子どもが緊張で固まってしまったら、付添犬のハンドラーはどう対応する?
2024/6/27 16:18
いつも活動報告をご覧いただき、ありがとうございます。
今日は、付添犬活動について報告します!付添犬活動は皆さんのご寄附によって活動が支えられています。
司法面接を控え、緊張しているお子さん。
目の前で急に泣き出してしまった・・・
皆さんならどのように対応しますか?
本日は、定期的に行っている付添犬ハンドラー研修についてお伝えします。
付添犬のハンドラーって?
ハンドラーとは、犬を扱う技術を身につけた飼育・管理・訓練を行っている人のことを指します。
当法人では、子どもと犬の安全と福祉を十分に守った上で付添犬による支援を行っています。
そのために、付添犬だけでなく、ハンドラーにも一定の基準を設けた上で選定しています。
まずは、付添犬活動に必要な、犬のハンドリング技術はもちろん!
つなっぐが支援する子どもの支援者として相応しいかもとても大事な要素です。
付添犬活動を実施するということは、付添犬の寄り添いが必要な子どもにとって、「被害について話をする」というとても厳しい状況の時。
そのような緊張度の高い状況の中で、「ハンドラー自身が自然で適切な振る舞いができるかどうか」「ハンドラーにとって負荷が高すぎる状況にないかどうか」という見極めを必要とする活動になるのです。
付添犬活動を安全に中立的に行うために、ハンドラーはどんなことに配慮が必要だと思いますか?
私たちは付添犬におけるハンドラーは「黒子」であると考えています。
子どもからのニーズによりますが、基本的には穏やかに付添犬を撫でて、犬の体温や呼吸のリズム、触り心地などを感じて、5感を刺激し、少しでも精神的に負担を減らすことが付添犬活動の目的の1つです。
付添犬とふれあう時間は、あくまで子どもと犬との時間であることを意識して活動しています。
メグちゃん(JAHAさん所属)
目の前でお子さんが泣き出したらどう対応する?
付添犬のハンドラーは、ハンドラーになる前に虐待に関する知識や、子どもの発達などについて学ぶために、研修を受講しています。
ハンドラーとして認定された後も、研鑽を重ねていくため、定期的な知識のアップデートや経験を共有する機会を設けています。
例えば…
ハンドラーが緊張していると、付添犬にも緊張が伝わり、結果的にお子さんが緊張や距離感を感じてしまう可能性もあります。ハンドラーが常に落ち着いて対応することがとても大事!
そのため、ハンドラー同士で経験を共有したり、ケースワークで「目の前でお子さんが泣き出してしまったら」「部屋に入ってこられなかったら」「解離してしまったら」などの事例にどう対応するか考え、実際にシミュレーションしたりする機会を設けています。
つなっぐの付添犬ハンドラーは、公益財団法人日本動物病院協会及び社会福祉法人日本介助犬協会の2団体から推薦いただき認定しています。
それぞれの団体での活動経験も十分であり、犬のハンドリングはもちろんのこと、プロフェッショナルとして付添犬活動をするに十分な経験と資質をお持ちの方々ばかりです。
つなっぐが実施するハンドラー研修を通して、付添犬活動をよりよくするために、つなっぐスタッフとハンドラーが意見交換しながら、よりよい活動を一緒に作り上げています。
犬のプロフェッショナルたちから教えていただくことは多く、まさに多機関多職種連携を感じています。
先日のハンドラー研修会の様子
これからも子どもの最善の利益のためにどんなことができるのか、安全で中立な活動を行うために、気を付けるべき点はなど、連携している仲間や支援者たちと一緒に考えていきたいと思っています!
付添犬活動は、付添犬とそのハンドラーを派遣くださっている両団体はもちろんのこと、その他にも多くの実務者の理解をいただき行うことができています。活動の原資はまだまだほとんどが皆さんからのご寄附によって成り立っています。
付添犬活動をこれからも継続させていくために、皆様からのご支援お待ちしております!
バースデードネーションに挑戦中!
つなっぐでは、被害を受けた子どもが、一つの場所に行けば「聞き取り」「診察」「心のケア」など、必要なサービスを受けられるようなワンストップセンター(CAC:Childrenʼs Advocacy Center)を広げるために活動しています。
各都道府県に最低でも1か所ずつ、つなっぐのような子どものためのワンストップセンター(日本版CAC)があることで、一人でも多くの子どものサポートを実現できます。
そしてこの活動を広げるためには、現在の活動実績を国や自治体に届け、将来的には国としての取組にしてもらいたいと思い、日々活動を続けています。
という段階ですので、まだまだ皆さまからの温かいご支援による支えが必要なのです。
現在、バースデードネーション(お誕生日クラウドファンディング)に挑戦しています!
