお話しいただきます。
また、参加者同士の対話の場も設けます。大人が挑戦する探究について、これからの可能性を皆さんとともに探る場としたいと考えています。
■詳細■〈学び共創フォーラム〉先生のマイプロとは?
▷日時 2022年4月17日(日)10:00~12:00
▷参加方法 オンライン会議ツール「Zoom」を利用する予定です。(お申込みいただいた方へ、ご参加方法をメールにてご案内します。)
▷参加費 無料
▷こんな人にオススメです
「総合的な探究の時間」のあり方について考えたい方
新しい時代の教育に何が必要なのか考えたい方
教員同士の失敗や成功、困りごとや喜びの共有について考えたい方
大人の変容に関心のある方
▷内容(予定)
・教員実践事例発表 各地での取り組み(マイプロ)について
・水谷コメンテーターによるラップアップ
・グループディスカッション
▷司会進行
隠岐國学習センター 石井香名
▷ゲスト紹介
佐野武先生 高知県立高知国際高等学校 数学・理科教員
佐藤充恵先生 聖学院中学校高等学校 理科教員
小林顕史先生 島根県立隠岐島前高等学校 数学科教員
佐藤剛先生 島根県立隠岐島前高等学校 保健体育科教員
▷コメンテーター紹介
水谷智之氏 一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム理事・会長
—————————————————————————–
▷
【締切:4月10日(日)】
—————————————————————————–
【問い合わせ】
隠岐島前教育魅力化プロジェクト
mail:info@dozen.ed.jp (担当:石井)
【メッセージ】財団スタッフ、中根さんからのメッセージをご紹介します(写真:左から2番目)
2022/4/2 15:05
このマンスリーサポーター募集のキャンペーン終了まで残り2週間をきりました。現在は目標人数の半分ほどですが、まだまだつながりきれていない方々もいらっしゃると信じています!残り2週間、私たちも今回の繋がりを伝えきれるよう頑張っていきたいと思います!!
ぜひ、みなさまも周りの方々にお声がけいただいたりと、”共創”のメンバーになることをご検討いただけますようお願いいたします!
さて今回は、現在育児休暇でお休みをしている当財団のスタッフ、中根さんから今回のキャンペーンについてメッセージをもらったので、ご紹介いたします!
中根さんは当初から財団のことを応援したいと思っていただける方々とのつながり方や財団の経済的な自立について思案し、財団のファンディングの一歩を歩んだスタッフです。こうやってこのキャンペーンにまで”つながる”ことができるのもまずは一歩があったから!!この財団の挑戦、続けていきたいです!
隠岐島前教育魅力化プロジェクト 高校コーディネーター(産休取得時)中根 章子(なかね あきこ)さん
Q. 隠岐島前教育魅力化プロジェクトとの出会い(接点)や、現在の関わり方について教えてください。
A. 私と魅力化との出会いは、2014年12月に開催された「島の教育会議」に参加したことです。冬の日本海の荒波でフェリーが欠航してしまい、オンライン開催で画面越し(しかも体調不良で頭がぼーっとしていた)にもかかわらず、私の心は鷲掴みに。それは、離島という一見教育資源も人的資源も何もかもが都会に比べたら全然なさそうな場所なのに、これからの持続可能な社会をこの辺境から作っていくんだぜという登壇者の方の持つ圧倒的な熱量を感じ、そこに強く共感したからです。
島前地域に知り合いが誰ひとりいない中で移住することは、当時の私にとってとても勇気がいることでした。でも、人生一度きり、面白いと心から思えたことにチャレンジしてみたい!と一念発起し、魅力化プロジェクトに飛び込みスタッフとなりました。
それからはや7年。財団の総務経理、隠岐國学習センターのスタッフ、島前高校のコーデイネーターを経験させてもらいました。
プライベートでは私と同じIターンの男性と結婚し二児の母親となり、現在二度目の育休をいただいています。来島時には結婚するつもりなど全くなかったので、まさかこんなに根を下ろすことになろうとは、自分が一番びっくりしています。
↓入社1年目の幹事をした新年会
Q. 財団で働く(財団に関わる)理由を教えてください。
A. 変わり続けることが面白いから。
名前の通り「魅力化」し続けるプロジェクトのため、組織の体制もカルチャーも事業も、私が入社してからも変化し続けています。学習センターの授業内容、島前高校の授業、地域の方との関わり方。例を挙げればキリが無いくらい、前例踏襲・前年踏襲で進めることはほぼありません。
そもそもの目的に立ち返ったり、時に目的さえ更新しながら新しい形に更新し続けています。時にそのプロセスは大変さも伴いますが、自分が思いもよらない視点や考え方に出会い、世界が広がる瞬間が私はとても好きですし、スタッフのみんなや関わる人たちと一緒にあーだこーだ言いながらより良いものを作っていくのが何よりも楽しいです。
これからもそんな瞬間を積み重ねながら、島前地域の教育をより面白く魅力的にしていく一員であれたらと思っています。
↓入社3年目で担当したプロジェクト合宿の夜の会
Q. 今回のキャンペーンや、財団の活動そのものに対する期待など何かメッセージがあればお願いします。
A. 島前教育魅力化プロジェクトが始まって10年。
私のように子供を持つスタッフが育児休暇を取らせてもらえるくらいに、組織は少しずつ強くなってきています。7年前には考えられなかったことで、とてもありがたいことです。そして、20名足らずのスタッフが、現場でさまざまな試行錯誤を重ねながら日々奮闘しています。
一方で、私たちの人件費は国の予算頼みの状況で自分たちで自立する体力は今はありません。さまざまな縁があってこのプロジェクトに関わることになったスタッフが長く続けられることは、島の持続可能性を高めるためにもとても重要なことだと思います。
この10年で培ってきた島前地域の魅力化のうねり、多くの地元や島外の協力してくださる方々との繋がり、私たちへの期待や応援、そうしたものを途絶やすことなく繋ぎ進化し続けていきたい。そして、この辺境の離島の進化は、人口減少を迎えた日本の新しいコミュニティのモデルになりえると信じています。
ただ、まだまだ私たちには力が必要です。仲間が必要です。どうかあなたの力を貸してもらえませんか。仲間になって一緒にわいがやしませんか。キャンペーンへのご参加、心からお待ちしています!
