カウンセラー(19期)を3月に卒業!4月から新入社員!「ゼブラ」こと中村千仁さん
2022/3/29 13:11
自己紹介と団体との関係性を教えてください。
平成12年生まれ、現在22歳のゼブラこと中村千仁です。大学在学中の4年間、ハーモニィカレッジにて大学生ボランティア(カウンセラー活動)を経験し、ハーモニィカレッジのモットー「子どもたちに自信と誇りを!」を追求し、理念「100年を生き抜く底力を育む」を達成したいという想いのもと、この春より職員として働きます。
これまでの活動の中で一番心に残っているものを教えてください。
ポニーキャンプにおける子どもたちの感情や様子の変化に心を惹かれます。
初日、子どもたちはポニーキャンプという「非日常」にドキドキとワクワクを抱え、足取りがどこか小さいように感じます。そんな子どもたちが共に生活をしていく中で、この場所や仲間たちに安心感を覚え、笑い合い、牧場中を堂々と大きな足取りで駆けていくように変わります。まるで昔から全員ここにいたかのように。「非日常」が「日常」に変わる瞬間です。
そして、最終日。終わりが近づくことで段々と、仲間たちとのこの場所が有限であることを思い出し、「日常」が再度「非日常」へ変わっていきます。ある子どもはより大きな足取りで、別れのその瞬間まで仲間との絆を深め合い、ある子どもはより小さな足取りで、そっと想いを馳せます。
一期一会の繋がりに、子どもたちだけでなく大人たちも強く心を惹かれ、馬たちもどこかゆったりとした表情に変わっていきます。この一連の流れが、私はとても大好きで心に残っています。
この団体の魅力を教えてください。
体験の中に「余白」が設けられていることです。
私たちが提供するものは「体験ソノモノ」ではなく、「体験へのキッカケ」だと思っております。子どもたちの意見や考えを尊重し、提供されたキッカケに対してやるかやらないかの選択を委ねます。自身で選択するという「余白」の中に、子どもたちは胸を躍らせ「さぁ、なにをやってやろうか。」という気持ちで主体的に活動を楽しんでくれます。
また、先の選択でやらないといった子どもに関して、ふと見ると指を咥える様に他の子どもたちの体験の様子を見ていることがあります。そんな時に再度「やってみる?」と尋ねると多くの子どもが少し悩んだ末に「やってみる。」という答えを出します。その後、羽を伸ばすように全力で体験を楽しむ子どもの様子は、本当にキラキラと輝いています。この「余白」の中で、子どもたちは自身で選択し楽しむという経験を経て、主体性や自信と誇りを掴むキッカケを得ていくのだと思います。選択権が子ども自身にある。その余白が当団体の魅力だと思います。
この活動を通じて届けていきたいものや作り上げていきたいものを教えてください。
この場所が自由な場所なのではなく、この場所に関わることで子どもたち自身が自由になっていく。そんな未来を、誇り高き馬たちの大きな背中を借りて創造していきたいと思っています。
そのために、子どもたちが十分に力を発揮できる環境づくりを馬たち、仲間たちと尽力し実現します。応援よろしくお願いします。
↓「いいな!」と思ってくれた方はこちらのURLからご支援をお願いします!
↓をクリックしてTwitter・Facebook・Instagramなどで「いいね!」「シェア」で応援してください!ご協力をお願いします!
馬の最期の大仕事
2022/3/26 17:18
今日は、ハーモニィカレッジの馬に対する想いを3回にわたってご紹介する3回目!
馬の寿命
空山ポニー牧場、馬の平均年齢!
馬の最期の大仕事
黒い毛並みと、ピンと立った耳が愛らしい、オーストラリアンポニー種のラディアン。中型のポニーで、大人も子どもも乗馬できる、大人気のお嬢さん。きちんと合図をすれば、すんなり言う事を聞いてくれるのですが、気に入らない合図だと、お尻を跳ね上げ毅然とした態度で思いを伝えてくる、そんな誇り高いポニーでした。ラディアンに認められ、駈歩で馬場を駈ける、あの嬉しさは今でも鮮明に思いだされます。
平成29年6月4日(日)
前日まで因幡ふれあい乗馬で大人の方を背に乗せて元気にしていたラディアンが、苦しそうに馬房で横たわっていました。ポニーパークに来ていた子どもたち、カウンセラー、保護者の方、大人の方々、スタッフたちみんなが、身体をさすったり、声をかけつづけました。徐々に息が浅くなり、命の炎が小さくなっていくのを肌で感じました。
14時12分、みんなに見守られながら23歳で天国に旅たちました。献花台が準備され、お別れの会が開かれ、冥福を祈りました。この日、牧場に居た全員が命の尊さを実体験として感じた事だと思います。大好きだったラディアンが、現実にこの世から旅立ってしまう。この日以降牧場にラディアンの姿はありません。命とは本当に尊く、私たちにもその命がたった一つだけ宿っていることを知りました。ラディアンが最期に私たちに教えてくれました。
ハーモニィカレッジに暮らす馬たちの最期の大仕事は、私たちに命の尊さを実体験として伝えてくれる事かもしれません。ハーモニィカレッジでは、馬たちをパートナーと捉え、最後まで天寿を全うさせると決めました。その覚悟や命へ向き合う大人の姿勢が子どもたちに必ずいい影響を与えると確信しています。子どもたちを中心に、人が馬と関われる居場所を、馬が天寿を全うできる牧場の継続にみなさまのご支援を宜しくお願い申し上げます。
ハーモニィカレッジ 職員一同
↓「いいな!」と思ってくれた方はこちらのURLからご支援をお願いします!
