【目が見えなくても新しい家族に!】幸せな家庭を見つけた太郎くんのストーリー
2021/5/25 19:36
今日は過去に保護した、目の見えない太郎君におこった軌跡の話をしたいと思います。
太郎くんはN市にある名所の駐車場に居たそうですが、誰かが捕獲器で保健所に持ち込みました。
殺処分寸前で何とか引き出すことができ、おおさかねこ俱楽部のシエルターで過ごすことに。
ただ太郎くんは、見た目ではわかりませんが、目が見えてないことだけはわかりました。
↑目が見えていない太郎くん↑
それでも、とても可愛い子だったので、ダメ元で里親探しをしました。
すると京都の方からお問い合わせがあり、一度会ってみたいと言われご家族で来られました。
ご主人は小学校の校長先生で、奥様は視覚障害の方に携わるお仕事をされていました。
家族で相談してお返事しますとの事で、後日太郎君を迎えたいとお申し出をいただきました。
そして、昼間は猫だけの生活になるので、太郎くんと仲良くできそうな猫をもう1匹一緒に迎えたいと言っていただきました。
若い猫だと太郎くんをオモチャにする可能性も考え、当時6歳くらいのおとなしい茶トラの猫を貰って戴きました。
↑すっかり仲良し↑
後日2匹が仲良く寝ている写真を送っていただき、世の中にはこんな素晴らしいこともあるんだと、みんなで喜んだことを昨日のように覚えています。
外で暮らしている猫たちは、過酷な環境の中を生きています。
そのため、今回紹介した太郎君のように、色んな健康状態の子もいます。
それでも諦めず、奇跡を信じて新しいお家を見つけるための努力をしています。
毎回上手くいくわけではありませんが、猫たちが幸せな家庭で過ごせるようにこれからも活動していきたいと思います。
おおさかねこ倶楽部
【おおさかねこ倶楽部に応援のメッセージ】豆っ子監督様から頂きました!
2021/5/24 20:06
本日は、おおさかねこ倶楽部から、5匹の里親さんになってくださった、豆っ子監督様のメッセージを紹介したいと思います。
残業から帰って真っ暗な家に入ると、どこからともなく「お帰りなさい」の気配が近づいて来てほっこりした日々。
14年前、我が家に大阪から3匹の保護ネコを迎えた。
先に生後6ヶ月くらいの兄弟が、半年後に女の子。
出会った時から仲良しで、保護されていたお家でちゃんと躾と愛情を受けてきたお利口さん。
一昨年秋以降に、このうち2匹が続けて亡くなり、残された兄弟の1匹と私自身のために昨年、急遽再びおおさかねこ倶楽部さんを訪ねた。
シェルターには保護された100匹を超える猫たちが寄り添って生活をしていて、スタッフの方達が懸命にお世話をされていた。
その中から我が家に2匹の大人猫さんを迎えるため一緒に見て回ったその時に「この猫たちに早くお家を見つけてあげたい。」スタッフさんの気持ちが溢れていたのを覚えている。
その後に迎えた当時1歳の兄弟も加わった我が家の5匹は、思い思いの場所で、自分たちを救ってくれたおおさかねこ倶楽部さんの笑顔の夢を見ている。
「豆っ子監督様のメッセージより」
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おおさかねこ倶楽部では、
毎日のように緊急保護依頼があります。
しかし、全て引き受ける事はできません。。。。。
「団体としても、もう、これ以上無理!」と思うのですが
でも、私たちが断ってしまうと、その子は生きることが出来ないと思うと、無理をしてでも・・・・となってしまうんですね・・・
現在、常時100匹以上の猫がシェルターにいます。また、預かりボランティアさんの元にもたくさんの子達が保護されています。
今まで過酷にお外で頑張ってきて、これからは、おうちの子として迎えてもらえるよう幸せを繋ぎたい!!!!
そんな思いで毎日活動しています。
豆っ子監督様
この子たちを迎えてくださってありがとうございます!
