ナイスネイチャ34歳のバースデードネーションの受け入れ条件緩和についてのお知らせ
2022/7/13 18:05
いつもあたたかなご支援をいただき、ありがとうございます。
引退馬協会事務局です。
4月から5月にかけて行いました「ナイスネイチャ34歳のバースデードネーション(34歳BD)」におきましては、数多くの方にご寄付をいただき誠にありがとうございました。
重ねて厚くお礼申し上げます。
さて、再就職支援をテーマにした34歳BDですが、4月に金沢競馬場所属だったメイジン号、6月に引退し現在まで渡辺牧場で休養中のニットウイロンデル号の2頭しかお申込みをいただいておりません。
当協会からも今まで当会と関わってきた調教師の皆さんや牧場関係者に連絡させていただいておりますが、現在のところ、想定よりもお申し込みが少ない状況です。
皆さんのお話を伺ったところ、次のようなご指摘・ご意見をいただきました。
①プログラムに入るまでの馬主(所有者)の負担が大きい。
② 再就職支援プログラムに入れたい馬がいるが、重賞を勝っていない。
②については誤解で、「それは昨年実施した『ナイスネイチャ33歳のバースデードネーション』の対象馬です」とお話しし、理解をいただきました。
一方、①の所有者側の負担感というのはやはり大きいようで、ここを緩和しないとなかなか申込みに踏み切れないということが分かりました。
特に、リトレーニング施設に空きがなく順番待ちとなる場合など、待機期間が不透明なため「どのくらい費用がかかるのか不安だ」という声もお聞きしました。
ちなみに現在の所有者側の負担部分は
・プログラム入りまでの預託料(申込みから「3ヶ月」までは全額、それ以降は半額)
・健康診断受診料
・馬の輸送費
としておりました。
これを受け入れ促進のため、次のように変更させていただきます。
・プログラム入りまでの預託料のうち、申込みから「1ヶ月」分までは全額、それ以降は半額
・健康診断受診料
・馬の輸送費
と致します。
「健康診断受診料」と「馬の輸送費」については変更ありませんが、一番費用のかかる「預託料」の負担を軽減することで申込みやすい環境にすることが今回の意図です。
これにより、一頭あたりのコストは当初予定していた170万円より増加すると考えられ、総受け入れ頭数が変更になることも予測されます。
これについては、速やかに受け入れを進めるためとご理解いただけると幸いです。
なお、既に条件緩和により北海道営競馬で走っていたニットウイロンデルが、北海道浦河町の渡辺牧場での1ヵ月の休養を経てワタナベリトレーニングファームにてプログラムに入ったことを合わせてご報告いたします。
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また、競走馬時代の馬主さんだけではなく、引退後に所有した方も応募できますので、ご希望の方は引退馬協会宛にご連絡・ご相談ください。
連絡先:otoiawase@rha.or.jp
ナイスネイチャ34歳のバースデードネーションを終えて
2022/5/25 15:18
引退馬協会代表理事の沼田です。
先日、「ナイスネイチャ34歳のバースデードネーション(34歳BD)」を終了いたしました。協会を代表する者として、ご支援いただいた皆様に御礼申し上げます。
昨年の「33歳のバースデードネーション(33歳BD)」においてもたくさんのご寄付を頂戴し、驚きとともに責任の重さを感じました。33歳BD終了後に、収支状況や馬の引き取りについて透明性を確保し、状況を随時ご報告すると申し上げたのはその思いからでした。
おかげさまで12頭の馬を引き取ることができ、継続寄付をされている方や新たに当協会の会員になったくださる方もおり、なお収支に余裕があるため10頭を追加で募集することにいたしました。
「そんなにたくさん馬を抱えて大丈夫か」というご心配もいただいておりますが、長期リスクに備えたプール金を積み増した上での判断ですのでご理解いただけると幸いです。
さて、今回に話を戻します。
正直に申し上げて、今年は前回の寄付金額を上回ることはないのではないかと予測しておりました。
ところが、開始早々に昨年より大幅に引き上げた目標金額850万円をクリアし、新たに設定したストレッチゴール1,360万円もすぐに達成してしまいました。最終的には、昨年より多い17,152名の方々から54,103,738円ものご寄付をいただきました。
ご協力をいただいた皆様には感謝しかありません。心よりお礼申し上げます。
ここで、今回のご寄付の使い途について当協会内で協議いたしましたので、改めて詳細をご説明いたします。
【ご寄付の使い途】
寄付金総額5,410万円は、以下のように使用する予定です。
①再就職支援に4,250万円(170万円×25頭)
今回のテーマである再就職支援の受け入れ頭数を、当初の5頭からネクストゴールでは8頭に増やしましたが、さらに17頭増やし25頭といたします。
