NPO法人Piece of Syria | 大阪マラソンエントリーページ

寄附先

NPO法人 Piece of Syria

Suzuki Nodoka

支援総額

303,233円

支援総額

303,233円

支援者数

76人

残り

終了

このキャンペーンは終了しました

【団体・活動紹介】

私たちPiece of Syriaは、「シリアをまた行きたい国にする」ことを目指して、2016年より任意団体として活動開始し、2021年にNPO法人化しました。2011年より戦争が続くシリアにおいて、最も支援が届きにくい地域を対象に、シリアの未来の復興と平和構築を担う子ども達への教育支援を実施しています。また、「課題ではなく、シリアの人や文化の魅力を伝える活動」を通した平和教育事業を行なうことで日本国内での国際協力人材の育成に取り組んでいます。

【寄付金の使途】

シリア北西部の幼稚園運営費として、教員への人件費、家賃光熱費、筆記用具購入費として活用します。これにより、受け入れ児童数を増やしつつ、質の高い教育を届けられるような体制を整えていきます。さらに、戦争や地震でトラウマを抱えた子どもたち・保護者・教員を対象にした心理社会的ケアのためのアクティビティを実施予定です。

【寄付控除の有無】

無し

ストーリー

Piece of Syriaについて


初めまして。NPO法人Piece of Syriaです。


私たちは、「シリアをまた行きたい国にする」ことを目指し活動している団体です。2016年に大阪で設立し、2021年7月にNPO法人化しました。支援が届きにくいシリア北部の幼稚園・小学校や、トルコ南部の補習校などに教育を届けています。


また、日本全国・オンラインで「シリアの今と昔」を伝えることを通じて、平和について考える講演・写真展などのイベントを実施しています。

政治的な複雑さから「支援が届きにくい地域」というシリア情勢の中で、政治的な中立性に配慮するように心掛け、戦争や武装勢力に加担する形にならないように、様々な立場の関係者と常に連携をしながら活動をしています。


▲シリア北西部で運営支援をしている「SAKURA幼稚園」


また、これまでの活動を評価していただき、ニューズウィーク日本版の特集「世界が尊敬する日本人 100」に、創設者・代表の中野貴行が選出されました(2023年8月15/22日号)。




教育を届ける活動


私たちPiece of Syriaは、2016年の設立以来、どこからも支援が届かない地域に住むシリアの子ども達に教育を届ける活動を続けています。皆さまのご支援のおかげで、6年間で2000名を超える子ども達が教育を受けることができています。


昨年は、教育の機会がない地域で「SAKURA幼稚園」という無料の幼稚園を開園することができ、新たに100名の生徒に学ぶ機会を提供することができました。



私たちは、先生の給与を届けることに重点を置いて活動を続けてきました。それは、戦争によって、シリアでは地域が政治的に分断され、シリア北西部では教育や交通機関などの公共サービスが不十分であること、さらに多くの支援組織が学校を作っても、そこで働くスタッフの人件費を支払っていない事例が多くあったからです。

先生達の給与が出ていない状況が続くと、先生達は家族を養うために、他の仕事に就いてしまい、先生という仕事を辞めてしまいます。建物があり生徒達がいても、先生がいなくなって、学校が閉鎖される可能性があるのです。一方で先生たちへの支援を続けることで「今日の食事をどうしよう」ではなく「明日、より良い教育のために何ができるだろう」と考えることができ、「教育の質が向上する」という成果が生まれています。


無料で高い質の教育を受けられる、と地域からの評判が高く「私の子どもも入園させたい!」と入園希望者が殺到しましたが、定員を超える生徒は断らざるを得ません。その時に、毎月のご支援を届けてくださるパートナー会員様が集まってくださったことで、先生の給与を増やすことができました。2022年5月からは、200名の子ども達がSAKURA幼稚園で学ぶことができています。


2023年2月、シリアを襲った大地震

2023年2月6日、トルコ南部とシリア北部は、マグニチュード 7.7 の地震とマグニチュード 7.6の地震に襲われました。当時は大きなニュースになったので覚えている方も多いかもしれません。

幸いなことに、支援先の生徒・スタッフ・建物は無事でしたが、両国で6万5000人以上が犠牲となりました。シリアでは180万人以上が被災し、30万人以上が家を失ったと言われています。


私たちPiece of Syriaは、地震後すぐにシリア国内のスタッフと連絡を取り合い、緊急支援のクラウドファンディングを開始。1,200万円以上のご寄付が集まり、900世帯以上にテント・食料・毛布・家の修繕のための現金給付を実施しました。多くの方のご協力に改めて感謝申し上げます。


地震後は多くの支援が届けられたものの、「教育の状況はとっても厳しい」と現地で活動するNGOスタッフは話します。


2011年から戦争が続いているシリア。戦争による影響で、海外からの支援も、公共のサービスも届きにくいシリア北西部では、先生達への給与が届いていないことも多く見られました。


そんな中、「子ども達は未来だ」と、無給であっても教師をボランティアで続ける方も多くいました。

ですが、戦争が10年以上続く中、家族を養うために別の仕事に就くために先生を辞めて、先生がいなくなって学校が閉鎖したり、教育の質が低下するなどの問題が起こりました。

