ストーリー
【TSURUMIこどもホスピスについて】
ホスピスと聞くと、
穏やかな最期を迎える病院のような場を想像するかもしれません。
友達と遊ぶ。勉強する。家族とゆっくり過ごす。
ーーそんな当たり前にも思える経験を、生命を脅かす病気の子どもにも。
TSURUMIこどもホスピスは、
病院やおうちでずっと我慢してきた「やってみたいこと」を応援しています。
【寄付金の使途】
病気の子どもの意欲を受けとめ、その子の病状の度合いや家族が抱える課題に向き合ったホスピスケアを提供できるよう、宿泊の機会や定期プログラムを充実していきます。また、地域の子どもたちにも開いたイベントの中に対象の子どもたちも参加できるようなサポート環境と体制づくりに、いただいたご寄付を使わせていただきます。
【寄付控除の有無】
有(寄付金控除については末尾に示す、当団体のウェブサイトをご確認ください。)
「やりたい」を「できた!」に変える、
日本初の(コミュニティ型)こどもホスピス
「TSURUMIこどもホスピス」をともにつくる
応援団になっていただけませんか?
はじめに
■こどもホスピスって…(設立の背景と私たちが目指す社会)
英国のヘレンハウスの理念に共感した医師や看護師によって、2016年春に大阪・鶴見緑地の一角に誕生したTSURUMIこどもホスピス。今の日本には、生命を脅かす病気の子どもたちに必要な遊びや学び、憩いの時間を提供できる社会資源・システムが充分ではありません。病気の家族の苦悩が見えづらく、どうしても社会から孤立してしまいます、私たちは病気であってもその子らしい成長の機会が得られ、家族が前向きに人生を歩んでいくことができる、そんな社会を多くの方のご支援とともに実現するべく活動しています。
■こどもホスピスのケア活動の特徴
TSURUMIこどもホスピスでは、生命が脅やかされた状態(Life-threatening condition)の病気を伴う0歳~20歳までの子どもと、その家族を対象としています。(主には小児がん、循環器・神経筋・染色体疾患、重度心身障害などの子どもたちです。)
そういった子どもたちが、病状や体調を踏まえ個別にホスピスで日中利用するデイユースや、家族や友人とのお泊り、集団で遊んだり交流できる定期プログラムなど、利用できるメニューは多彩です。「病気だから…」と気づかぬうちに諦めてきた、同世代の子どもが当たり前に経験することにも楽しく挑戦できるように。そして、同じような病気を抱え相談できずに孤立しがちな家族同士が交流できる場をつくっています。その子の状態(病状変化)や成長発達、また、個々の希望や願いを踏まえたケア活動を提供しています。
大阪マラソンとこどもホスピス
■「ともにつくる」がキーワード
TSURUMIこどもホスピスは、理念に共感いただいた方々の寄付・支援による運営しています。それぞれの「できること」が、病気の子どもたちとその家族を支える力になっています。
この大阪マラソンは、参加する全てのランナーを始め、観客の皆さんやボランティア等、多くの人にチャリティに参画する機会を提供するイベントです。走る人、支える人、応援する人それぞれがそれぞれのカタチで参加することは、こどもホスピスが大切にしている「ともにつくる」活動そのもの、です。
■大阪マラソンが架けてくれた“想いの橋”
今回、こどものホスピスプロジェクトにとって、6回目の大阪マラソンチャリティへの挑戦となります。
これまでに関わってくださった当団体チャリティランナーの皆さんや応援に駆けつけてくれた方たちの声です。
・「好きなマラソンを通じて、どんな状況であっても充実した日々を過ごす機会を提供する大切な取り組みを応援できることが嬉しい」(関東からのランナーのかた)
・「この団体に出会えたのも、何かのご縁。趣味を通じてなにか貢献できたらと思って挑戦しました!」(企業人ランナーのかた)
・「大阪マラソンを初めて見に行って、色んな人が頑張って走っていて応援をすると「ありがとう!頑張ってはしるよ」と言ってもらえてこちらもありがとうございました、となりました」(TSURUMIこどもホスピスを利用しているお子さん)
子どもたちの「深く生きる」をみんなで応援する、大阪マラソンチャリティは、そんなランナーたちの思いがぎゅっと凝縮されており、いつもは応援される側の子どもたちも大阪マラソンの時は応援する側にまわることができる、そんなイベントとなっています。
■担当者からのメッセージ(鈴木さん)
■チャリティランナーの皆さんと
今大会の担当をさせていただく鈴木です。今年度から念願のスタッフとしてTSURUMIこどもホスピスで勤めています。大学生のころからボランティアとして関わらせていただき、チャリティーランナーとしても全4回出場しています。5回目の出場はスタッフとして、みなさんと想いを繋げて走ります。
大会までに、マラソンにまつわるオンライン説明会やラン練習会、当団体のウェブサイト、SNS、一般向けイベントにてチャリティランナーの皆さまや寄附金集めの情報を拡散するなど、万全の状態で本番を迎えられるよう、そして、大会当日は沿道による応援やフィニッシュエリアでのサポートなど、開催の前後に至るまで、TSURUMIこどもホスピスも皆様を支えていきます。「走ることができてよかった…」と思っていただけるよう、準備してまいりますので、どうぞよろしくお願い致します!
GMからのメッセージ
こんにちは。こどものホスピスプロジェクト・TSURUMIこどもホスピスゼネラルマネージャ―(GM)の水谷です。
チャリティランナー、さてやってみようか、よしやってみるぞ!と、ご検討いただいているみなさま、私たちの活動に思いや関心を寄せていただき、誠にありがとうございます。大阪にこどもホスピスが開設してから、今年で8年目。コロナ禍を乗り越え、なんとかここまでやってくることができました。
こどもホスピスでは、重い病気を持つ子ども達それぞれが、自由に「今を生きる」ことができる環境を地域の皆さんと一緒に創り出したいと願っています。子どもたちの無限の可能性を広げるために多くの方からのご支援が必要です。そこで、TSURUMIこどもホスピスをともにつくるおひとりとして、「走る」応援団になっていただけませんか?
大会当日、私も沿道で応援させていただきます。当日、お会いできるのをとても楽しみにしております!!