無知から未知へ
2020/5/18 19:55
『多読術/松岡正剛 著』にこんな一節があります。
“読書とは、無知から未知への旅行である”ー
わたしも今回のバースデードネーションを通して、
無知から未知への旅行をしている気分です。
以前は、「寄付=善」であると考えていました。
しかし、必ずしも、いいことばかりではない。
たとえば、もらったお年玉は、なんとなく大事に使わなきゃいけない気がしたり、急にお金をもらったら、なんだかうしろめたく感じてしまったり。
一般的に、モースを始めとする「贈与論」では、贈与の暴力性やうしろめたさに着眼点を当てて論じられています。
ただ、そういった議論を経て、改めてこのようにドネーションを募ってみて感じたことは、カフェでコーヒーを買うように、口コミでおすすめのワインを紹介するように、楽しいものであるということを感じることができました。
そうして、またきっと、「ああ、こういうことって必ずしもいいことじゃないよな」と思い直したり、寄り道したりしながら、この企画を通して出会った、「月と風と」さんをはじめ、ドネーションしてくれた友人との旅を続けたいと思いました。
「贈与」ってなんだろう
2020/5/16 15:18
公開からたった2日ですでに目標金額の79%を達成しました!
せっかくなので今感じている気持ちを残しておこうと思います。
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わたしの方からは、誰が寄付してくれたかが分かる仕様になっています。
友人はもちろん、まだ出会ったばかりの人や、ご無沙汰していた知人からも。
私は昨日の朝まで、「月と風と」さんを知らなかったのに、毎回寄付が集まる度に、"推し"に投票が集まる、そんな妙な感覚を覚えています。
友人がTwitterでシェアしてくれていたことばにうなずかされました。
"寄付はもっと偏愛的でいいのではないか"という詩歩さんの「頼まれてるんだけど頼まれてない感じ」につい手を出したくなって初めてのバースデードネーション参加しました。 誰かのフィルターを通してする寄付は、一人の時とはまた違った手触りがあって不思議な感覚。面白いな〜
そうそう、つい手を出したくなる、とか、なんだかそんな気持ち。
寄付は「ちゃんとしなきゃいけない」とか、「間違ってはいけない」とか、そんな気持ちになることも少なくないと思います。
それはとてもいい心意気だけれど、もっとお酒を飲むみたいな贈与観があってもいいんだよな、とこのひとことに気付きをもらいました。
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毎日、できるだけここに活動報告を残していこうと思うので、興味のある方はのぞきにきてください。