認定NPO法人引退馬協会事務局です。
この度、「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」の受け入れ馬として、引退外国産種牡馬1頭と引退功労繁殖牝馬2頭の受け入れが決定しましたので、お知らせいたします。
バトルプラン
バトルプランは2005年生まれのアメリカ出身の種牡馬です。
怪我により競走馬としては6戦しかしていませんが、ニューオーリンズH(GII)優勝など4勝、スティーヴンフォスターH(GI)2着の成績を挙げています。エンパイアメーカー産駒として期待され、2010年に種牡馬として輸入され、アロースタッドで種牡馬生活を送ってきました。代表産駒は東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII)、サウジアラビアロイヤルカップ(GIII)優勝のブレスジャーニー、アイビスサマーダッシュ(GIII)優勝のライオンボスなどがいます。
種牡馬を引退するにあたって、アロースタッドよりお声がけをいただき、受け入れが決定しました。
【今後の繋養先と見学について】
鹿児島の
現在繋養中のアロースタッドにいる間は見学可能です。10月中は毎日15時~16時、11月からは土日のみとなり、15時~16時です。
ひだか・ホース・フレンズに移動後は馬が環境に慣れ、施設側の見学者受け入れ態勢が整ってからとなります。
バトルプラン プロフィール
オースミコスモ
オースミコスモは1999年生まれです。
2001年に競走馬としてデビューし、3戦目で阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)で3着に入賞。関屋記念、中山牝馬ステークス、福島牝馬ステークスの重賞3勝(いずれもGIII)を挙げた他、数々の重賞競走で活躍をしました。2007年に繁殖に上がり、2008年から2021年にかけて9頭を出産しました。
繁殖を引退するにあたって、繋養していた広富牧場からご相談をいただきました。広富牧場では他にも面倒を見なければいけない繁殖牝馬たちがいるので、他で受け入れてもらえる馬は譲渡をし、他では受け入れてもらい辛い馬たちを面倒みていきたいとの想いから、後述のエスワンスペクターと一緒にフォスターホースとして受け入れることになりました。
【今後の繋養先と見学について】
鹿児島の
ホーストラスト側では入厩希望の馬を一頭一頭環境に慣れさせるよう、時間をかけて慎重に受け入れをしてくださっている関係で、すぐには移動できないため、当面の間、北海道浦河町の
移動後環境に慣れるまで見学はできませんが、ホーストラストと相談しながら見学者の受け入れもしていく予定です。見学が可能となりましたらホームページおよびSNSでお知らせしますので、牧場に問い合わせをすることはご遠慮ください。
オースミコスモ プロフィール
エスワンスペクター
エスワンスペクターは2001年生まれです。
2003年に佐賀競馬場でデビューし、中央交流重賞のエーデルワイス賞(GIII)まで3連勝を成し遂げました。2006年に引退した後は繁殖入りし、2021年までに10頭を出産しました。
エスワンスペクターを繋養していた広富牧場では、オースミコスモの項でも説明しましたとおり、他にも面倒を見なければいけない繁殖牝馬たちがいるので、他では受け入れてもらい辛い馬たちを面倒みていきたいとの想いがあり、エスワンスペクターをフォスターホースとして受け入れることになった次第です。
【今後の繋養先と見学について】
鹿児島の
ホーストラスト側では入厩希望の馬を一頭一頭環境に慣れさせるよう、時間をかけて慎重に受け入れをしてくださっている関係で、すぐには移動できないため、当面の間、北海道浦河町の
移動後環境に慣れるまで見学はできませんが、相談しながら見学者の受け入れもしていく予定です。見学可能となりましたらホームページおよびSNSでお知らせしますので、牧場に問い合わせをすることはご遠慮ください。
エスワンスペクター プロフィール
<受け入れ状況と今後の受け入れについて>
2021年のナイスネイチャ・バースデードネーションでは、既に受け入れた6頭と、今回受け入れを発表した3頭のほか、内定馬が2頭おり、合わせて11頭を新たにフォスターホースとして受け入れることとなります。
内訳はジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)の助成金対象馬7頭、重賞馬の父母4頭(うち外国産馬2頭)です。
今回新たに受け入れた3頭を含む、受け入れを発表した9頭のフォスターペアレント会員の募集が始まっていますが、まだ内定馬を含む11頭を養っていけるだけの口数が集まっていないため、ここでいったん締め切らせていただきます。
フォスターペアレント会員が順調に集まった場合は追加募集する可能性があります。
また、今回の募集に間に合わなかった馬については、来年また新たにナイスネイチャ・バースデードネーションを行っていきますので、事前のご相談があれば承ります。
連絡先:otoiawase@rha.or.jp
<フォスターペアレント(FP)会員募集>
引退繁殖馬の余生を支援してくださるフォスターペアレント会員を募集しています。
新規のご入会受付はこちらから→「
既に引退馬協会に会員登録がある方はこちらから
→「
