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傷ついた命の架け橋に。共に未来をつなぐ支援の輪を 【100名募集】

寄附先

NPO法人 ジャパンワイルドライフセンター

NPO法人ジャパンワイルドライフセンター(JWC)

支援者数

58人

支援総額

79,890円

支援者数

58人

残り

終了

このキャンペーンは終了しました

【保護情報】ネコに襲われ右翼が抜けたヒヨドリ

2025/2/5 10:01

皆さんこんにちは。

JWCの佐草です。

本日はさっそくですが、保護情報をお伝え致します。

1月30日(木)、JWCへ一本の電話が入りました。

「ネコに襲われていたヒヨドリを子供が保護したのだが、右側の翼がないように思う」

詳しく状況をお伺いすると、右翼からは出血があるわけではなく、目が閉じていたり、呼吸が乱れている様子もないものの、飛びあがることがなく、ただ足で跳ね回っているとのことでした。

『右翼がない』となった時、関節ごと脱落してしまっている可能性もありますが、その場合はもっと弱っていることが考えられる為、小さな羽はあるように見えるとのお話からも恐らく風切り羽がごっそり抜けてしまったのではないかと考えられました。

当団体と提携するのづた動物病院で検査・診察を行ったところ、鳥インフルエンザは陰性、一部付け根に咬傷による腫れは見られたものの出血はなく、骨折もなさそうでした。

上下に体を持ち上げて動かした際に翼が動くことは確認でき、食欲もあるようですぐにミカンを食べていました。

また、羽が生える際に羽軸(うじく)を包む形で出てくる羽鞘(うしょう)も少しですが生えていたことからも咬傷によるダメージはそこまでないように見受けられます。

右翼と共の右側の尾羽も少し抜けてしまっていましたが、このまま無事に伸びてくるのを待ち、リハビリに進めたらと思います。

ネコはかつて穀物をネズミから守る為の家畜として、また愛玩用として日本に伝来し、飼われていたものが繁殖してしまった外来種の部類となっています。ネコの少し厄介な習性として、空腹時のみならず遊びで狩りをしてしまうという点があり、今回のように小動物が傷付けられる、あるいは捕殺されるケースが非常に多いのです。

実際、当団体でもヒヨドリ・キジバト・ムクドリと多くの野鳥がネコによる被害で保護されていますが、普通種に限らず天然記念物や絶滅危惧種も常に脅かされています。

その為、野生化したネコ(イエネコ)は特定外来生物であるアライグマと同じ、『緊急対策外来種』のカテゴリーに分類され、生態系に及ぼす危険度はハクビシンやドブネズミよりも高く設定されているのです。

また、このネコの問題は日本に限らず、世界的にも問題視されています。

生物層が豊かな国の代表であるオーストラリアでは、年間15億匹もの野生動物がネコに捕殺されており、国内で絶滅した哺乳類の三分の二がネコの被害によるものとも言われ、早急に対処するべきとして2024年9月にはネコを駆除する為に58億円もの国家予算を投じているそうです。

まだ日本では幸いというべきか駆除の方向には動いていませんが、野生動物の被害を考えるとTNR活動の推進はもちろんのこと、それに合わせネコは家に迎えて家族として生涯共に暮らす方向でぜひ考えていただければと思っております。

最近の気候的にも夏には熱中症で亡くなる野良猫が多いようです。ネコの幸せの為にも、野生動物の安全を守る為にも、ペットを飼う際に『保護ネコを受け入れる』選択肢が増えることを祈っています。

※我が家で飼っている元野良猫三兄弟です(笑)

※JWCは皆様のご寄付・ご支援により活動を行なっております。

一羽でも、一頭でも多くの命を救えるよう、ご協力いただけますと幸いです。

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