ただし、現状においては再調教できる施設と人材が十分でないこと、また一度に多くの馬がプログラムを卒業した場合、譲渡先とのマッチングが難しくなることから2年程度をメドに事業を進めていく予定です。
②積立金として510万円(寄付総額の約9%)
再就職プログラムを卒業しても譲渡先が決まらなかった馬や譲渡に時間がかかる馬も発生すると予測されることから、上記金額を積み立てることでリスクに備えます。
プログラムを卒業したすべての馬が譲渡先に渡った時、この積立金に残額があった場合は改めて再就職支援に利用します。
③収納代行手数料等として650万円(寄付総額の約12%)
昨年実績をもとに、クラウドファンディング手数料およびクレジットカード手数料を計算しております。(この計算根拠は33歳BDに基づいています)
33歳BD収支状況(2022年2月末まで)
なお、34歳BDでの寄付金については、33歳BD同様に当協会の一般会計とは切り離し管理します。全額を馬のために活用し、当協会の人件費等の一般管理費には使いません。
馬の受け入れ・再調教の状況・卒業の過程及び本クラウドファンディング収支については、随時こちらのページでご報告いたします。
【最後に】
ご寄付をしていただいた皆様、本当にありがとうございました。
皆様のご期待に副うべく、一頭でも多くの馬が天寿を全うできるよう傾注していく所存です。
今後とも、当協会の活動及び引退馬の動向について注視していただけたら幸いです。
皆様のご多幸を祈念し、お礼のご挨拶とさせていただきます。
認定NPO法人 引退馬協会
代表理事 沼田恭子
たくさんのご支援ありがとうございました
2022/5/16 16:11
引退馬協会事務局です。
5月15日をもちまして「ナイスネイチャ・34歳のバースデードネーション」を終え、みなさまのご協力のおかげで、目標としていた850万円を大きく上回り、17,145名の方から 54,093,369円ものご寄付をいただくことができました。
このほかにも、継続のご寄付やご送金等を含めるとさらに金額が増えますので、適切なタイミングで随時ご入金額をご報告いたします。
ご寄付下さった皆さま、このドネーションを一人でも多くの方に知っていただく為にご協力下さった皆さまに心より御礼申し上げます。
これは「一頭でも多くの引退馬を第二の馬生に繋げて欲しい」という多くの方のお気持ちであるということをしかと受け止め、「再就職支援プログラム」で受け入れた馬たち一頭一頭を最後まで責任をもって見守っていくことが一番大切なことであると思いを新たにしております。
ご寄付の使い途につきましては、目標額を大きく上回りましたので、当会事務局にてあらためて話し合い、できるだけ速やかにお知らせいたしますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
【ナイスネイチャ・34歳バースデードネーション第1号馬受け入れのご報告】
34歳のバースデードネーションで、第1号馬のメイジン号を受け入れました。骨折により休養中だった同馬は馬主の牧場にて療養をし、リトレーニングの機会を模索しているところでした。健康診断の結果リトレーニング開始に問題ないとの診断が下りましたので、早来エクワインファームに移動しました。
【プログラムへの参加ご希望について】
ナイスネイチャ・34歳のバースデードネーションを利用して、引退馬協会の再就職支援プログラムに馬を参加させたい方(馬主、牧場、厩舎関係者様)は、otoiawase@rha.or.jp からメールもしくは、北海道事務所までお電話でお問い合わせください。(TEL 0123-76-7333)
【ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーションでは引退繁殖馬を募集しています】
昨年のナイスネイチャ・33歳のバースでドネーションでは、自身が重賞勝ち馬または、産駒が重賞勝ち馬である、繁殖を引退する馬10頭を追加募集しています。otoiawase@rha.or.jp からメールもしくは、北海道事務所までお電話でお問い合わせください。(TEL 0123-76-7333)
ご寄付の金額について(お詫びと訂正)
2022/4/28 12:09
いつもあたたかなご支援をいただき、ありがとうございます。
引退馬協会事務局です。
昨日、4月27日にお送りいたしました活動報告にて、「ご寄付は500円から可能です。」とご案内いたしましたところ、任意の金額欄に300円の入力が可能だったというお問い合わせをいただき、Syncable社に問い合わせましたところ、寄付画面の金額ボタンでお選びいただけるのは500円からとなっていますが、任意の金額欄では300円から入力が可能となっていることが判りました。
ご案内に誤りがありましたことを深くお詫び申し上げ、何卒ご容赦いただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。