【動画】俳優サヘル・ローズさん×シリア難民シャームちゃんの対談
2023/9/29 12:35
この度のクラファンの支援対象の1人である
シリア難民のシャームちゃん(15歳)は、現在、血液の病気で治療中です。
絵を描くのが大好きで、JIM-NETで販売するドリップコーヒー
今年の春、JIM-NETのチョコ募金などのデザインをしてくださっている先生と、イラクのJIM-NETハウスをオンラインでつなぎ、絵のワークショップを行いました。子どもたちが動物やフルーツ、お花などの絵を先生と楽しく描いてくれ、そのワークショップに一緒に参加してくださったのが、俳優のサヘル・ローズさんです。
サヘルさんがJIM-NETハウスに来てくださったのは2回目。4年前のイラク訪問後から、ずっとJIM-NETを応援しつづけてくださっています。
「また絶対イラクに行くからね!」という約束を果たしてくださいました。
お絵描きワークショップのあとの2人の対談は、
ポジティブでチャーミングなシャームちゃんと、
温かい笑顔と優しさで人を包み込むサヘルさん。
とても心が温かくなる、パワーをもらえる内容になりました。
ぜひご覧ください!
この度のクラファンでは、
総額260万円を超えるご寄付をいただいております。皆様のご支援に心より感謝申し上げます。
まもなく最終日を迎えますが、最後まで呼びかけてまいります。応援のほどよろしくお願いいたします。
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シャームちゃんは紛争から逃れ、2020年にシリア南部ダラアという町から、イラク北部のクルド人自治区のアルビルへ避難して暮らしています。
2022年に血液の病気を患い、治療を開始しました。
アラビア語を話すシャームちゃんは、クルド語の学校に通うのが難しいため、アラビア語の学校に行きたいのですが、遠方で交通費がかかるため通うのが難しく、学校に通えていません。
イラクの病院で処方される医薬品は無料ですが、度重なる戦争によって崩壊した医療体制や医薬品の供給は不安定なままです。病院に入って来ない医薬品には、自分たちで市内の薬局で購入する必要があり、高額な検査もシリア難民や国内避難民は全額自己負担となっています。
近年の物価上昇や失業率の悪化を受け、困窮するシリア人の患者やその家族からの支援要請は年々増加し、これまでの支援内容では足りていないのが現状です。家庭訪問等を行い、患者家族の相談に応じながら、病院と連携して支援をしています。
この度のクラファンでは、総額260万円を超えるご寄付をいただいております。皆様のご支援に心より感謝申し上げます。まもなく最終日を迎えますが、最後まで呼びかけてまいります。子どもたちが治療を続けられるよう、ご協力いただけますと幸いです。
~次の目標に挑戦します~ シリア国内の白血病の子どもと家族を助けたい!
2023/9/12 16:58
~ クラファンは次の目標へ ~
シリア国内の白血病の子どもと家族を助けたい!
大黒柱としてお墓を掘るアナスくん(12歳)
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クラウドファンディングの決済ページでは、セカンドゴールの達成前ではありますが、
ゆうちょ銀行口座へも多くのご寄付をいただいており、総額200万円を達成いたしました!
そこで、ゴールの9月末まで、まだ20日ほどあるため、次の目標にチャレンジいたします!
これまで、私たちの活動地であるイラク北部アルビルに避難してきたシリア難民の患者支援を呼び掛けてまいりました。
※クラウドファンディングの呼びかけ文はこちらをご覧ください。
https://www.jim-net.org/2023/07/31/9309/
しかし、クラウドファンディングを進めていく中で、イラク以上に治療が大変なシリア国内より、白血病患者とそのご家族の悲痛な情報が届きました。
そこで、本日(9月12日)以降に集まったご寄付の中から15万円を、シリア国内で暮らすアナスくんへ届けさせてください!
※また、15万円以上集まった場合には、引き続き元々のクラファンの目的である、イラクに避難してきたシリア難民の、病気の子どもを抱えるご家族への支援に充てさせていただきます。
◆15万円は現地のお金に換算すると、だいたいこれくらいのお金です◆
2か月分の抗がん剤 もしくは 3ヶ月分の生活費
大黒柱を失い、病気の子どもを抱えながら生活を続けるのが大変なアナスくん一家へ支援を届けます。
シリア国内で続く混乱は多くの人々の生活を一変させ、約90%の家庭が貧困状態にあるといいます。
医療サービスも大きく悪化し、特別な治療が必要な子どもたちにとっては、とても厳しい状況にあります。
このクラファンを続ける中で出会ったアナスくんと、ご家族を支えたい!!
という私たちの想いに賛同いただければ幸いです。
総額200万円を達成しました!
2023/8/30 15:53
こちらのSyncableのクラファン決済ページと、
ゆうちょ銀行口座へのご入金を合わせて、
総額200万円を達成しました!
JIM-NETのこれまでのクラファンの最高額を突破する勢いです。
皆様のご支援に、心より感謝申し上げます。
しかし、ここで安心せず、9月末のラストまで駆け抜けたいと思っております。
まだまだ続く暑さに負けず、JIM-NETも、熱く頑張ってまいります。
引き続き、SNSのシェアなどで応援いただければ幸いです。
募金担当:大嶋
骨髄移植を待つシリア北部から逃れてきたハマッドくん
2023/8/24 16:51
2014年7月、シリアとトルコ国境にあるコバニ及びその周辺の町に過激派組織IS「イスラム国」が進撃を開始し、9月にはコバニ市街地にも侵攻、その後ISを迎え撃つための空爆も始まり町は大きく破壊されました。
トルコ政府はコバニからの逃れる人たちのために国境を開き、多くの人々はバスに乗ってコバニを離れました。
現在、ナナカリ病院で急性リンパ性白血病(ALL)の治療を受けるハマッドくんとその家族も、当時バスでコバニから逃れここアルビルに避難してきました。
家族も知り合いもいない中、ハマッドくんが白血病であると分かったのは2023年1月のことでした。
一ヶ月の入院を経て、現在も治療を続けるハマッドくんですが医師からは骨髄移植を受ける必要があると告げられています。
ハマッドは姉と白血球の型が適合し、クルド自治区で骨髄移植を受けることができる病院に行ったものの、受け入れてもらうことができませんでした。
理由は明確に伝えられなかったのですが、受け入れのキャパシティーがなかったのでは、とハマッドくんの父は話します。
家庭訪問の中で、ハマッドの母は
「通院費も親戚から借金して、必要な抗がん剤も
病院にないから自分たちで薬局で買って、骨髄移植も
まだ受け入れてもらえなくて、私たちは一体どうしたらいいの・・・
難民としてここに来て、私は誰を頼ったらいいのかさっぱりわからないわ」と泣き出しました。
JIM-NETでは、緊急支援としてハマッドの医薬品購入を支援し、心身ともに疲れて切っている家族に対しても丁寧にケアしていこうと話し合っています。家庭訪問の帰り際、ハマッドと姉は「来てくれてありがとう!」と笑顔を覗かせました。
病院ではいつも不機嫌で、泣いたり怒ったりするすることが多いハマッドですが、久しぶりの家で過ごす時間に表情が緩んでいました。
ハマッドのように難民としてイラクに逃れ、そこで治療を受けなければならない子どもたちは少なくありません。
早く骨髄移植が受けられますように!