《活動情報#2》働く少女たちが子どもらしさを取り戻す「居場所」をつくる
2024/9/13 14:28
こんにちは、認定NPO法人シャプラニールの下鳥です。
9/21(土)に開催したオンラインイベントにご参加くださった皆さまからもご支援をいただいています。本当にありがとうございます。
8月にバングラデシュに暫定政府が立ち上がるまでに、ダッカ市内(最終的には全国へ拡大)ではデモ隊と軍の衝突が各地で起こっていました。上空からのヘリの発砲で幼い命が奪われたりと、多くの市民を含む1,000人もが犠牲になったと現地メディアは伝えています。
シャプラニールが支援している、家事使用人として働く少女たちが基本的な勉強したり、遊んだりすることのできる<支援センター>もダッカ市内にあります。外出をしなかったとしても、家の中で発砲の音を聞いて不安な日々を過ごしていた少女もいたと思います。私たちはそうした少女たちの心のケアも行う予定です。
閉ざされた扉と心を開くために
支援センターがそばにあったとしても、少女たちが自由に通ってこられるわけではありません。仕事の時間の合間に通わせてもらえるように、少女たちを取り巻く、雇用主、保護者、地域住民への聞き取りや丁寧な対話が必要です。初めて活動を行う地域で雇用主の家を訪ねる際は、困難なときもあります。
ドアをノックしても、呼びかけても応答してくれないこともしばしば。あきらめずに何度も訪問してやっとドアが開いたと思っても、幼い少女を雇うことはしてないと隠されてしまったり、家には幼い子どもがいるため少女には子守をしてもらわないといけないと断られたりすることも。
しかし中には、活動について丁寧に話をするうちに、こわばっていた表情が和らぎ、笑顔をみせてくれ、雇う少女を支援センターへ通うことを合意してくれる雇用主もいます。事業をともに進める現地NGOスタッフやシャプラニール現地スタッフの地道な努力の積み重ねと対話で、少しずつ活動が広がっていきます。

新たな支援センターを開設した地域でも、少女たちの学びの場、そして居場所をつくっていく
9/18に投稿した活動報告でもお伝えした通り、新しい支援センター2つの運営を開始することができました。
新しい地域でまた1から周囲の理解を得るために、対話を重ねていく必要があります。
私たちは2006年の活動開始からこれまで、8カ所で支援センターに運営してきました。
支援センターは少女たちにとって、ただ学びの機会を得るための場所ではなく、同い年の子どもたちと出会い、遊ぶ中で、仕事を忘れ、子どもらしさを取り戻すための居場所でもあります。「先生が丁寧な言葉で話してくれて嬉しい」「一緒に遊ぶ友達ができた」「勉強が楽しい」とセンターに通う少女たちは話してくれます。

今後、センター運営を通じて地域住民の協力を得ながら、根本的な問題解決の一助となる少女たちが働くことになった要因や出身地域の現状分析を行っていく予定です。
皆様のご支援が活動を広げる助けとなります。引き続き、応援お願いいたします。
バングラデシュ中継イベント開催報告と御礼・参加者アンケート
2024/9/21 11:45
本日、9/21〈バングラデシュ中継〉いまバングラデシュの若者たちは何を考え・どう行動しているのかを開催いたしました。

ダッカ大学から3名の学生が登壇し、激動の最中、何が起き、どう行動していたのか、そして今後のバングラデシュに何を思うのか等を話していただきました。
3名のプレゼンの写真や言葉からバングラデシュの若者たちのパワー、現地の今をリアルに感じていただけたのではないかと思います。
今回180名を超えるたくさんの方々にお申し込みいただきました。ご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。
私たちシャプラニールもバングラデシュで今必要な支援活動を進めていきますので、クラウドファンディングも応援いただけますと幸いです。
イベント参加者アンケートはこちら
イベントに参加いただいた皆様、アーカイブ動画をご覧くださった皆様、
今後のイベント・講演会運営の参考にさせていただきたく、アンケートへのご協力をお願い申し上げます。
▼ アンケート(Googleフォーム)
https://forms.gle/y8ZoSLf65oYQWDRY8
アーカイブ動画について
反響を受け、イベントのアーカイブを公開することにいたしました。
来週中にシャプラニールのYoutubeアカウントにて動画を公開いたしますので、もう少々お待ちください。
こんにちは、認定NPO法人シャプラニールの下鳥です。
初期から会を支える方々の一人で、980年代にはシャプラニールの駐在員および事務局長、2001~2007年には代表理事を務め、現在はシャプラニール シニア・アドバイザー/恵泉女学園大学名誉教授の大橋正明さんより応援メッセージが届きましたので紹介いたします!
<応援メッセージ>
学生の抗議運動が広まって前政権が倒れ、NGOs関係者が何人か参加する新しい暫定政権が、洪水という危機に見舞われています。バングラデシュで人権がより保障された民主的な体制が確立するためにもご支援をお願いします。
恵泉女学園大学名誉教授/シャプラニール・シニアアドバイザー 大橋正明
--------------------
大橋さん、ありがとうございました。団体名の「市民による海外協力」に込められた思いのように、お一人おひとりの協力が大きな一歩、変化につながります。引き続き、ご支援、応援よろしくお願いします。
<イベントお申し込みは本日9/20まで>

