NPO法人 HELLOlife
112,710円
寄附先
NPO法人 HELLOlife
今年2月、フルマラソンに初挑戦した岸本。
みなさまのご支援・応援があり、完走することができました。
小雨のなか、現地に応援に来ていただいたことや、位置情報を見て応援メッセージをくれたこと。給水スポット等でのボランティアのみなさんの笑顔。30km地点付近のブラックサンダーが美味しすぎたこと。全く忘れられない経験です。
本当に、ありがとうございます。
前回は、「就活してない大学生が、なぜ就労支援のNPOで働き、走るのか!」と題し、文章を書きました。
NPO法人HELLOlifeで働かせていただいたことで、大卒一括就活への違和感が「歪みある流れに乗りたくない」と確信に変わり、就活をしないまま3月に大学を卒業する―という話です。
今、岸本は、大阪の地域イベント「どっぷり、昭和町。」の事務局長として。
また、引き続きHELLOlifeが受託・運営する「地域若者サポートステーション」の電話窓口・事務として働いています。
さらに、ある日は「ICT教育サポーター」ときに「コミュニティの定例会ファシリテーター」「公園を5のつく日に活用」などなど・・・様々な仕事をして、生きています。
この夏には「サマーキャンプの現地引率」も。地方と2拠点生活できるかも?と思えるような仕事をさせていただきました。
たくさんの人に支えていただき、週3.5日くらいの時間勤務と、それ以外のフリーランス的活動で生計を立てています。
人に勧めないし、生存バイアスやし、全く再現性はありませんが、とにかく「ギリギリうまくやっています」。
大学を卒業しても、HELLOlifeに働き続けているのには理由があります。
それは「求職者支援分野での専門性を高めていきたい」ということです。
私は2022年の12月に入社して以来、電話窓口として多くの求職者さんと関わらせていただいています。
今無職であるという方が「働きたい、なんとかしたい」という思いで電話してくださいます。
その背景には、人手不足や地域社会参加、孤独化、病気(心の病気を含む)、障がい、ジェンダー、親との関係、不登校、詐欺、薬物等、様々な社会課題も関わってきます。
求職者支援は、私たちの生活や、環境にとって全く地続きなものですし、求職者支援だけで解決するものはありません。
HELLOlifeでは、狭義の「求職者支援」だけでなく、様々な角度で「働くこと」へのニーズにアプローチしています。
「ハローワークミニ」では、駅の改札付近にコーヒースタンドを設置しました。既存の支援サービスや制度にたどり着くことが出来ない方が、ふとコーヒーを飲みに来れる環境になっており、支援に繋がっています。
「はたらくフリースクール」では、不登校傾向にある児童に向けて、キューズモールでのお仕事体験と、その準備として様々な仕事のあり方、働き方を考えるワークを提供します。既存の社会システムに違和感を覚えることに対して、世界を広げるアプローチを行っています。
どちらも私が直接関わる事業ではないですが、長く求職者への窓口を務めるなかで、必要性を痛感しています。HELLOlifeのように、狭義の求職者支援の質を上げながらも、より根本、俯瞰のアプローチを行い、幸せに働く人を増やしたい。だから、引き続き求職者支援に関わり、専門性を高めていきたいのです。
引き続きHELLOlifeに関わっていき、誰かの役に立ちたい。
そんなときに、マラソンの便りが届きました。
普段、自分の周りには求職者支援やHELLOlifeのことを話す機会がないのですが、走ることを通して求職者支援について知ってもらえる、また寄付の形で一歩主体になってくれる方がいるのではないかと考えています。だから、今年も走ることにしました。
2024年より早いタイムで、完走目指して頑張ります。
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