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不登校への理解:②不登校に至るまでの道のり

2020/7/30 07:10

「不登校の原因」

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で書いたように、学校に合わないことが不登校の原因であることが多いのですが、学校に行かない選択をするためには、「この環境には合わない」と認識することが必要です。

しかし、本人にとっても周りの大人にとってもその認識をすることが難しいことが多いのです。

年齢や周囲の環境にもよりますが、「学校に行きたくない」という意思表示をすることは、子どもにとってとても難しいことです。

学校というのは、

「行って当たり前」
「行かなくてはいけない」
「行かせるのが大人の義務」
「行かないと大変なことになってしまう」
「行かないと人生終わりだ」


というようなことが前提条件としてある人が多く、学校の先生や友だちとの関係の中で、「学校は行って当たり前」という常識を子どもたち自身も年齢を重ねるにつれ身に着けていきます。

そんな中、頑張って意思表出をしたとしても、

「わがまま」
「ガマンが足りない」
「気の持ちよう」
「いじめられているわけじゃないのに」
「病気じゃないのに」
 etc...

という言葉が返ってくる。

そしてもう一つ大きな山は、「なんで学校に行きたくないのか」という大人からの質問です。

「学校に合わない」と一口に言ってしまえれば簡単なようですが、大人は明確な理由を求めます。

合わなくて行きたくない子どもたちにとっては、学校は嫌なことだらけで、「これが嫌」とはっきり言語として出てくるパターンは非常に稀なことです。

大人側としては、原因をみつけて取り除けば行けるようになるかもしれない、という善意からの質問であることが多いのですが、学校に行かない選択をしている子どもたちが最も嫌がる質問が、行かない理由を聞かれること、という事実もあります。

そういった経験を繰り返しながら、学校に行きたくない子どもたちは、

「学校に行けない自分が悪いんだ」
「みんなができることをできないのは自分が劣っているからなんだ」


と自己否定を繰り返すことになります。

その結果、鬱、不安障害、パニック障害、睡眠障害などの様々な二次障害を引き起こし、パワーレスな状態になってはじめて、周りの大人が学校に行かない選択を認められるようになっていくことが多いのです。

このように、パワーレスな状態に追い込まれるまで学校に行かない選択ができない、不登校が許されない社会通念を、私たちは変えていきたいと考えています。

どの子も安心して自分が学ぶ環境を選べる世界を実現したいと考えています。

次回は不登校を選んだ後のお話 「学校に行かない子どもたちの教育費の行方」です。

(文責 石原 )



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