Road to Mongolia vol.12~目指せモンゴル練習第12回~
2025/4/26 14:18
車椅子ユーザーの女性が6月にモンゴルを疾走します!!モンゴル行きは6/23~28に決定!今月から練習頻度をあげて練習しています。
今日は馬に乗って馬上体操からスタート。身体をほぐしてから馬場で速歩と手綱操作の練習です。
その後はモンゴルを想定して土手で速歩を多めに!
絵面はすでにモンゴルを疾走しているかのよう!
まだまだ長い距離の速歩では身体がぶれてしまうことがあります。6月のモンゴルにむけて後はたくさん乗ること!乗ってバランス感覚を出来るだけ養い本番に自信をもって向かえたらと思います。サポートチームも彼女の頑張りを最後までサポートしていきます!
モンゴル本番は6月23~28日に決定!この挑戦の成功の先にもっと多くの人の挑戦が待っています。そしてこのツアーにはご支援が必要です!
厚かましいですがご支援・応援よろしくお願いします!
全ての人が夢を持てる人生を目指して。
プロジェクトメンバー紹介③:長谷川 麻衣 (オズ) ハーモニィセンター 小貝川ポニー牧場
2025/4/23 22:35
普段は乗馬のインストラクターをしながら、写真を撮ることを趣味とする牧場スタッフです。
私が馬と出会ったのは6年前の夏、人間関係に疲れてしまっていた大学生のころでした。
授業の一環で訪れた牧場で私の人生は大きく変わりました。温かく迎えてくれるスタッフ、穏やかな時間が流れる環境、私の心を癒してくれたポニーたち。当時の私にとって大きな支えとなり、そしてその思いはいつからか、「私もこの牧場でたくさんの人の力になりたい」という気持ちになりました。
小貝川ポニー牧場で働き始めて4年が過ぎたある日、「車イスの方をモンゴルで馬に乗せて走ろう!」というプロジェクトのお誘いをいただきました。
最初こそ流されるまま参加しましたが、車イスユーザーの方の「自分には無理だと思っていた、モンゴルで馬に乗って走りたい」と輝いた瞳に、私も力になりたいと思い参加を決意しました。
かく言う私はモンゴルに行ったことがありません。広大な草原、どこまでも続く空、そしてそこを駆け抜けるモンゴルの馬たち。想像しただけでドキドキとワクワクが止まりません。その地を車イスの方が行ったらどうなるんだろう?きっと私の何倍もの感動が待っているでしょう。その感動を一緒に分かち合いたい、一緒に馬に乗って風を感じたい、そしてこの先の誰かの生きる目標としてこのプログラムをたくさんの人に知ってほしいという想いがあります。
車イスの方に限らず、障害があるからと夢をあきらめてしまっていた方が、チャレンジするきっかけとして皆さんのご支援もこのプロジェクトにとって大きな歯車となります。
ぜひ、応援をよろしくお願いいたします。
プロジェクトメンバー紹介② 山根大(公益財団法人ハーモニィセンター 小貝川ポニー牧場・場長)
2025/4/4 14:15
私は茨城県取手市にある小貝川ポニー牧場に勤務しながら、
乗馬レッスンのインストラクターをしています。
声と顔が大きいのが特徴です。
河川敷にあるポニー牧場で働くうちに、
気が付いたら声が大きくなってしまいました。
顔は自分では大きいとは思っていません。
周りの人のお顔が小さいな、と思う事はありますけど。
ニックネームはフッカーです。
全身のお肉がフカフカしているので、そう呼ばれています。
最近は、ポジティブなオジサンなので、ポジさんと言う方もいます。
牧場にお越しの際は、どうぞお好きな名前で呼んでください。
ジョージクルーニーと呼んでくださっても一向に構いません。
牧場に来た方に、「また来たい」と思っていただけるようにと励んでいますが、
「自分が楽しく仕事をするのが一番だ」と考えが至ってからは、
毎日、腹の底から大笑いしながら、馬や通ってくださる皆さんと共に時間を過ごしています。
『馬のそばでは大きな声を出さない』と注意をしていますが、
毎日、馬のそばでも大声で話したり、ガハハハと笑うので、
馬達が大きな声に慣れてくれました。一般の方には馴致だと言っています。
馬達の胸の内は分かりませんが、おかげ様で小貝川のポニー達は出張先でも、
生来は苦手なはずの突発的な音にも動じない忍耐力を身につけてくれました。
寛大な馬達の感受性に感謝しつつ、日々、「馴致」を続けています。
【車椅子ユーザーのNさんをモンゴルにお連れする】今回のプロジェクトは、
【Riding For All】を掲げる我々の団体にとっても大きなチャレンジです。
