NPO法人関西骨髄バンク推進協会は、日本骨髄バンク、日本赤十字社血液センター、行政、ライオンズクラブ等支援協力団体及び各地の骨髄バンクボランティア団体の協力の下、大阪府下及び周辺地域における骨髄バンクのドナー登録推進を中心事業として活動しています。
ストーリー
団体概要紹介
当NPOは、1987年公的バンク設立を求めた運動に端を発し、京都府福知山市で発足しました。
1988年12月関西をはじめ全国各地で同様の目的を持った患者支援活動が動き出し、1989年10月に東海骨髄バンクが設立されました。その後、1991年12月骨髄移植推進財団(現公益財団法人日本骨髄バンク)設立を受けて、1992年10月近畿各地域で活動するボランティア団体のネットワーク化を目指し、前身である「関西骨髄バンク推進協会」を設立しました。以来29年にわたり活動を続けています。
設立当初は近畿各府県のボランティア団体が加盟し、連携して会報発行などの活動を共にしました。 各加盟団体は当NPOと協力しながら、血液センターや行政との意見交換会や、シンポジウム・フォーラムなどを開催し、普及啓発と登録者数を増やすための努力を続けました。
当NPOは2003年9月にNPO法人格を取得しましたが、活動を続ける中で、各地のボランティア団体はそれぞれの地域でのドナー登録活動に特化し、脱会が続きました。現在は「NPO法人献血と骨髄バンクの和を広げる会」(京都府福知山市)のみが加盟しており、京都北部、兵庫北中部で活動し、 会報を共同発行しています。
両NPOは協力しながら、行政・日赤・献血に関わる奉仕団体・元患者や家族・医師など、多くの人々の協力と支援により骨髄バンクドナー登録推進事業をすすめて現在に至ります。
昨年の活動実績
大阪府赤十字血液センター、ライオンズクラブ・ロータリークラブ・ローターアクトクラブなど奉仕団体、行政など関係者の協力を得て献血併行型登録会を開催。ドナー登録者の拡大に取り組みを継続しました。
当NPOが開催したドナー登録会:473回、ドナー登録者数:4,001人 (2021年度大阪府の年間新規ドナー登録数4,800人は全国1位)
2021年度当初は大学献血も徐々に再開の計画がありましたが、コロナ感染拡大が収まらず多くが中止に追い込まれ、職域献血は小規模で再開できても、その多くはドナー登録会までは実施できませんでした。しかし各地のイオン等大型商業施設では新規会場も増え、観光に行けない人々が来場し、週末に登録数を伸ばすことができました。
ライオンズクラブ要職のメンバーで説明員の方の声掛けで、各クラブの献血会場を併行型登録会にするため、1 月にクラブメンバーへの説明員研修を行い、実地研修も行いました。 このような動きは今後も増える見込みです。
また、当NPO所属の説明員だけでなく、奈良、滋賀など近県の説明員にも応援を頼み毎月35回前後の登録会実施を維持しています。