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地方で生きる女性のしあわせを作る力、震災から学んだ女性視点の大切さを全国に広げていきたい。共感し、一緒に未来をひらいてくれるマンスリーサポーターを100人募集!

寄附先

NPO法人 ウィメンズアイ

ウィメンズアイ

支援総額

211,390円

支援総額

211,390円

支援者数

143人

残り

終了

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コミュニティをつくる活動、支える活動

2020/6/18 23:24

 私たちは、震災のあと、仮設住宅生活が始まった頃から、地域に暮らす女性たちとともにテーマ型コミュニティづくりをすすめてきました。

 趣味、関心、課題など、参加者がテーマで集い、お互いが知りあう。出会いや再会の機会から集いが始まり、いくつもの小さなコミュニティが生まれました。

 震災から10年目に入った今も、自主的なサークル活動として続いている趣味の教室や、定期的な活動がなくなっても信頼できる仲間としてつながりを大事に保っているグループもあります。

 長い時間、この地域に寄り添うことで、いくつかのコミュニティが生まれ、発展し、時には解消する場面にも遭遇。それぞれのコミュニティの持つ意味について学ぶことがあります。自分の暮らす「地域コミュニティ」とは別の軸で、テーマ型コミュニティは、孤立を防ぎ、日常のセーフティネットとなっています。

  2018年10月、私たちはコミュニティ活動の新しい分野にチャレンジをはじめました。南三陸町社会福祉協議会の協力のもと、復興する町の中で新しくできた地区での、地域コミュニティづくりのお手伝いです。高台に整備された地区には近くに商店がなく、高齢者にとっては、買い物の不便が生じていることもあり、町内の災害公営住宅などに出張し小さな市「小さなたがい市」を開催しています。

 名前の由来は、宮城県大崎市で明治時代に始まった東北最大級の伝統市「鹿島台互市(たがいいち)。それから、「マルシェ」や「マーケット」などの言葉よりも親しみやすいように「市」としました。ただ、こちらは規模が小さいので、「小さな」を頭につけています。

  昨年は春から秋にかけて、町内6ケ所で開催。屋外にテントを張り、食品や小物を作る女性たちを中心に、これまで延べ18軒が出店しました。先日ご紹介した「WEと一緒に~小さなナリワイ塾」の参加者がそれぞれの実践の場として出店してくれました。買い物という気軽な目的があることで、高台の住民だけでなく、近隣の住民なども集まり、買い物を楽しんだ後もわいわい話して交流が生まれています。

 この市では、毎回「えんがわカフェ」で出店してくれる南三陸町社会福祉協議会のLSA(ライフサポートアドバイザー、写真上段でこぶしをあげる女性たち)と生活支援コーディネーターの女性たちの存在は欠かせません。彼女たちが平時から地域を見守り、地域づくりを支えています。明日は、そんな女性たちをまとめるリーダーから応援メッセージをいただいたのでお楽しみに。

 なお、今年度も継続したいと「小さなたがい市」の準備を進めてきましたが、残念ながら、今のところ新型コロナ・ウィルスの感染症拡大予防のため中止しています。最後に、「小さなたがい市」に関わるみなさんから、いただいた声を紹介します。

南三陸町沖田地区行政区長 阿部一郎さん:

「私の住む地域では震災後に商業施設がなくなり、住民は『小さなたがい市』を交流の場として楽しみにしています。知り合い同士が震災後に初めて顔を合わせ笑顔で話していたり、普段交流の場に出てこない独居の高齢男性が買い物している姿を見ると、震災前の交流があった雰囲気を思い出すことがあります。」

南三陸町社会福祉協議会LSAさん:

「高齢者がゆっくり買い物でき、その場で、みんなで食べたりしながらお話ができる。住民同士の集いの場になっています。」

「小さなたがい市」出店者さん:

「参加できてよかった。普段行く機会のない場所に行けて、地元の方にも自分のことを知ってもらえてとてもよい機会になりました。」

(栗林美知子)


 いのちめぐるまち、南三陸。

 私たちがこの町を拠点に活動を続けていくと決めた理由の一つは、上山八幡宮禰宜の工藤真弓さんとの出会いだったかもしれません。

 真弓さんのまなざしの揺るぎなさ、柔らかい感性から紡ぎ出される言葉たちにいつも勇気をもらっています。

 真弓さん、素敵な応援メッセージをありがとうございます!


 今回の世界中で広がる、コロナウイルス感染症への恐怖によって、私たち一人一人は、いろいろな活動の自由を奪われています。大変です。これは戦いだ、という人もいます。しかし、これは同時に、これまで母なる地球が、私たち人間の暮らし方によって味わってきた、大いなる恐怖や痛み苦しみを、濃度の差はありながらも、私たち一人一人が等しく味わっているような状態だとも思えます。

 Vivienne R Reichさんの「コロナウイルスから人類への手紙」によれば、地球温暖化よって森林火災が起こり続けたように、人々は高熱を出し続け、大気汚染で地球自体を灰色の膜で覆っていたように、人々は呼吸を奪われていると教えています。