9/21(土)「バングラデシュのいま」をお伝えするオンラインイベントを実施します。
まだ申し込み間に合いますので気になっている方、ぜひお申し込みください。
15年に渡り政権を握っていたシェイク・ハシナ首相が退陣し、バングラデシュの歴史の大きな転換点となった2024年8月5日。そのきっかけとなったのは公務員採用の優遇枠をめぐって、大学生たちが始めた抗議行動でした。
8月には第1弾として当会駐在員・専門家を迎え、バングラデシュの情勢についてお伝えしましたが、今回のイベントは、バングラデシュと中継を繋ぎ、ダッカ大学 社会科学部 日本学科の学生3名をゲストに迎えて、この歴史的なできごとの中、何を考え、どう行動していたのか、そして、これから先のバングラデシュ社会にどんな期待を抱いているのか、メディアでは取り上げられないリアルなお話を聞きます!
イベント詳細
〈バングラデシュ中継〉いまバングラデシュの若者たちは何を考え・どう行動しているのか
■開催日時:2024年9月21日(土)17:00 – 18:30(日本時間)
■参加費:無料 ■定員:500名(先着)
■配信方法: ZOOM(お申込みの方にURLをお送りします)
■登壇者 :ダッカ大学 社会科学部日本学科の学生
Naimur Rahman さん、Md. Rahat Sikder さん、Nur-E-Zarin Shabha Ayshi さん
▼お申し込みはこちら
https://www.shaplaneer.org/events/240913_bangladesh/
《現地レポート》「新たな支援センターを2か所開設しました」
2024/9/18 17:35
こんにちは、認定NPO法人シャプラニール 下鳥です。
クラウドファンディング開始から約2週間。日々たくさんの方にご支援、温かいお言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
9/13の活動報告でもご紹介している、シャプラニールが行うバングラデシュでの活動の1つ「家事使用人として働く少女たちへの支援」について、バングラデシュ事務所長内山より、新たな支援センター開設の報告が届きました!ぜひご覧ください。
新たな支援センターを開設しました
シャプラニール バングラデシュ事務所長 内山です。
新たな支援センターを2か所開設しました。
2か所とも、政府職員が住む団地のような場所にあります。
1か所は、パイクパラという地区で7月に開始。ここは、430世帯の政府職員が暮らしている敷地内にある集会所をセンターとして貸してもらえることになりました。

もう1か所は、アジンプールという地区で9月に開始しました。ここでも団地の敷地内にセンターを開設できるよう地域組合メンバーとの話し合いをしたのですが、受け入れてもらうことができず、諦めかけた時、この政府公務員住宅地区に隣接する高校が、校内の一室(2階)をセンターとして使ってよいと許可をだしてくれました。
この場所で開設できたことにより、この学校の西側にある36棟に暮らす430世帯、北側の22棟1772世帯、さらには、東側の22棟230世帯、合計2432世帯に支援センターの存在の周知や家事使用人を雇っている家庭への訪問等、さまざまな働きかけを行うができます。

9月14日、パイクパラの支援センターで設立集会を実施
7月に開始したパイクパラの支援センターでは、開設後すぐに地域住民との設立集会を行う予定でした。しかし、8月の政変の影響により開催できず延期、先日9月14日にようやく集会を開催することができました。

集会には、地域組合の代表、社会福祉担当者、地区委員会、地域警察などが参加。事業の目的と支援センターの活動内容などを説明しました。活動内容を聞いた地域の人びとは、活動の大切さを理解してくれ、「それぞれの立場で可能な協力をしていく」と約束をしてくれました。
児童労働をすぐになくすことは難しいですが、まずは、センターで子どもたちが学んだり遊んだりする機会を作り出し、少しずつ地域住民や雇い主の意識変化を働きかけることで、住民みんなで子どもたちが暴力や危険な目に遭うことがないよう見守る、そんな地域にしていけるよう活動を行なっていきます。