つなっぐ5歳の誕生日プレゼントとして、皆さまのお気持ちをぜひお寄せください。
式典の様子はオンデマンド配信で!
インターン生も運営に参加した、「つなっぐ設立5周年式典」の様子を、オンデマンド配信しています。
来賓の挨拶のほか、基調講演、付添犬に関するシンポジウムや、つなっぐの活動についてもお伝えしています。
子どもの支援に関わる方、ご興味のある方、皆さまにご覧いただきたい内容になっております。
視聴を希望される方は、下記よりお申込みください。
【お申込みは下記から】※申込は7/31(水)まで
子どもが被害を話す相手はあなたかも・・・「子どもの話を聞く研修」
2024/6/28 06:08
いつも活動報告をご覧いただき、ありがとうございます。
つなっぐ5歳のお誕生日クラウドファンディング終了まで、あと30日に迫りました!
引き続き、つなっぐについて知っていただけるよう、配信を頑張っていきます^^
今回は「子どもの話を聞く研修」をご紹介!
学校の先生や子どもと接するお仕事をされている方は必見です。
「学校」・・それは被害を最初に話す場所
子どもが性被害を受けたとき、多くは、
「恥ずかしく思って誰にも言えなかった」
「誰かに話したら、自分のせいで家族がバラバラになってしまうかも…」
と、なかなか助けを周囲に求めることができない現状があります。
そのような中で、勇気を出して、経験を大人に伝えることができたとき、
子どもから適切に話を聞き、必要な支援に繋げることがとても大切です。
昨年度、つなっぐで「子どもの性被害への対応に関する実態調査」を行った結果、
被害を開示した場所で最も多いのが、学校(大半は担任の先生)だということが分かりました。
他にも、児童養護施設、学童保育など、子どもが日常生活を送る場所でも、被害の開示がされていました。
また通常、性的虐待の多くが密室で起こることから、子どもの供述しか証拠がないことが多い、ということも分かっています。
だからこそ被害開示があったときの話の聞き方や対応が大変重要になってきます。
お子さんから、いつどこで被害についての話があるか分かりません。
お子さんの被害からの影響を最小限にするためにも、話の聞き方について、適切な方法を学んでおく必要があるのです。
子どもの話を聞く研修
8/3(土)に「子どもの話を聞く研修」を開催します。
性被害や虐待、いじめなどについて、子どもから話を聞く時、
・子どもの普段の様子から大人目線で仮説を立て、誘導的な聞き方になっていませんか?
・子どもを指導しなければ…との思いで、起こった事実を聞き取ることと、指導を同時に行っていませんか?
・虐待や性被害等の開示があったとき、「何を」「どこまで」「どのように」聞けばいいのか分からず悩んでいませんか?
この研修では、学校などにおける事故やいじめ等の「事実調査」において陥りやすい問題や、子どもから被害の開示があったときの話の聞き方などについてお伝えします。
オンライン参加のほか、後日見逃し配信もしています。
学校の先生や、子どもと接する仕事をされている方、ぜひご受講ください。
■子どもの話を聞く研修
日時:8月3日(土)13:30〜16:30
開催:オンライン(zoom)、見逃し配信
受講料:2,000円(税込)
<詳細・申込はこちら>
つなっぐは子どもから話を聞く「司法面接」を行っています
つなっぐでは、虐待や性被害、いじめなどを受けた子どもから、話の聞き取りを行う「司法面接」を実施しています。
研修を受けた専門スタッフが、誘導・指示のない面接を行い、被害を受けたとされる体験・出来事を聞き取ります。
もし、あなたが子どもから被害の話を聞いた時は・・・ぜひ、つなっぐにご連絡ください。
子どもからのお申込みがあった場合は、原則無料で行っています。
これらの活動は、皆さまからのご寄附に支えられています。
皆さまのお気持ちを寄付としてお寄せください。
バースデードネーションに挑戦中!
つなっぐでは、被害を受けた子どもが、一つの場所に行けば「聞き取り」「診察」「心のケア」など、必要なサービスを受けられるようなワンストップセンター(CAC:Childrenʼs Advocacy Center)を広げるために活動しています。
各都道府県に最低でも1か所ずつ、つなっぐのような子どものためのワンストップセンター(日本版CAC)があることで、一人でも多くの子どものサポートを実現できます。
そしてこの活動を広げるためには、現在の活動実績を国や自治体に届け、将来的には国としての取組にしてもらいたいと思い、日々活動を続けています。
という段階ですので、まだまだ皆さまからの温かいご支援による支えが必要なのです。
現在、バースデードネーション(お誕生日クラウドファンディング)に挑戦しています!