↓をクリックしてTwitter・Facebook・Instagramなどで「いいね!」「シェア」で応援してください!ご協力をお願いします!
「馬と生きる!」~空山ポニー牧場にいる馬の平均年齢!~
2022/3/25 19:34
今日は、ハーモニィカレッジの馬に対する想いを3回にわたってご紹介する2回目!
馬の寿命
空山ポニー牧場、馬の平均年齢!
馬の最期の大仕事
空山ポニー牧場には現在11頭のポニ―達が暮らしています!
【詳細はコチラ⇒
そのうち、3頭は第一線を退き、第二の馬生を過ごしています。他の8頭がポニーキャンプやポニーパーク、牧場ようちえんなどで活躍してくれています。
空山ポニー牧場の馬にはそれぞれ、得意な仕事があります。
例えば、白い毛並みが美しい「エルダ」。アラブとポニーの半血種である彼女は、障害飛越が得意です。速く走る事も得意なので、乗馬が上達した子どもたちの憧れのポニーです。でもゆっくり歩くのは苦手です。
白と黒のブチ模様の「玉三郎」。彼は非常に温厚で、ようちえんの子どもたちが安心して触れ合ったり、乗馬したりできます。他にも、個性豊かなポニー達が暮らしています。
さて、そんな空山ポニー牧場のポニー達の平均年齢は何歳なのでしょうか?
なんと16.7歳!
日本人の平均寿命84.7歳、馬の寿命を25歳として、空山の馬を人間年齢に換算すると、56.6歳!一般企業の理想的な社員の平均年齢が35歳と言われているので、それと比較するとかなり高齢化していると思われます。
継続して、ハーモニィカレッジの事業を続けていくためには計画的な新馬の導入が必要不可欠だなぁと、改めて実感しました!
経験をたくさん積んだ、熟練ポニー達の妙技を次代につないで行きたいと、強く思います!
次回に続く!!⇒馬の最期の大仕事
「馬と生きる!」~馬の寿命~
2022/3/24 17:02
今日は、ハーモニィカレッジの馬に対する想いを3回にわたってご紹介したいと思います!
馬の寿命
空山ポニー牧場、馬の平均年齢!
馬の最期の大仕事
1.馬の寿命
みなさん、馬の寿命ってご存じですか?
ちなみに、日本人の平均寿命は84.7歳(令和2年発表)だそうです。
馬の寿命は一般的に20~30歳と言われています。大きい馬よりもポニーなどの小さな馬の方が長生きすることが分かっています。
犬や猫と比べると長生きなイメージですね。
では、最高齢の馬は何歳まで生きたのでしょうか?
なんと、62歳!
1760年にイギリスで生まれたオールドビリーという名前のばん馬で、運河で船を引く仕事をしていたそうです。
日本では、シャルロットという競走馬が40歳まで生きました。
空山ポニー牧場には現在34歳(昭和62年6月14日生まれ)のタマが元気に暮らしています。創設期よりハーモニィカレッジを支えてくれたスーパーポニーです。
放牧場でのんびり暮らすタマの姿は、子どもたちはもちろん、訪れる大人の方も癒してくれています。タマはマイペースに草を食みながら、時折、乗馬が行われている馬場を見ている事がありますが、もしかしたら後輩のポニーやスタッフを暖かく、微笑みながら見守ってくれているんじゃないかぁ・・・なんて思ったりしています。
※左に写っている馬がタマです。
次回に続く!!⇒空山ポニー牧場、馬の平均年齢!
↓「いいな!」と思ってくれた方はこちらのURLからご支援をお願いします!
↓をクリックしてTwitter・Facebook・Instagramなどで「いいね!」「シェア」で応援してください!ご協力をお願いします!