走る人を、世界に増やそう。
NPO法人日本アジア球友団ラリグラスは、1999年からネパールをはじめとするアジア地域で、野球を中心としたスポーツ普及活動を続けてきました。近年は「カラダを動かす楽しさを伝える」をコンセプトに、ランニングやプロギングなど、誰もが気軽に参加できるスポーツにも活動を広げています。
皆さまが大阪マラソンで走る42.195kmは、アジアで誰かが身体を動かすきっかけとなり、スポーツを楽しむ人を増やす力になります。その一歩は、新たな挑戦を生み、一人ひとりの成長へとつながっていきます。
あなたの一歩で、世界に新たな「走る人」を増やしませんか。
ストーリー
走る人を、世界に増やそう。
大阪マラソンで走る42.195km。
その一歩は、自分自身への挑戦だけではありません。
あなたが踏み出す一歩が、世界のどこかで、誰かが身体を動かすきっかけとなり、新しい挑戦へとつながっていく。
私たちは、そんな未来を信じています。

(世界一のヒマラヤを望むネパール・ポカラ市。 この雄大な景色の中でも、子どもたちとの交流を行ってきました。)
「これが野球のボールです。」から始まりました。
1999年。
私たちの活動は、この一言から始まりました。
「これが野球のボールです。」
当時のネパールでは、野球というスポーツは知られていませんでした。
野球場はありません。
バットもグローブもありません。
ルールを知る人もいません。
テレビで野球を見る機会もありませんでした。
そんな中、「ネパールでも野球を広めたい」という現地の皆さんの要望を受け、私たちはネパールの仲間とともに野球普及活動を始めました。

(1999年9月8日 活動初期の様子)
初めて見る白いボールを、不思議そうに何度も眺める子どもたち。
「投げてごらん。」
恐る恐る投げたボールが相手の手に届くと、自然と笑顔が広がりました。
キャッチボールを繰り返すうちに、「もう一回!」「次は僕!」という声がグラウンドいっぱいに響きました。
あの日から27年。
当時の子どもたちの中には、ネパール代表として国際大会に出場した選手もいます。
私たちが大切にしてきたのは、一方的に教え、支援するという関係ではありません。
現地の皆さんと一緒に考え、一緒に悩み、一緒に汗を流し、一緒に未来をつくること。
「協働・共創」
それが、27年間変わることのないラリグラスの理念です。
野球教室の開催。
指導者の派遣・育成。
大会運営。
スポーツ用具の提供。
日本とネパールをつなぐ交流。
一つひとつの積み重ねが、少しずつ実を結び、現在ではネパール代表チームが国際大会へ出場するまでになりました。
しかし、27年間活動を続ける中で、私たちは一つの大切なことに気付きました。
野球より先に、届けなければならないものがありました。
野球を広めるために、本当に必要だったもの。
それは、野球の技術ではありませんでした。
身体を動かすことが楽しい。
仲間と一緒に汗を流すことが楽しい。
夢中になって笑い合うことが楽しい。
その体験こそが、スポーツへの第一歩になることを、私たちは27年間の活動を通じて学びました。
ネパールでは、学校体育の機会が限られている地域も少なくありません。
スポーツを始めるきっかけがない。
継続して身体を動かす機会が少ない。
だからこそ、まず必要なのは、「競技を教えること」ではなく、「身体を動かすことって楽しい」と感じてもらうことでした。
その楽しさが、健康づくりにつながり、新しい仲間との出会いにつながり、その先にスポーツとの出会いへとつながっていきます。
私たちが届けたいのは、野球という競技だけではありません。
「カラダを動かす楽しさ」です。

(ネパール・カトマンズ市内で開催したスポーツ体験会の様子)
だから、新たな挑戦を始めました。
野球を通じて培ってきた経験は、私たちに新しい気付きを与えてくれました。
スポーツの価値は、競技力の向上だけではありません。
身体を動かす楽しさを知ること。
健康づくりにつながること。
世代や国籍を超えて人と人がつながること。
そうした価値こそが、スポーツの本質ではないかと考えるようになりました。
その想いから、近年は「カラダを動かす楽しさを伝える」ことをコンセプトに、
ランニングやプロギング、誰もが気軽に参加できるスポーツプログラムにも取り組んでいます。
プロギングは、ジョギングをしながらごみを拾うスポーツです。ネパールでは、都市部を中心にごみ問題が大きな社会課題となっており、私たちは身体を動かす楽しさを伝えるとともに、身近な環境について考えるきっかけづくりにも取り組んでいます。スポーツを通じて健康づくりと環境意識の向上を同時に目指せることも、この活動の大きな魅力です。
野球には、バットやグローブ、ボール、グラウンドが必要です。
一方で、ランニングは特別な道具がなくても始めることができます。
子どもでも。
大人でも。
高齢者でも。
経験がなくても。
誰もが、自分のペースで始められるスポーツです。
だから私たちは、ランニングを「スポーツへの入口」と考えています。
走ることをきっかけに身体を動かすことが好きになる。
健康づくりが習慣になる。
その先に、一人ひとりが自分に合ったスポーツと出会い、挑戦し、成長していく。
そんな未来を目指し、野球とともに、「カラダを動かす楽しさ」を広げる活動にも取り組んでいます。
(ネパール・バクタプル市で開催したスポーツ体験会の様子)
大阪から、アジアへ。
私たちの活動は、ネパールだけではありません。
活動の拠点である大阪では、在日ネパール人とのスポーツ交流を通じて互いの文化や価値観を学び合う機会をつくるとともに、地域の子どもたちへの野球指導や、ランニングなど、誰もが参加できるスポーツ活動にも取り組んでいます。スポーツは、言葉や文化の違いを越え、人と人を自然につないでくれます。
大阪で生まれた交流がネパールへ。
ネパールで育まれた経験が大阪へ。
互いに学び合い、支え合い、新しい価値を生み出していく。
それが、私たちが27年間大切にしてきた「協働・共創」です。
令和8年度には、日本・ネパール外交関係樹立70周年を記念し、野球だけでなく、ランニングやプロギング、ラジオ体操などを取り入れたスポーツプログラムも予定しています。
競技を教えるだけではなく、「身体を動かす楽しさ」を伝え、その先に健康づくりやスポーツへの関心を広げていく。
大阪から始まるこの取り組みを、これからもアジアへ広げていきたいと考えています。