つなっぐ5歳の誕生日プレゼントとして、皆さまのお気持ちをぜひお寄せください。
式典の様子はオンデマンド配信で!
インターン生も運営に参加した、「つなっぐ設立5周年式典」の様子を、オンデマンド配信しています。
来賓の挨拶のほか、基調講演、付添犬に関するシンポジウムや、つなっぐの活動についてもお伝えしています。
子どもの支援に関わる方、ご興味のある方、皆さまにご覧いただきたい内容になっております。
視聴を希望される方は、下記よりお申込みください。
【お申込みは下記から】※申込は7/31(水)まで
創立以来の「活動実績」&「支援事例」・・寄付の用途は・・
2024/7/1 18:44
2019年の設立以来の活動実績&支援事例
2019年の設立以来、130件を超える申込に対応してきています。
多機関多職種で連携して、子ども・若者によりそった支援を中長期で行い、
子どものためのワンストップセンター(日本版CAC:Childrenʼs Advocacy Center)と
しての活動ができているのも、多くの皆さまのご寄付に支えられているから
こそです。
以下のチャートは、
創立5周年記念講演でご紹介した活動実績等と支援事例です。
ご寄付はどんなことに使われてるの・・・
継続したご支援が、安定した活動につながります。
ここでは月々1,000円〜5,000円のご支援がどのように活用されるのかをお知らせします。。
バースデードネーション(お誕生日クラウドファンディング)に挑戦しています!
つなっぐでは、被害を受けた子どもが、一つの場所に行けば「聞き取り」「診察」「心のケア」など、
必要なサービスを受けられるようなワンストップセンター(CAC:Childrenʼs Advocacy Center)を広げる
ための活動もしています。
付添犬活動にも、まだまだ皆さんのお力を必要としています。
つなっぐ5歳の誕生日プレゼントとして、皆さまのお気持ちをぜひお寄せください。
私たちつなっぐをご紹介!ボランティア説明会開催のお知らせ
2024/6/25 05:28
明日から7月!いよいよ夏本番が近づいてきましたね。
バースデードネーションも、皆さまからの熱いご支援をいただき、32名もの方にご寄附いただきました!
本当にありがとうございます。
一人一人からいただく応援が、私たちの大きな力になっています。
つなっぐの活動は、「辛い思いをした子どもたちを、何とかしたい」と、ご寄附や物資を頂いたり、スキルを活かして参加してくださる方のおかげで、活動の幅が少しずつ広がってきています。
そして全国の子どもたちが安心できる社会を作るためには、ますますそのお力が必要です。
ボランティア説明会(オンライン)を開催します!
その応援の形の一つ、つなっぐのボランティアについて、活動を知っていただくための説明会をオンラインで開催します!
日時 7月13日(土)10:00-11:30
今回は、その内容をちょこっとご紹介します☆彡
【ボランティア説明会の申込はこちら】
つなっぐの活動って?
つなっぐでは、「子どものためのワンストップセンター(日本版CAC)」として虐待や性被害などを受けた子どもに対して、「話を聞く」「診察する」「心のケア」の必要な支援をワンストップで行っています。
ただ「子どものためのワンストップセンター(日本版CAC)」といっても、まだまだ日本には全国でつなっぐ含めて2か所のみ。
実際にどんなことをやっているのかピンとこない…という方も多くいらっしゃると思います。
そこで説明会では、つなっぐの4つの事業、
①話を聞く・・司法面接や系統的全身診察の実施
②一緒に乗り越える・・付添犬が子どもたちに寄り添う活動
③暮らしを支える・・自分を大切に暮らすための支援
④支援の輪をつなぐ・・子どもをサポートする大人の体制を整える
を中心に、具体的にどんなことを行っているのかについてお伝えします。
また実際に、どのくらいの件数の支援を行っているの?などの現状もお伝えしていきます。
まずはつなっぐの活動について知りたい、という方、ぜひ「ボランティア説明会」にご参加ください!
つなっぐのボランティアって?
「子どものワンストップセンター(日本版CAC)」としての活動は分かったけど、それじゃあ実際に自分たちに何ができるのか?というところで、つなっぐのボランティアについてお伝えする予定です!
