ご報告が遅くなりましたが、2月26日の大阪マラソンをチャリティランナーとして完走してきました。

今回のチャリティーマラソンを通じて、日本IDDMネットワークの方々やチャリティランナーの皆さんの活動を知ることができ、改めてチャリティーや啓発活動の重要性について学ぶことができました。

1型糖尿病に関心のない方や薄い方に対して、エントリー会場でのブース等での啓発活動はもちろん、大会を通じて様々な場面において1型糖尿病の啓発や日本IDDMネットワークの情報発信につながっていることを感じました。私自身も走っているときにランナーの看護師の方（糖尿病療養指導士）に活動についてご質問いただいたのがとても良い思い出となりました。

また、今回、強く感じたのは応援の力のすごさです。街頭の応援もパワフルでしたが、走る前にこのサイトなどを通じていただいた方々の顔や応援の言葉も力強く背中をおしてくれました。結果として20代に走ったフルマラソンの記録から15分近くレコードを更新することができましたが、これは一人で準備して、走るだけでは決して達成できなかったと感じています。

1型糖尿病患者さんは身近に同じ患者さんがいなく、孤独を感じられている方が多くいます。今回の取り組みを通じて1型糖尿病や日本IDDMネットワークの活動を知った皆さんには、1型糖尿病で悩んでいる方に日本IDDMネットワークをご紹介いただき、良い場、良い仲間につなげ、1型糖尿病患者さんの応援団として活躍いただければ幸いです。

最後に、この寄付サイトを通じてご支援いただいた皆様、日本IDDMネットワークの皆様、大阪の街頭にて大きな声で応援いただいた皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

マラソンもそうですが、何事もサポートしてくれる人は大変ありがたい存在です。

経験者のアドバイスや辛いときにそっと背中をおしてくれる仲間、そういった方がいるだけで身体や心が軽くなり、大きな力になります。

長く糖尿病の領域で仕事をする中で様々な立場で糖尿病患者さんをサポートする方々とご一緒していますが、その中でも今回の寄付先である「日本IDDMネットワーク」さんは、1型糖尿病の患者さんにとって最も頼りになる団体の一つです。

患者さんが日々、必要とする生活に密接した疾患に関する情報から最新の医療情報アップデートなどの情報発信に加え、災害時のTwitterでの迅速なサポート情報など幅広い情報発信に取り組んでいます。そして今回のチャリティーマラソンもそうですが、ふるさと納税など多岐にわたる方法で集めた資金による1型糖尿病の完治に向けた研究への資金提供など、まさに1型糖尿病患者さんにとっては頼りになるパートナーと言っても過言でありません。

1型糖尿病の場合、大きな病院であっても数名しか患者さんがいない場合が多く、患者さん同士での情報交換もままなりません。是非、今回の取り組みを通じて、日本IDDMネットワークの活動をより多くの方に知っていただき、困ったときに頼りになる存在としてご紹介いただければと考えています。

（写真はランニングに付き合ってくれる息子。一緒に走るだけで力がもらえます。）

何事においても好きではないことを継続することは大変です。

1型糖尿病において最も大変なことの一つに常に血糖値を気にして生活しないといけないことだと思います。

日本メドトロニックさんがその大変さをイメージしやすいブルーバルーンになぞらえたキャンペーンを開催しています。

是非ご覧になってください。

TEAM DIABETES JAPANは、糖尿病だからと言って出来ないことはないという「No Limit」を基本概念におきながら、運動を通じて自己管理を行い、糖尿病と向き合い生活の質を高める為、またその支援を目的としているチームです。（日本糖尿病協会より）

今から12年前に私がホノルルで初マラソンを走ったときも、そのブルーのチームシャツを拝見し、チャレンジングな姿勢から勇気と力をもらいました。（写真：当時走りながら撮影した写真にもブルーのシャツが写りこんでいました。）

1型糖尿病は決して軽い病気ではありません。しかし、医療が進歩する中、発症したからと言っていろいろと諦める病気でもありません。

今回の大阪マラソンでも一緒に走る1型患者さんもいます。是非、1型糖尿病という疾患を知ってもらうとともに、実際に疾患と付き合いながら生き生きと人生を満喫している方々も知っていただけたらと考えています。