 私たちは今こそ、自分たちのことを案じるだけでなく、地球のいのちを案じる必要があるということに気づき始めています。そういう大きな想像力をみんなで共有しながら、それぞれの社会活動が再開されてゆくことが理想であり、また、そうしなければ、この宿題は何回も繰り返されるような気がします。

 ウィメンズアイの取り組みは、そういう想像力と危機感を、もうずいぶん前から感じ、それを改善すべく展開されてきたのだろうと信じています。それは一言でいえば、雨風を受けながらも、ちいさな種をまく時期を待ち、ちいさな種を育むことを続けてきた女性たちの優しい眼差しを,煩雑な社会の流れから掬い取り、一緒に種を撒き続けてきた、ということです。その使命感と行動力は、闇雲に走りすぎた時代の速度を落とすために、地球が健全であるために、ますます必要なのだと思います。

 今回のプロジェクトへのご賛同は、そういう視点を持った地球人が100人集まるということだと理解しています。

 今、私たちは、丸く青いひとつの地球に共に暮らしているということを思い出しています。世界は青い海でつながっていて、どこにも国境はないということを思い出しています。私もあなたも地球そのものだったということに気づいています。誰かの痛みは私の痛みだと共感し、共に助け合うことが必要だということも分かっています。

 これからの未来に決して忘れてはいけないことを、見えないものは私達に訴えています。世界全体で立ち止まり、多くの命を犠牲にしながら痛感している今だからこそ、みなさんと手を結び合い、次の一手を打とうとしているウィメンズアイさんを、私も応援しています。

(上山八幡宮 工藤真弓)




 2018年から「ストレスのないコミュニケーション講座」を始めました。

 ストレスってほとんどが人間関係! 「あー言い争いたくないのにこうなっちゃう、ほんとは仲良くしたいのにーーー」ということありませんか? 「こうだったらもっと仕事しやすいのに、どうせわかってくれないから話したくもない」なんてことも……。

 人間関係を作るのに大きな役割を持つコミュニケーション、これは、技術です。でも生まれて死ぬまで経験以外で学ぶところがない! 技術だから練習すればできるようになる。というわけで、WEでも学ぶ場を作りました。

 その骨幹としているのが、共感的あるいは協力的なコミュニケーション法であるNVC(Nonviolent Communication)と米国ハートマス研究所の知見である呼吸法です。私は研修ファシリテーターをしながらこれらのツールと出会い、その実用性に感動。その後、この2つを要素としたコネクション・プラクティスの認定トレーナーになりました。

 ここで扱うのはまず自分の気持ち。そしてその奥にある、大切にしたい自分のエネルギー。コミュニケーションというと他人が相手と思いがちですが、最初に自分自身のことを丁寧に扱います。だって、そうしないと、相手に思いを馳せる余裕が持てないから。

 WEの講座では、ストレスを即座に解消してくれる呼吸法でハートをオープンにし、自分に共感して、それから相手に共感をする、という練習を繰り返します。何を望んでいるか自分ではっきりすれば、相手に受け入れてもらえるように効果的に伝えることもできます。自分のことを大事にすることは、他者を大事にすることにつながる。

 『ストレスのないコミュニケーションの取り方』という名称は、以前、南三陸の事務所で働いてくれていた若い女性が付けてくれた名前です。「私だったらこういう講座を受けたい」、と。年に何度か講座が開かれるたびに、この財産を残してくれたことに感謝が湧きます。

 今年は7月からオンラインでの講座に挑戦。家で学んで、終わってからすぐ、目の前の実生活で試してほしいなぁと期待しています。

(田浦佐知子)


 2013年に地元男子のなかで一番最初にウィの仲間になってくれた、伊藤くんに応援メッセージをいただきました!

 震災後、生まれ故郷の南三陸町歌津にUターンし、通販事業「南三陸deお買い物」

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を立ち上げた伊藤くん。東京での物産販売の際にはずいぶん助けてもらいました。

 そして、南三陸ハマーレ歌津内に赤ちゃんやお子さん連れ歓迎でwifiや本もある「心結ぶカフェ むすびや」

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をオープンしてからは、パン菓子工房ouiのパンの販売してもらいました。写真は、むすびやの前でイベント出店させてもらった時のもの。伊藤くん、いつもありがとう!


 ウィメンズアイ(WE)の方たちとの出会いは7年ほど前。

 当時から一貫して女性の視点を大切にし、今もなお地域に寄り添いながら活動を続けている信頼できる貴重な方たちです。

 女性支援のみならず、アート、マルシェ、ワークショップ、パン工房などなど、数え切れないほどの活動を行っていて、南三陸町に新しい風、多様な視点や考え方を持ち込んできてくれました。

 特に事務局の栗林さんとは共にワークショップを主催したりと付き合いが長く、いつも誠実で丁寧な仕事ぶりの中に、まっすぐ過ぎる熱い想いを持っているなと感心させられます。

 そんな方たちだからこそ、震災から復興に進み、新しい未来をつくろうとしているこの地域に必要な存在だと思っているので、これからも応援させていただきます!

南三陸deお買い物 / 心結ぶカフェ むすびや 

代表 伊藤孝浩




45678912

NPO法人

ウィメンズアイ

〒986-0474

宮城県本吉郡南三陸町歌津田表35-1

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