私自身、これまで2度モンゴルでの騎馬トレッキングツアーを引率した経験があります。
その時にも既にオジサンでしたが、
目の前の大地が広すぎて、見えている範囲が「市」「県」なのかが
分からなくて戸惑った事を今でも覚えています。
どれくらい広いかを比較するモノもない広大な大地の上を馬に跨って疾走し、
そこで感じる風の香りや体の下で動き続ける馬の生命力、
一向に近づかない目的地の雄大さに完全にヤラレました。
現実離れしたロケーションで馬に乗って疾走する感覚は、
日本での乗馬とは何もかもが違いすぎて、
図らずも涙が出てしまいました。
本当に心が動くと、勝手に涙が出てきて、
感動していた事は後から気が付くという事もその時に知りました。
普段から馬に跨っているオジサンでさえこの有様だったので、
車椅子ユーザーがこの環境に飛び込んだらどうなってしまうのだろう、
と楽しみでたまりません。
私のミッションは、
・馬との時間をたくさん提供する
・現地で困らないように、様々な状況を想定する
・想定できる不測の事態を予め予測しつつ、その状況を体験してもらう
・自信をもってモンゴルに行けるようにする
だと考えています。
完全にすべての不安や危険が取り除ける訳ではありません。
実際に行ってみないと分からない事ばかりです。
行ってみて
「こんな事がバリアになっていた」と驚く事もあるかもしれないし、
「意外と行けた」となるかもしれません。
今回の「車椅子ユーザーがモンゴルで馬に乗るプロジェクト」のチャレンジが、
この長―い文章を忍耐強く読んでくださったあなたや、
周りにいる方が、障害のあるなしに関わらず
「夢にも思っていなかった目標」を見つけ、
チャレンジするきっかけとなったらこんなに嬉しい事はない、
と考えてこのプロジェクトに関わっています。
「次は自分の番だ!」と思いながら、
このプロジェクトを応援してくださったら幸いです。
道は続くぜ。 【Road To Mongolia】
プロジェクトメンバー紹介① 積田綾子(小児科専門医・リハビリ科医・ヨガインストラクター・福祉施設経営)
2025/3/25 11:08
「車椅子の人がモンゴルで馬に乗る——想像できますか?」
私は 医療や福祉を通して日々「運動をしたくてもできない人たち」に向き合っています。
医療の現場では、リハビリは提供できても「好きな運動」を楽しめる人は少ない。
運動の喜びを知っているからこそ、それができない人たちを見て、ずっと歯痒く思ってきました。
そんな想いから、「インクルーシブ運動場」 という活動を立ち上げ、
誰もが自由に動ける場をつくるまちづくりを進めています。
そして今、新たな挑戦として、
車椅子の人が馬に乗り、モンゴルの大地を駆ける夢を叶えるプロジェクト を立ち上げました。
「もう馬には乗れない」と諦めていたNさんの挑戦
このプロジェクトの主役は、脳性麻痺を持つNさん。
四肢が思うように動かず、発音もうまくできない——
それでも彼女は、3ヶ国語を学び、留学まで果たすほどの努力家です。
しかし、そんなチャレンジャーの彼女がどんなに探しても、
「好きな運動をする」選択肢はありませんでした。
「障害があるからもう馬に乗れない」と思っていた彼女が、今、乗馬に挑戦しています。
身体の使い方を工夫し、何度もトレーニングを重ねながら、
「モンゴルで馬に乗る」という夢に向かって進んでいます。
この挑戦は、彼女だけのものではありません。
この一歩が、車椅子ユーザーも自由に運動を選べる未来への道を開く のです。
ハーモニィセンターとの出会いから生まれたプロジェクト
このプロジェクトが生まれた背景には、
公益財団法人ハーモニィセンターの山本さん との出会いがありました。
彼らは、障害のある人に乗馬を提供していましたが、
「乗馬が本当に人生を変えるのか?」を知りたがっていました。
そこで意見を交わし、実証実験を重ねる中で、私たちは気づきました。
「ただ乗馬を提供するのではなく、障害のある人の人生を豊かにすることを最終目的にしよう!」
そうして生まれ、共感者が集まってできたのが、このプロジェクトです。
あなたの寄付が、この挑戦を支えます。
「リハビリだけが人生ではない。」
運動を楽しむ自由を、障害があっても諦めなくていい世界をつくるために。
私はこの挑戦を全力でサポートしています。
そして、あなたの支援が、この夢を現実にする力になります。
どうか、一緒にこの挑戦を支えてください。
あなたの応援が、新しい未来をつくります。