〜途上国にワクチンを贈り子どもたちの命と未来を守る活動を行う〜
ワクチンで助かる ちいさな命を救いたい。
世界でワクチンがないために命を落とす子どもは、1日4,000人。
私たちは、開発途上国にワクチンを贈る「子どもワクチン支援」活動を行う民間の国際支援団体です。
子どもたちの未来を守るためには、皆さまのご支援が必要です。
お預かりしたご寄付で、支援国のミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツ、4カ国の子どもたちに必要なワクチンや関連機器を贈り、ワクチンで助かるちいさな命を救う活動に活用させていただきます。
例えば70,000円のご寄付で、約2,800人の子どもたちにBCGワクチンをプレゼントすることができます。
※寄附金控除あり。
2023年12月にお申し込みいただいたご寄付の領収書は、2024年の日付で発行されますのでご了承ください。
ストーリー
感染症の脅威
子どもたちの命を脅かす感染症は、定期ワクチン接種の普及により、日本での発症例は非常に少なくなりましたが、ワクチンが調達できない開発途上国では、感染者の命を奪ったり、深刻な後遺症を残したりするなど、いまだに大きな脅威となっています。
感染症は、世界の発展と開発に比例し、グローバル化による人の移動と共に瞬く間に広がりました。世界中の人々の健康や生命を脅かし、社会全体に深刻な影響を及ぼす感染症に国境はなく、ワクチン接種が抑止力のひとつです。特に、医療が行き届かない国では、感染症を予防するワクチンが、子どもたちの命を守るために大きな効果を発揮します。
そして1990年、ニューヨークの国連本部で「子供のための世界サミット」が開催され159カ国の代表者が集まりました。そして会議の中で、ワクチンが足りないために、世界中で多くの子どもたちが命を落としていることが議論されました。
これを受け、1993年に「子供ワクチン世界会議」が京都で開催され、先進国は開発途上国の子どもたちのために必要なワクチンを供給しなければならない、という「京都宣言」が採択されました。
そして1994年1月、世界の子どもにワクチンを 日本委員会が創設されたのです。
JCVが行なっていること
以下の3つの活動を柱に、国内外で支援を続けています。
① 贈る 〜子どもたちへのワクチン支援〜
皆さまからお預かりしたご寄付を、支援国からの要請にもとづいてワクチンや関連機器に換え、現地の国連機関UNICEFや保健省と協力して子どもたちへ届けています。
② 広める 〜ワクチン支援の必要性を伝える啓発活動〜
感染症の脅威やワクチンの重要性を伝え、国際支援やボランティアへの理解を深めることを目的に、スタッフによる講演など、さまざまな活動を開催しています。
③ 未来につなげる 〜子どもの未来につながるその他の支援〜
ワクチン支援に限らず、大規模災害発生時などには、被災した子どもたちへの支援活動を行なっています。
2022年支援実績
常時支援国4カ国に対し、以下の支援を実施いたしました。
【支援総額:1億1,606万6,601円】
ミャンマー 2,773万2,000円
■ワクチン:ワクチン、注射器等の購入
※BCG(結核)ワクチン約1,250人分、MR(はしか/風疹)ワクチン約1,250人分を予定。現地でワクチンを調達するため、種類や接種可能な人数などの詳細は現地UNICEF事務所により随時提供
■コールドチェーンなど:少数民族の保健機関育成・接種実施費用、看護師やボランティアへワクチンやコミュニティへの働きかけのトレーニング費用、技術アシスタンス費用
ラオス 3,286万2,420円
■ワクチン:経口ポリオ 34万人分、MR(はしか / 風疹) 5万人分、TD(破傷風/ジフテリア) 30万4,000人分 、B型肝炎 15万4,000人分
ブータン 2,912万6,781円
■ワクチン:経口ポリオ6万6,000人分、BCG 13万人分、MMR(おたふく風邪 / はしか / 風疹) 4万2,500人分、DPT (ジフテリア / 百日咳 / 破傷風) 6万5,000人分、B型肝炎 1万5,000人分、TD(破傷風 / ジフテリア) 10万人分
■コールドチェーンなど:注射器、コールドチェーンメンテナンス訓練費用、プログラム管理費用
バヌアツ 2,634万5,400円
■ワクチン:五価(ジフテリア / 百日咳 / 破傷風 / B型肝炎 / 髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)2万1,700人分、MMR(おたふく風邪 / はしか / 風疹) 6万7,500人分
■コールドチェーンなど:注射器、セーフティボックス、保護者への啓発活動費用、ヘルスワーカー研修費用
創設者メッセージ
1994年の創設以来ずっと、この活動を続けさせていただきました。心から感謝を申し上げます。
子どもワクチン支援を始めたきっかけは、1日8,000人もの子どもたちが感染症で亡くなっていることに衝撃を受けたことです。しかも、その命はわずかな金額のワクチンさえあれば、助けることができることを知ったからです。
私が幼い頃の日本は、まだ戦後の貧しさの中にありました。当時の先進国からミルクやワクチンなどの医薬品を援助してもらい、多くの恩恵を受けました。受けたから、今度はお返しをする。「おたがいさま」の精神、「ありがとうのキャッチボール」の気持ちでこれまで活動してまいりました。
あらゆる面で恵まれた今の私たちにできることは、まだまだたくさんあります。2024年で30年を迎えるこの活動に長くご支援くださっている皆さま、そしてこれから新たに参加してくださる皆さまと、これからも未来へつながるリレーを続けていきたいと思います。あたたかいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
世界の子どもにワクチンを 日本委員会 創設者・会長 細川 佳代子
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
日本の子どもたちは当たり前のように生まれるとすぐにワクチンを確実に接種できますが、生まれる国によって、子どもたちがワクチンがないために5歳までも無事に育つことができない現実があります。
途上国の子どもたちのちいさな命を救うためにご協力くださる皆さまのエントリーをお待ちしています!