つなっぐは、今年5歳の誕生日を迎えました。この5年間でたくさんのボランティアさんが活躍しています。
前回の活動報告でもお伝えしましたが、研修・講演会の運営や事務サポートのほか、子どもと直接関わりながら、子どもの暮らしを支えるボランティアなど、様々な面でサポートいただいています。
(前回のボランティアの活動報告はこちら)
つなっぐのボランティアは、それぞれが持つスキルや個性を大切にして、その人ができることを、できる範囲で行っていく、ということを大切にしています。
それは細くてもいいから、つなっぐと長く関わってくださり、一緒に活動してほしいからです。
被害を受けた子どもの支援は、とても長期間に渡り、そして多岐に渡ります。
だからこそ、支援者も、一時だけの活動ではなく、一緒にマラソンするように、支援に携わってほしいのです。
説明会では、ボランティアとしてできることや、活動までの流れ、また実際に活動に参加されている方のお声もお伝えしていきます!
ボランティアの語源はラテン語のボランタス。
日本語で「自由意志」という意味を持つそうです。
日本では、ボランティアについて、つい自己満足の慈善活動なのでは…と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも本来の「ボランティア」が持つ意味は、”みんなが社会の一員である事を忘れず、一人一人が意志を持つ事でグラスルーツ(草の根)の影響力を強めること”だとも言われています。
被害を受けた子どもたちが、全国のどんな場所にいても、安心してサポートを受けられるよう「子どものためのワンストップセンター」を社会に広めるためには、皆さまのお力が必要です!
子どもの未来を守るために、ボランティアとしてどんなことができるのか、説明会に参加して一緒に考えてみませんか。
ボランティアやりたくなったら、つなサポ講座!
タッグを組む大人みんなが、それぞれの専門性や知識、経験をもって正しい知識を持ってサポートできるようにするためには、研修や啓発活動などを通じて、みんなで共通の理解のもと、支援活動を進めていく必要があります。
ボランティアとして、子ども・若者に適切なサポートができるよう、必要な知識を身につけるため「つなっぐ子ども・若者サポートボランティア講座」通称「つなサポ講座」も開催します。
9月から半年間、月1回・全6回の講座です。(全て対面講座です)
講座では「そもそもボランティアって?」「ボランティアのためのトラウマインフォームドケア」など、ボランティアとして必要な心構えや知識について学びます。
昨年度は18名の方にご参加いただき、講義だけではなく、少人数ならではの熱いディスカッションも見られました!
(昨年度の受講風景)
ボランティア説明会では、この講座の詳細もお伝えさせていただきます。
すでに子ども・若者に関わる活動をされている方にも、これからやってみたいな…と思っている方も、どなたでもご参加いただけます。
■講座の詳細はこちら
ボランティア説明会・・お気軽にご参加ください!
つなっぐのボランティアや、子どもや若者に関わることに興味のある方、何かボランティアをしたいと思っている方…などなど、ますは話を聞いてみませんか?
オンライン開催ですので、少しでもつなっぐやボランティアに興味を持ってくださった方、お気軽にご参加ください。
■ボランティア説明会
日時:7月13日(土)10:00~11:30
開催:オンライン(zoom)
申込期限:7月11日(木)
※開催日前日に、zoomURL等をメールにてお送りいたします。
<申込はこちら>
つなっぐのボランティア活動に関する情報はHPにも掲載しております。
バースデードネーションに挑戦中!
つなっぐでは、被害を受けた子どもが、一つの場所に行けば「聞き取り」「診察」「心のケア」など、必要なサービスを受けられるようなワンストップセンター(CAC:Childrenʼs Advocacy Center)を広げるために活動しています。
各都道府県に最低でも1か所ずつあることで、一人でも多くの子どものサポートを実現できます。
この活動を広げるために、現在の活動実績を国や自治体に届け、将来的には国としての取組にしてもらいたいと思い、日々活動を続けている、
という段階ですので、まだまだ皆さまからの温かいご支援による支えが必要なのです。
現在、バースデードネーション(お誕生日クラウドファンディング)に挑戦しています!
つなっぐ5歳の誕生日プレゼントとして、皆さまのお気持ちをぜひお寄せください。
式典の様子はオンデマンド配信で!
ボランティアさんも活躍してくださった「つなっぐ設立5周年式典」の様子を、オンデマンド配信しています。
来賓の挨拶のほか、基調講演、付添犬に関するシンポジウムや、つなっぐの活動についてもお伝えしています。
子どもの支援に関わる方、ご興味のある方、皆さまにご覧いただきたい内容になっております。
視聴を希望される方は、下記よりお申込みください。
【お申込みは下記から】※申込は7/31(水)まで