(2025年大阪・関西万博では、「在日外国人とのスポーツを通じた共創」をテーマに、スポーツを通じて人と人、地域と地域をつなぐ取り組みを発表しました。)
大阪マラソンだからこそ、できることがあります。
大阪マラソンには、それぞれの目標を持ったランナーが集まります。
自己ベストを目指す人。
初めて42.195kmに挑戦する人。
健康づくりのために走る人。
誰かのために走る人。
その一人ひとりの想いが集まる大阪マラソンだからこそ、私たちは大きな可能性があると考えています。
皆さんが走る42.195kmは、自分自身のゴールだけで終わるものではありません。
その挑戦が、ネパールをはじめとするアジアで、誰かが身体を動かすきっかけとなり、新たなスポーツとの出会いにつながっていきます。
「自分も走ってみよう。」
「スポーツって楽しい。」
「身体を動かすと気持ちいい。」
そんな最初の一歩が、新しい未来をつくります。
大阪マラソンチャリティは、その最初の一歩を世界へ届けられる仕組みだと、私たちは考えています。
私たちが届けたいのは、スポーツをする機会だけではありません。
スポーツを通じて挑戦する力や仲間を思いやる心を育み、一人ひとりが未来へ踏み出すきっかけを届けたいと考えています。
スポーツには、人を育てる力がある。 私たちは、その力を信じて活動を続けています。

(大阪マラソン2024にはネパール野球ソフトボール協会の会長らも参加し、スポーツを通じた日本とネパールの交流を深めました。)
ご寄付の使い道
皆さまからいただいたご寄付は、ネパールをはじめとするアジア地域でのスポーツ普及活動に大切に活用させていただきます。
具体的には、
・野球教室やスポーツ体験会の開催
・ランニングやプロギングなど、健康づくりにつながるスポーツプログラムの実施
・スポーツ用具の整備・提供
・指導者育成
・大阪での在日ネパール人とのスポーツ交流を通じた相互理解の推進
・日本とアジアをつなぐスポーツ交流事業
など、「カラダを動かす楽しさ」を広げる活動に活用いたします。
一人でも多くの人がスポーツに出会い、健康づくりにつながるきっかけを届けるため、大切に使わせていただきます。

(2025年12月、サイクロン被害を受けたスリランカで野球教室を実施。スポーツを通じて、現地の子どもたちと交流を深めました。)
一緒に、走る人を世界に増やしませんか。
私たちが増やしたいのは、速く走る人ではありません。
マラソンランナーだけでもありません。
スポーツを通じて、一歩を踏み出す人です。
健康づくりを始める人。
スポーツに興味を持つ人。
仲間と笑顔で汗を流す人。
新しいことに挑戦する人。
そして、その経験を通じて、自分自身を成長させていく人です。
私たちは、27年間の活動を通じて確信しました。
スポーツには、身体を鍛えるだけではない力があります。
仲間を思いやる心。
挑戦する勇気。
最後までやり抜く力。
異なる文化や価値観を尊重する姿勢。
スポーツを通じて身につくこれらの力は、競技を離れた人生においても、大切な財産になります。
だから私たちは、野球を教えることだけを目的にはしていません。
ランニングを広げることだけを目的にもしていません。
スポーツを通じて、人を育てること。
それこそが、私たちが27年間変わらず大切にしてきた使命です。
大阪マラソンで、あなたが走る42.195km。
その一歩が、ネパールをはじめとするアジアで、誰かが身体を動かすきっかけとなり、挑戦する勇気となり、未来を切り拓く力へとつながっていきます。
「走る人を、世界に増やそう。」
私たちにとって「走る」とは、ランニングをすることだけを意味する言葉ではありません。
一歩を踏み出すこと。
身体を動かすこと。
仲間と笑い合うこと。
新しい世界と出会うこと。
そして、未来へ向かって挑戦すること。
その「最初の一歩」を、一人でも多くの人へ広げていくこと。
それが、私たちが27年間の活動を通じてたどり着いた想いです。
あなたが走る42.195kmが、アジアで誰かの最初の一歩になります。
27年前、一つの野球ボールから始まった私たちの挑戦は、今、あなたの一歩によって未来へとつながっていきます。
その一歩を、私たちとともに未来へつないでいただけましたら幸いです。