↓高校コーディネーターとして授業のために試行錯誤して作った特製の振り返りサイコロ
いろんな”共創”のしかたがあるかと思います。マンスリーサポーターとして登録いただいた方とのそんな多様な関りを一緒に模索もしながら、島の未来をつくりあげていくことを、スタッフ一同とても楽しみにしています!
【まとめ】 隠岐島前高校 卒業生からの応援メッセージ
2022/3/29 09:48
「お金も出すし口も出す!」サポーター募集が始まってから4週間が経ちます!
おかげさまで、本日点で45名の方にサポーターになっていただきました!
私たちの活動に興味・関心を寄せてくださり、本当にありがとうございます!
今回は、この春隠岐島前高校を卒業した学生のメッセージも含め、これまでご紹介した卒業生からの応援メッセージを以下にまとめました!
私たちの活動の一番の財産であり、励みである卒業生の声をぜひ知っていただけたら嬉しいです!
↓ 以下、リンク先およびメッセージをくれた卒業生のお名前
鈴木 優太(すずき ゆうた、2020年度卒業)
田部 未空(たべ みそら、2018年度卒業)
山口 結衣(やまぐち ゆい、2019年度卒業)
前田 陽汰(まえだ ひなた、2018年度卒業)
梅田 桃実(うめだ ももみ、2017年度卒業)
真野 拓哉(まの たくや、2017年度卒業)
小前 陽菜(こまえ ひな、2021年度卒業)
高本 亜梨紗(たかもと ありさ、2021年度卒業)
キャンペーンの終了まで残り3週間弱、ぜひ一緒に島の未来をつくる”共創者”として、マンスリーサポーターへのご登録もご検討ください!
もちろん「お金も出すし口も出す!」という方だけでなく、「お金を出すから、あとは見守るよ!だから状況、情報を教えてね!」という方も大歓迎です。
島前という場で、悩み苦しみながらも成長する高校生たちの姿を知ってもらえる機会を今後はより多く作っていきたいと思います。彼ら彼女らの姿を、温かく見守りたいという保護者さんも含め、ご興味がある方は、ぜひマンスリーサポーターとしての登録をご検討ください!
多くの方々と一緒に意志ある未来を見つめ、つくっていけること、心待ちにしております!
【活動報告】地域に開いた探究成果発表会を開催しました!
2022/3/26 13:51
こんにちは!島前高校コーディネーターの新立(しんだて)です。
先週3月14日に実施した、「隠岐島前高校探究成果発表会」をレポートします!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昨年は午前中に全体発表のみの形でしたが、今年は丸1日を使って、第1部全体発表、第2部ポスター発表、第3部ワークショップという3部構成で開催しました。
地域と協働する、地域で学ぶという島前高校の特色ある探究活動の発表会なので、今年度は地域の大人、小学生にも発表をお願いし、様々な人が混ざり、ともに学ぶ場を創ることにチャレンジしました!
第1部では、代表生徒による総合的な探究の時間の活動と、授業外の活動に関する発表、教員による授業探究の発表、島前地域の大人による実践発表と盛りだくさんな内容でした。
どの発表も、その人自身が長い時間をかけて考え、実践してきたこと、その探究を通した気づきが誠実に言葉にされていて、聴いている生徒からも質疑の時間が足りないほど、活発に質問や感想が寄せられました。
教員の発表から、授業について生徒とのやりとりが生まれるのは、他の学校ではなかなかないことではないでしょうか。
第2部では、地元小学校の6年生、本校1,2年生徒全員がポスター形式で発表を行いました。小学生の発表を聴いた高校生からは、口々に「小学生でここまでやってるんだ!」「堂々と発表していてすごい」といった感想が出ていました。
今後はより小中高生がお互いに、自分たちの探究を高めあったり、協力して実践する場面もできていくといいなと、ますます期待が高まる時間でした。
そして午後の第3部は、こちらも初めての試みとして、発表する・聴く・質問するだけで終わらずに午前中に感じたことを踏まえて、これからの島前高校の探究や島前地域について対話をしました。生徒・教職員が一緒に考え、率直な意見が次々と出てくる良い時間でした。
コロナ禍ということもあり、開催方法について検討を重ねてきましたが、高校の発表会でこれだけ多様な立場の人が、双方向に学ぶ場面を目にすることができ、本当に嬉しい1日でした。