【御礼】汐凪のバースデードネーション
2024/9/9 06:06
汐凪のバースデードネーションは、昨日9/8終了しました。約1週間で当初の目標金額に到達し、最終日にはストレッチゴールを上回るご支援をいただきました。何より100名を超える皆様にご賛同いただけたこと、サポーターに加わっていただけたことが嬉しくてなりません。改めまして、ありがとうございました。
汐凪の存在のお陰で、これまでたくさんの方とのご縁を頂き、大熊未来塾を立ち上げ、活動を続けてまいりました。今回多くの方にそこに加わっていただき、ぜひ今後も汐凪の問いを考える仲間として、ともに活動を継続していきたいと強く願っております。
私一人が語って完結させるのであれば難しいことではありませんが、それを継承しようと思ったときに壁は高くなります。木村以外が汐凪の問いを語る難しさ。同じ被災者であることでの表現しづらさ。被災者以外が語っていいのかという躊躇。そして、語り部を仕事として取り組む難しさ。しかし、それらをクリアしなければ、継承していくことは出来ません。
迷いながらも、継承に一緒に取り組もうという仲間も徐々に増えています。今回いただいたご支援は、仲間と共に汐凪の問いを継承していく学びのために活用させていただきます。
今年度から、大熊未来塾としての語り部研修を始めていますが、それぞれがしっかり語り部として活動できるかは分からないですし、それを求めているわけでもありません。継承にはいろいろな形があるでしょうし、一人一人が出来ることを考え、答えのない答えを求め続けることが、きっと汐凪が求めていることなのだと思います。これも最終的な答えではありませんが・・・。
今回のバースデードネーションはこれで終了しましたが、これからも大熊未来塾のサポーターとして、活動を見守っていただけますと幸いです。むしろ、もっと深く関わっていただけたら、さらに嬉しく思います。
定期的に活動を報告するメールマガジンも送らせていただきますが、ホームページの記事も更新して情報発信に努めてまいります。
今回は、目標をはるかに超えるご支援をいただき、深く、深く感謝申し上げます。引き続き、大熊未来塾と汐凪をどうぞよろしくお願いいたします。
【感謝】あと1日になりました!
2024/9/7 19:36
汐凪のバースデードネーションも残すところあと1日となりました。たくさんの皆様にご支援いただき、当初の目標額を達成することが出来ました。ありがとうございます!
サポーターを増やしていくという取り組みでしたが、私としては久々に汐凪との会話を楽しんでいるような楽しい時間でした。
改めて、汐凪からの問いと彼女がつないでくれる縁によって社会課題に気づき、大熊未来塾が汐凪に代わって皆さんに考えるきっかけを提案していく。それが大熊未来塾の取り組みだと再確認できた2週間でした。
そして、最後の1日。再設定したストレッチゴールには到達しておりません。もう少しだけ、皆様のお力添えをいただけたら幸いです。
汐凪って、どんな子?
2024/9/4 18:58
「汐凪ちゃんて、どんな子?」
そう聞かれたときには必ず「そのまま社会に出しても、うまいこと渡っていけそうな子」と答えています。要領が良くて、人がどうすると喜ぶかを心得ている。
幼いころの夏休み、私を大熊に残してお母さんの実家である岡山に出発する時、私と別れるのが寂しいと言って泣いたことがありました。父親としては、彼女の気持ちが嬉しくて笑ってしまうのですが、数年後には、「汐凪、泣いちゃうよ!」とアピールするようになりました。
「うたのひかるって何ですか?」
今年解体された大熊町保育所。その保育所の先生からそう聞かれたことがありました。宇多田ヒカルのコンサートを初めて見た3歳児は、その感動を先生に向かって熱く語ったのでした。
「おねえちゃん、立山登ったんですね? すごい!」
熊町幼稚園の汐凪の先生から、そう言われたことも・・・。長女が3年生の時に立山縦走に連れて行ったことがあって、留守番だった汐凪がそれを宣伝していたらしいのです。彼女を日本アルプスに連れて行くことは出来ませんでしたが、福島の磐梯山や吾妻山へは一緒に登りました。
「だいじょうぶ?って声をかけてもらった」
震災後、友達が寄せてくれた手紙の中で多かった言葉。今も彼女は、我々にいろんなことを語りかけながら、気遣ってくれているように感じます。
「だいじょうぶ?」
【御礼】残り5日となりました!
2024/9/3 18:18
たくさんのご支援とメッセージ、本当にありがとうございます。皆さまのお力添えにより、本日、目標を達成することができ、ストレッチゴールを設けさせていただきました。
初めての挑戦でしたので、どうなるか不安ばかりでしたが、多くの皆様の温かいご支援やメッセージにより実現することができました。本当に、ありがとうございます!
大熊未来塾では語り部ガイドや講演の機会をいただくことが年々増えており、今後、木村以外が語り部に取り組むことが必須になっていくことも重要になってきています。そこで、語りや想いを引き継いでくれる人の研修も行っております。
1000年先まで継承することを目標としていることを考えれば、木村だけでは担えません。研修では、座学だけではなく、他の社会問題を抱える地域に視察に行き、あるいは視察先から証言者、伝承者の方に大熊に来ていただいてお話をしていただく。そのような学びの機会を増やし、一人一人がスキルアップに取り組み、語り部の価値を高めていくことが活動継続の絶対条件です。今回いただいたご寄付によって、より多くの学びにつながるような取り組みを続けていきたい。
更にもう少しのご支援、情報の拡散にご協力いただけたら幸いです。