今回もホームの様子を紹介します。

　あらんの家・ミモザの家、両ホーム共に季節感を大切にしています。

　哲学者マルセルの言葉に"人間が人間に贈ることのできる最善の贈り物とはいい思い出です"と言う言葉がありますが、「ミモザの家・あらんの家で過ごした時にこの季節にはこんなことしたな」と、色んな季節でホームで思い出を作ってもらえたらと思います。

　何かのきっかけで思い出す度に、心がほっこりと温かくなるような、思い出が、何か人生の課題に直面した時に、自分には味方がいると思い出せるきっかけ、前に進むきっかけになったらいいなと思います。

　本日はホームの様子を紹介したいと思います。

　あらんの家、ミモザの家ともに入居者に対しても退居者に対しても行っていることがあります。

　それは‟誕生日を祝う”ことです。

　色んな事情でホームにやってきた子どもたち。その中には初めて誕生日を祝ってもらった！と話す子もいます。

　ここで誕生日を祝ったことが、ホームを退居した後も自分の誕生日が来るたび、良い思い出として思い出して何かのチカラになればなと思います。

「ホームを退居した後も、子どもたちのライフイベントごとの課題に実家代わりのように寄り添い続けられる居場所を」をテーマとしたマンスリーファンディングが、11月1日からスタートし、10日が経過しました。

　おかげさまで11月10日AM10時、時点で6名の支援者様がマンスリーサポーターとなってくださり、8,396円のご支援をいただきました。支援して下さった皆様・シェアして下さった皆様本当に有り難うございます。

　前回のクラウドファンディングでは、「あらんの家」開設10周年をきっかけに、これまでの自立援助ホームの活動に加え、11年目の挑戦であるホームを巣立った子どもたちが、「ただいま」と帰ってこられる「新しい居場所」を作るために、お力添えを頂きました。おかげさまで「居場所」は11月より試験的にオープンしています。しかしその活動のほとんどが、皆様からの寄付金などの、自主財源でまかなっているのが現状です。子どもたちが継続して安心して帰ってこられる場になるためにも、皆様のお力添えお待ちしております。

　また、これをきっかけに少しでも多くの方に自立援助ホームの存在を知って頂けたらと思います。ぜひ、私たちの活動をお知り合いの方へ広めていただけると嬉しいです。

　皆さまの気持ちが集まって様々な形で応援していただくことで、子どもたちのライフイベントごとの様々な「助けて！」に提供できる支援の幅が広がります。キャンペーンは11月30日まで実施しています。キャンペー終了まで残り20日、引き続き、皆様の応援よろしくお願いいたします。

　「11月は児童虐待防止月間です！」

　こども家庭庁では、児童虐待問題に対する社会的関心を喚起するため、児童虐待防止法が施行された11月に「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を実施し、厚生労働省における児童虐待防止推進月間の取組を継承した、集中的な広報啓発活動を実施しています。

　子どもを虐待から守るためには、まず、一人ひとりが児童虐待防止に対する意識を高めることが重要だと思います。

　私たちの活動も、「社会的養護」について知ってもらえる1つの啓発活動になればと思い、この11月にマンスリーファンディングのキャンペーンを実施させていただきました。

　「私には関係はない」ではなく、パートナーとの離別や病気など突発的な出来事で、子育てするのが難しくなる状況に追い込まれる可能性は誰にでもあります。子育ては1人では大変。だからこそ、1人でも多くの方に知って頂き、地域で子どもを育てられる社会になれたらと思います。