その中で私たちは「継続的に先生達の給与を払い続けること」と「先生向けのトレーニングをすること」で、高い質の教育を届けられるように活動をしてきました。

私たちが支援してきた幼稚園の先生はこう話します。「支援が届く前は、世界から見捨てられていたと感じていました。日本の皆さんからの支援が、私たちにとってどれだけ希望になったか言葉にできません」


戦争の中で大変だった状況に加えて起きたのが、今回の地震です。

長期化する戦争の中で世界から忘れられ、さらに政治的な複雑さの中で、地震被害への支援が届きにくい状況にあるのです。


そのような中で、皆さまからのご寄付は、シリアの未来をつくる世代である子どもたちに、教育を届け続けるための希望になります。



シリアという国について、伝えたいこと


「シリアをまた行きたい国にする」

”また”と聞くと違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、2010年の海外の観光客数で、シリアは世界30位。なんとドバイを有するUAEよりも人気のある国でした。

僕は青年海外協力隊(現JICA海外協力隊)として、2008年から10年、シリアで生活をしていましたが、それも納得。治安も良くて、ご飯も美味しく、首都や第二の都市が「古代都市」として世界遺産に登録されるなど、見どころもたくさんあります。また、都会ではオシャレなショッピングモールやカフェで優雅なひと時を過ごせます。

▲首都ダマスカスの夜景。夜中に出歩いても危険を感じませんでした。


食料自給率は108%で安くて美味しい野菜と果物が取れます。

道を歩いているとお茶やご飯をご馳走になったり、バスに乗ったら隣の人がバス代を払ってくれたり、タクシーに乗ったら運転手さんの家に晩ご飯に招待されることも、シリアを訪れた人にとっては日常の「あるある」です。もちろん、落とし物も返ってきました。

医療・出産・教育も無料で、就学率は99.6%で、昼の2時に仕事が終わって家族との時間を過ごしていました。

しかし、2011年3月から続く戦争は今も続いています。一時期、僕が活動をしていた村がテロリストに占領され、小学校の校庭が処刑場にされたこともあります。激戦地となった場所では就学率が6%まで低下するなど、かつては当たり前だった教育が「贅沢品」になったこともあります。

しかし、シリアの人たちに話を聞くと、「教育が大事だ」と皆が口を揃えます。その想いになんとか応えたい!と、2016年から活動を続け、今では3000人超のシリアの子ども達に教育を届けています。

トルコで難民として生活するシリアの子ども達への補習校も運営しています

教育を通じて、シリアの人たち自身の力で、復興や平和を実現するためのお手伝いをさせていただいています。それに加えて、シリアの歴史的・文化的魅力や、シリアの人達のあったかい優しさ、熱い想いを、ご支援いただいている皆様に届けています。

それは「かわいそうだから助ける」のではなく、「素敵な人たちを一緒に応援する仲間」に、そして「いつか一緒に平和になったシリアに遊びに行く仲間」になってほしい、という想いからです。

▲補習校を訪問したスタッフ鈴木を取り囲んじゃうシリアの子ども達

シリアの危機だけを伝えるだけでなく、戦争前まで豊かで平和だった話を通じて、シリアが身近に感じてもらい、どんな国にも戦争は起こりうるし、誰もが難民となる可能性があることを伝えることで、平和の重要性について考える機会を作りたい、と私たちは考えています。

チャリティランナーの皆さんへ


【チャリティランナーをご検討されている方へ、説明会を実施しました!】



私たちは、いつか支援者の皆さんを平和なシリアへお連れすることを本気で目指しています!シリアという国に想いを馳せながら、平和な世界を創っていく一員として、一緒に走りませんか?


私たちの団体名のピースは「平和(Peace)」ではなく、「かけら(Piece)」です。

「ひとかけらを、ひとつなぎに」をコンセプトのもと、一人ひとりの力を合わせて、パズルのピース(Piece)のように、一人ひとりの力が小さくても、力を合わせることで平和(Peace)を実現できる力を持つことを目指している、という想いを込めています。



Piece of Syriaは以下の3点で、チャリティーランナーの皆さまの参加型プログラムを展開予定です。


① 団体ブースの設置

マラソンEXPO会場内での団体PRブースの設置して、活動地のシリアやトルコ南部の様子を撮影した写真パネルの展開、活動報告書の配布を行い、活動内容を紹介します。


②応援チームの結成

ランナーとして参加できない方も関われる街頭応援チームを作ります。大阪在住者を中心に参加メンバーを募り、支援先のシリアの子ども達からの応援メッセージや絵をプリントした応援用の旗を掲げて、ランナーへの声援と平和の想いを大阪からシリアに届けます。


③GPSランナーとの練習会

走った軌跡で絵を描く、GPSランナー・志水直樹氏をゲストに招いた練習会を実施します。参加したランナーが走った軌跡で団体の想いを大阪の街に描きます。


▲シリア人スタッフの来日時、大阪で開催したイベントの様子(2023年6月)


エントリー、お待ちしております!




メディア掲載実績


2023年前半の実績は

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をご覧ください。


NPO法人

Piece of Syria

〒558-0033

大阪府大阪市住吉区清水丘1-15-23

http://piece-of-syria.org

代表:中野 貴行

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