読むだけで寄付に対するイメージが変わる!寄付の女神のバースデーメルマガ

寄附先

認定NPO法人 地球市民の会

鈴木亜香里

支援総額

116,705円

支援総額

116,705円

支援者数

25人

残り

終了

このキャンペーンは終了しました

何もしなくても寄付もらってOK?

2023/7/2 18:32

こんにちは!寄付の女神です。

前回のメルマガから、しばらく空いてしまいました。実は、私生活で大きな出来事があって、価値観がガラリと変わるような体験をしました。今日は、自分の中の整理も込めて、メルマガに書きたいと思います。

一時帰国後の体調不良

2023年の4月に一時帰国で日本に帰ってきていました。普通なら年に1回は一時帰国をするはずが、コロナ以降全く帰れなかったため、4年ぶりの一時帰国。仕事もいろいろあり、プライベートの家族旅行や会いたい人と会ったり、4年分の買い物もして、本当に忙しい2週間を過ごしました。

日本にいるときは、おそらくハイになっていたせいか体調が良かったのですが、ミャンマーに戻ってからは体調不良の連続。4月末からひいた風邪がダラダラと長引き、5月のゴールデンウィーク後には溶連菌に感染。高熱が出て起き上がれなかったり、扁桃炎やブツブツが出るなど、1週間完全にダウンしていました。

体調不良になると、考えるのは仕事のこと。「こんなに休んでしまったら仕事が終わらない」「皆に迷惑をかけてしまう」と自分を責め、少しでも体調がマシになると「仕事をせねば・・・」とPCを立ち上げてしまいます。このときだけではなくて、実は2021年のクーデター以降、年に2-3回はこのような状況に陥ってきました。コロナで寝込んだり、何度も風邪をひいたり。体は休んでほしいと悲鳴をあげていましたが、気持ちは「こんなことで体調を崩すなんて何事だ!休むな!!」と怒っているのです。「私が休むと、ミャンマーの人が困ってしまうではないか!」と使命感のようなものもありました。

仕事だけではなく、家族のこともそうです。私には三人の息子がいますが、子どものお世話や家事で時間がかかるとイライラしてしまいます。子どもがごはんを食べるのが遅かったり、勉強をなかなかしなかったりすると、「この時間で、もっと仕事できるのに!」とイライラ。その一方で、「私はダメな母親だ。家事も子育てもちゃんとできていない」と自分を責めることもたくさんありました。仕事をしているときは母親業をちゃんとできてないことを責め、母親業をやっているときは仕事ができていないことを責めてしまいます。常に自分で自分を責めて、体調不良のときですらも休めない状況が続いていました。

夫のバイク事故

長引いて辛かった溶連菌がやっと回復しはじめたとき、夫がバイクの事故に遭いました。バイクとバイクがぶつかって、ヘルメットをしていなかった夫は頭を強く打ち、頭蓋骨を骨折してしまったのです。幸い、脳にはほとんど影響がなかったのですが、最初の5日くらいは寝たきりのような状態で、2週間入院することとなりました。

事故当日と翌日は、私は仕事を休ませてもらって、夫についていたり、入院の手続きや事故の対応をしたりしていました。地球市民の会のスタッフ2人も仕事をほったらかして、夫のことをいろいろと手伝ってくれました。子供3人の世話もしながら、夫のお世話もあって本当に大変でしたが、たくさんの人に助けてもらって何とかこなす日々でした。

ミャンマーでは、病院に付き添いの人が泊まる必要があったり、病人のための食事を運ばなければならなかったり、布団なども自分で用意しないといけなかったり、本当に大変なんです・・・。病院泊は、スタッフが泊まってくれたり、義母がヤンゴンから来てくれたのでなんとかなりました。

朝は7時に一人で家を出て病院に行き、夫の体をふいて着替えさせてあげます。付き添いの義母は食事などのお世話はできますが、力が足りなくて着替えはできないので、私がやります。それから家に戻り、8時半に業務開始。17時に仕事が終わったあとは子ども達と一緒に歩いて病院に行き、病院で夕食を食べて、夫を風呂に入れて20時ごろに帰宅。その後は子供を風呂にいれ、勉強を見てあげて就寝です。ごはんを作る暇はないので、ケータリングを利用。洗濯は長男がしてくれていました。いつもは夜にオンラインの勉強会の予定を入れたり、何かと17時以降も仕事などをしていましたが、この期間は17時以降に仕事をすることはゼロとなりました。