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♥豆っ子監督家の紹介♥
♂コリキちゃんは、先住ちゃんです♡
♀ベーテルちゃん
猫部屋にいるときは、人懐こくなくて私たちは触れなかったのですが、里親さんのお家に行ったら、直ぐにご長男にベタベタに甘えていたそうです。どうも、男性の方が好きみたいです。
♂サブローちゃん
資材置場のダンプカーなどが出入りする場所に、猫一家で暮らしていました。交通量もあり、危険なところでした。子猫が資材車ではありませんが、車に曳かれて何匹も死んでしまいました。依頼を受けて一家全員保護しました。
♂小太郎&♂小次郎兄弟は、高速道路のサービスエリアで、暮らしていました。たまたま立ち寄って知り、危険なので保護しました。
【おおさかねこ倶楽部】口の状態が悪化し、15本の抜歯|元気を取り戻すため様々な可能性に懸ける
2021/5/23 18:29
今日は、おおさかねこ倶楽部で保護している猫、『宙也くん』についてお話したいと思います。
宙也君は推定10才。
飼い主さんがお亡くなりになり、おおさかねこ倶楽部が保護することになりました。
↑宙也くん↑
1年前から推定10才なので、もっといっているかもしれません。
一緒に保護した同年代の太一君、式部ちゃんは口内環境がとても悪く、すぐに抜歯しました。
↑同じ場所から保護した猫たち↑
「宙也君は抜歯する程ではない」との獣医師の判断で、そのまま。
しかし、時々お口が痛むようで、急に食べなくなって痛み止めのお薬を飲んだり、ステロイド注射したり。すると元気になり、食欲も復活。
でもまたしばらくすると口を痛がって…、の繰り返し。
口が痛む期間は、本当に何も食べてくれず、ボランティアさんが時間をかけ、必死にご飯を与える時期が続き、体重も減っていくことに…。
このままではいけないと思い、セカンド・オピニオンを求めて、動物病院も何軒か行きました。
もうこれは、対処療法では悪化するばかりだと、遂に抜歯することになりました。
5月23日(日)手術実施。合計15本抜歯しました。
抜歯すれば全て改善するとは限りませんが、少しでも良くなればと、一縷の望みにかけての手術です。
まだ抜歯したばかりなので、今後の様子をしっかりと見ていく必要があります。
私達おおさかねこ倶楽部が保護する猫たちは、全てが健康で保護されるわけではなく、太一君や式部ちゃん、宙也君のように、お口の問題を抱えていたり、様々な健康問題を抱えているケースは多々あります。
それでも、獣医師さんやシェルターでボランティアさんの協力によって、健康状態を改善するために日々、チェックは欠かしません。
どんな健康状態であっても、諦めず今より良くなること、そして里親さんが見つかるようにと思い、活動しています。
ちなみに、一緒に保護した式部ちゃんは高齢猫な上に右足に腫瘍があった状態にも関わらず、新たな里親さんの元で今では元気に暮らしています。
↓式部ちゃんのストーリー↓
毎月莫大な医療費がかかり、常にギリギリの状態ですが、猫の幸せに代わるものはありません。
これからも、色んな問題を抱えた猫たちを保護し、新たなご家族を見つけるため、活動していきたいと思います。
おおさかねこ倶楽部より
【おおさかねこ倶楽部】保護猫の存在を知り、のら猫などの社会課題を考えさせられた
2021/5/22 18:00
今日も、私達おおさかねこ倶楽部で活動してくれている、ボランティアさんからのメッセージを紹介したいと思います。
A,Mさん
もともと小さいころから猫を飼っていました。
実家を出た後も「いつかはペットを」とネットで情報を探しているうちに、『保護猫』という存在を初めて知り、保護団体から一匹譲り受けることにしました。
それから家の周りの野良猫が気になり始め、できる範囲で個人で保護活動、といっても捕獲して避妊去勢手術してうちの子にしてきました。
↑保護した子猫たち↑
たまたま、会社の友人からおおさかねこ倶楽部のメンバーに誘っていただき、5年前より週1回の猫シェルターのお世話・掃除のボランティアに通っています。
関わっているうちに、地域の野良猫や動物虐待等の問題に直面することが多く考えさせられるようになりました。
猫の問題は社会の問題でもあります。
そして、個人や小さな団体ではできることに限りがあります。
小さな命を守るため、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
本日はボランティアA,Mさんからのメッセージを紹介させていただきました。
昨日もおおさかねこ倶楽部では、母猫と子猫4匹の保護を致しました。
↑昨日保護した子猫4姉妹↑
まだまだ子猫の出産ラッシュが続いており、TNR活動を含め素早く進めていかなければいけません。
出産のペースよりも、不妊手術のペースが上回らない限り、のら猫問題はなかなか解決に向かうことができず、また不妊手術の理解が進んでいなければ遺棄されることも多々あります。
こうしたケースを減らすためにも、私達の活動を今以上に進めなければなりません。
ぜひ、私達にご協力いただければ幸いです。
おおさかねこ倶楽部より