《現地レポート》子どもの権利キャンペーンを実施しました
2024/10/11 18:56
こんばんは、シャプラニール バングラデシュ事務所長の内山です。
本日10月11日は女の子の権利を守り、社会的地位向上を広く呼びかける《 国際ガールズデー》です!
バングラデシュでは9月30日がNational Girl Child Day(バングラデシュのガールズデー)。そのためこの時期に合わせ、子どもの権利についての啓発の活動を行っています。先日行われた、今年のキャンペーンの様子をご報告します。
「子どもの権利」について知ってもらうために
この日は首都ダッカ南部のアジンプール地区にある、学校の生徒(日本の中学生と同年代)たちと一緒に、子どもの権利について考え、アクションを起こす「子どもの権利キャンペーン」を行いました。この学校は空いている教室の1部屋をシャプラニールが運営する家事使用人として働く少女たちのための支援センターの活動のために提供してくれています。
まずは街頭に出て、道行く人々に対しての呼びかけです。紙に書かれたスローガンを皆で大きな声で読み上げます。

「子どもを虐待するのはやめよう!」
「女の子には勉強する権利がある!」
「今日の子どもたちは次の未来だ!」
子どもたちの呼びかけに道行く人たちも足を止め、耳を傾けていました。
今、自分たちが未来のためにできること
教室に戻ってからは、子どもの権利や児童労働についてみんなで考える時間です。シャプラニールの行う家事使用人の少女たちの支援について紹介のほか、子どもたちがもつ権利について伝えたり、また「児童労働をしている子どもたちのために今わたしたちができること」をみんなで書きだして考えたりしました。

生徒たちが書いてくれた意見には、
「子どもを働かせている人に子どもの権利についてのリーフレットをわたそう」
「法を守ることも大事だけど、子ども自身も声を上げることが大切」
「学校でも先生を通じて子どもの権利について教えることが必要」
など、自分が守られる存在であるということだけでなく、子どもだからこそできるアクションを考えてくれたものもたくさんありました。
今回のキャンペーンに参加した生徒たちに感想を聞くと「これまでも自分の家の周りで家事労働をしている子どもを見たことがあるけれど、あれが児童労働のひとつだったんだということに今回初めて気づいた」「実際に道路に出て声を上げたのは初めて。自分にもできた」とそれぞれに感じるものがあるようでした。

最後には子どもの権利についてのクイズ大会も開催。ミニ景品もかかっていたので全員大興奮。(笑) まじめに、でも楽しみながら、キャンペーンを行うことができました。
私たちはバングラデシュの深刻な児童労働問題である「家事使用人」として働く少女たちの支援とともに、バングラデシュ社会全体で児童労働をなくすために、子どもの権利についての啓発活動も行なっています。皆さまのご寄付もこの取り組みを広げていくための力となります。
残り数週間となりましたが、引き続き応援いただければ幸いです。
《現地レポート》ランガマティア村とポスティムオロカ村の洪水被害状況
2024/10/8 16:22
こんにちは、シャプラニール事務局の長瀬です。
引き続きバングラデシュ東部のフェニ県で起きた大洪水の被害状況の確認と聞き取りのため、2つの村を訪れました。
住民たちは、「インド側からのダム放水の連絡がなかったから、避難の準備もできなかった。夜中だったこともあり着の身着のまま逃げた」と話しています。また「5日間で水が引いたが、誰も助けには来なかった。20日ほど前に軍やボランティアグループによる支援を受けたがそれ以降支援はない」と厳しい状況であり、今は食糧を分け合いながら食いつないでいるといいます。
2つの村の被害状況
チットリア・ユニオン、ランガマティア村は、インドの国境沿い(三方が囲まれている)に位置し、130世帯が暮らす村です。ここでも過去数十年も洪水の経験はなく、避難所はなく、普段からの洪水への備えはされていませんでした。
洪水(鉄砲水)が起きた際には、高い位置(丘)にある家やコンクリート製の頑丈な家に避難ができ、夜中の避難でしたが、障害をもつ人、怪我をしている人に手を貸し合い、幸いにも死者はありませんでした。しかし水が引いたあとに家に戻ってみたが、土地の所有権、身分証明書、学校の教科書、小さな家畜(ニワトリなど)、土づくりの家は流されてしまったといいます。