存在してくれるだけでいい

今は元気になった夫ですが、最初の3日くらいは、本当にどうなることかと思いました。1日目の夜はスタッフが夫に付き添って病院に泊まってくれて、2日目の夜は私が付き添い泊をしました。2日目の段階で、夫は自分が事故ったことに気づいておらず、風邪をひいて眩暈がしていると思い込んでいました。「(風邪のときに塗る)軟膏を取ってきて塗って。テレビの台に軟膏が置いてあるから」と言って、自分が病院に入院していることすら気づいていない状況です。頭を打ったので眩暈がひどく、起き上がることも、目を開けることもできないのです。吐き気もかなりありました。本当に見ているだけで可哀そうでした。

付き添いの私ができることは、ただ祈ることだけです。夫が落ち着いて眠っているときに、手を握って、頭を撫でながら回復を祈りました。夫は手を握り返してきました。(後で聞きましたが、手を握っていたことは全く覚えていないそうです。)

これからどうなるかわからないし、仕事もできない寝たきりになるかもしれないけど、それでもいいから、眩暈だけは早くなくなって楽になってほしいと願いました。何もできなくなっても、ただ存在してくれているだけでありがたいと思いました。結婚して10年。こんなに穏やかで静かに、二人で時間を過ごしたことは初めての経験でした。

実は願いが叶っていた・・・

夫に「存在するだけでありがたい」と思ったことで、自分自身にも「仕事が進んでなくても、子育てがダメダメでも大丈夫。存在しているだけで素晴らしいんだよ」と言ってあげられた気がしています。おかげで、ずーっと持っていた謎の焦りや自分責めが、事故以降ぴたっとなくなり、心が静かになりました。

今回の夫の事故は大変な出来事でしたが、私がこのことに気づくために起きた出来事だとも感じています。私が痛い思いをせずに気づけるように、代わりに事故ってくれた夫に感謝すらしております(笑)。

他にも、私の願いがいろいろと叶っていることに気づきました。

・「休みたい、でも休めない!」→休まざるをえないように、病気になった。

・ごはん作りたくない→夫の入院に伴い、食事を外注した。

・家事を手伝ってもらいたい→長男が洗濯してくれるようになった。

・毎日歩いて健康的になりたい→病院まで毎日2往復していたため、1万歩以上歩けた。

・家族を優先したい→家族を優先せざるをえない状況になった。

実は、今も義母が居続けて同居しています。本来ならば「ゲー!!」なのですが、ごはんを作らなくて済む環境は続いており、その意味では感謝。私の願いは叶い続けています。

ファンドレイザーの皆さん、自分を責めていませんか?

このメルマガは寄付の女神のメルマガなので、最後に無理やり寄付の話につなげます(笑)。

ファンドレイザーの皆さん、寄付集め、特にクラウドファンディングをやるときは、自分を責めないように気をつけましょうね。「私が皆の共感を集められていないから寄付が集まらないんだ」「自分の頑張りが足りないから、ダメなんだ」と自分を責めていませんか?そうすると辛くなって、燃え尽きてしまいますよ。

本当は、あなたが存在しているだけで素晴らしくて、何もしなくても寄付を受け取って大丈夫なんです。そのうえで、さらに何か頑張って発信とかしたら、もうそれは本当に素晴らしいことなんです!そのくらいの気持ちで寄付を集める方が、意外とうまくいく気がしています。

現在、同僚のためのバースデードネーションを実施しています。このページを書いたのは私。同僚本人は、ページを作ることすらせずに、15万円もの寄付が集まってきています。何もしなくても、ただ存在しているだけで応援される。そんなことがあってもいいんです。

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寄付の女神のマインドチェンジ!

「頑張ったら、応援してもらえる」から「ただ存在しているだけで、応援してもらってOK」へ。このマインドで寄付集めに取り組んでみましょう♪




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認定NPO法人

地球市民の会

〒840-0822

佐賀県佐賀市高木町3-10

0952-24-3334

http://terrapeople.or.jp/main/

代表:理事長 山口久臣

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