２つのTシャツに励まされました

活動報告というか、2015年の大阪マラソンでのこと。

30キロを過ぎたあたりで、両足全体がジンジン痺れ、そのうちに重たくなって、痛めていた太腿裏もピリピリしてきました。

時計を見ると３時間ちょっとだったので、

「完走はできる。あとはタラタラ歩いちゃおうかな」

と思っていました。

そのとき僕の左側を若い女性が走り抜けていきました。

女性の黄色いシャツの背中に小さい子のたどたどしい文字で、

「パパ、おそらからみててね。

　ママ、まいにちおしごとありがとう。

　れみはさびしくないよ。

　まらそん、さいごまでがんばってね」

と書かれていました。なんだか歩こうとしていたのが恥ずかしくなって、僕まで力をもらったというか、しばらくはその手紙を追いかけて走りました。

彼女が遠くに行ってしまったとき、今度は、

「ビールを飲むまでがマラソンだろ！」

というTシャツが現われ再び走る力をもらいました（笑）。2つのTシャツのおかげでなんとか完走できた2015年の大阪マラソン。