住民のほとんどが農業で、ごく稀に建設の仕事で生計を立てていますが、洪水が運んできた泥で田畑は埋まり、刈り取り前だったお米などの収穫もすることができず、次期シーズンのために育てていた稲の苗も使えなくなってしまいました。住民たちは今後どのくらいの期間、農作物が育てられなくなるのかととても心配しています。雨が降って泥を流さなければ畑も使えない、苗を植えても家畜の餌にしかなりません。
ミルジャナゴル・ユニオン、ポスティムオロカ村もほかの地域同様に、鉄砲水により土地の場所によって池だった場所には水がなくなり、池には泥が流れ込み埋まってしまっています。地形は変わり、農業で生計を立てる人々の収入の手段がなくなり、洪水の影響は大きいことが分かります。
住民の声
何人かの住民の方々にお話を伺うことができました。
子ども3人を育てるAさんは以下のように当時のことを話してくれました。
「夫は出稼ぎに出ていて現在は家にいません。障害をもつ長男がパニックにならないように、幼いきょうだい二人を抱えて避難するのはとても苦労しました。食糧もなく、やっと分けてもらったビスケットを、家族で分けて食べることができました」
またBさんは、一時的に流されなかった素材でトタン製(壁・屋根)の建物をつくり、ベッドを運び出してそこで寝ているといいます。庭にあった池は泥で埋まってしまい、農地だった場所もすべて流され、今は泥と水が溜まっていました。
「水が首あたりまできました。流されないように家の柱にしがみつきながら、孫(赤ちゃん)を頭の上に抱えて耐え忍びました。でもそのあと熱が出て弱ってしまったので急いで病院で診てもらいました。1ヵ月経った今でもこの子はまだ調子が悪いんです」

現在、シャプラニールでは各地域で被害状況を住民に聞き取りをしています。その中からより生活が厳しい状況にある4100世帯に支援を届ける予定です。
※本緊急救援活動は、NPO法人ジャパン・プラットフォームの助成および、シャプラニールが実施するクラウドファンディングをはじめ皆さまからのご寄付によって実施されます。
【応援メッセージ:シャプラニール監事 穂積智夫】一刻も早い支援が求められています
2024/9/13 15:38
こんにちは、認定NPO法人シャプラニールの下鳥です。シャプラニール監事・穂積智夫さんからメッセージが届きました。
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バングラデシュは、天災が非常に多い国です。2023年の「世界リスク報告書」(World Risk Report 2023)によれば、193か国中9位に位置しており、サイクロンや洪水などによる被害が頻発しています。今回の洪水では、特に国の東部が深刻な影響を受けています。この地域では、過去30年以上で最悪の洪水が発生し、家屋や公共インフラの破壊、交通網の寸断、衛生環境の悪化、食糧不足などが広範に起きています。さらに、過去の経験や調査から、こうした状況は子どもの下痢症の多発や栄養状態の急速な悪化につながることが明らかです。コロナ禍による悪影響や不安定な政治状況に直面しているバングラデシュであるからこそ、一刻も早い支援が求められています。
シャプラニール監事 穂積智夫
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穂積さん、ありがとうございました。日本も災害が多い国ですが、サイクロンの通り道でもあり、毎年被害を受けています。特に子どもたちはこうした災害が起きたときに健康面、精神面と大きく影響を受けてしまいます。シャプラニールでは、平時から災害に強い地域づくりをめざした事業も進めています。ぜひ引き続き、ご支援、ご協力をお願いいたします。
詳細:
寄付金額250万円突破!目標達成まで残り半分のところまできました!
2024/10/5 18:14
こんにちは、認定NPO法人シャプラニールの下鳥です。
ついに寄付額が目標金額の50%、250万円を突破しました!
私たちのクラファンページから寄付してくださった方、クラファン以外の方法で応援してくださっている方、そしてSNSを見て職員やインターンのサポートファンディングにてご寄付をくださった方も、本当にありがとうございます。
皆さまの応援を力に現地での活動は着々と進んでいます。
残り半分、目標金額を達成し、そして、今必要とされる支援をとどけるために、情報発信を続けていきます。
今後イベント開催等も予定していますので、ぜひチェックいただければ嬉しいです。