どの馬を選んでいいかわからないという方は、「フォスターホースを特定しない」フォスターペアレント会員になっていただくとフォスターホースを特定せずにすべてのフォスターホース達に対してご支援いただけます。
フォスターホース支援状況はこちらからご覧ください。
→
<ご寄付によるご支援もお願いいたします>
ご寄付はこちらからお願いいたします→「
クレジットカードのご利用も可能です。
特定のフォスターホースへご支援いただく場合は、馬名を指定してください(任意)
引退馬協会ではこれからも一頭でも多くの引退馬が穏やかで幸せな余生を送ることができるよう、尽力して参りますので、引き続きご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2020年度活動報告を公開いたしました
2021/10/22 11:55
特定非営利活動法人引退馬協会事務局です。
平素より一方ならぬご支援を賜り、誠にありがとうございます。
おかげさまをもちまして、弊会は2021年5月31日をもって2020年度を終了することができました。
これも一重に皆様からお寄せいただきましたあたたかなご支援やご協力の賜物と、あらためまして心より御礼申し上げます。
2020年度の活動報告及び財務諸表、2021年度の事業計画をホームページに公開いたしました。
下記URLにアクセスし、閲覧またはダウンロードしてご覧いただけます。
また弊会の所轄庁である千葉県へ提出した書類につきましては、
「内閣府NPOホームページ」内の「NPOポータルサイト」でもご覧いただけます。
これからも一頭でも多くの引退馬が幸せな余生を送ることができるよう、
より一層尽力して参る所存でございますので
引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ディープスカイ移動のお知らせ
2021/10/1 10:15
いつもあたたかなご支援を賜り、誠にありがとうございます。
引退馬協会事務局です。
「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」によって受け入れたディープスカイが、9月28日の午後3時半頃、種牡馬として暮らしていたイーストスタッドから北海道日高町の「
「ひだか・ホース・フレンズ」は、日高軽種馬農協門別種馬場の跡地を利用した新設の引退競走馬のための牧場で、馬の仕事の従事者のための研修や馬産業の啓発事業の複合目的に活用しながら飼養する施設です。
「ひだか・ホース・フレンズ」の詳細は下記ホームページをご覧ください。
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引退馬協会では、地域への貢献、地域の活性化の一助となるべく、ディープスカイを同施設への預託することを決定いたしました。
到着に立ち会った当会のスタッフから移動当日の様子が届きました。
ホームページの「ニュースとお知らせ」に掲載しておりますので、下記からご覧ください。
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YouTubeでもその時の様子をご覧いただけます。
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【見学について】
新しい環境に慣れるまでしばらくの間、見学はできません。
今後の見学受け入れにつきましては、施設側と相談しながら決めて参りますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
なお、施設のご負担になりますので、施設への直接のお問い合わせはご遠慮くださいますようお願いいたします。
今後、ディープスカイの近況は、ホームページ内の「ディープスカイだより」で随時お届けしていきます。
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競走馬として競走馬として、種牡馬としてのお仕事を終えたディープスカイのこれからの余生が穏やかで幸せなものとなりますよう、見守っていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
アサヒライジングの受け入れが決定しました!~ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーションの現況報告
2021/9/10 17:07
認定NPO法人引退馬協会事務局です。
「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」の6頭目の受け入れ馬として、アサヒライジング号が決定しました。
アサヒライジングは、2003年生まれで、2005年に中央で競走馬としてデビューし、18戦中4勝を挙げました。
重賞勝ちは2007年のクイーンS(JpnIII)の1回ですが、アメリカンオークスを含むGIレースで2着3回、3着1回など、輝かしい競走成績を誇ります。
その後繁殖馬となり、2010年から2021年にかけて11頭を出産しました。
*クイーンSは通常GIIIですが、2007年は日本がパートI国になったため、JpnIIIとして実施されました。
アサヒライジングのプロフィール
【同馬を受け入れた経緯と見学・今後の預託先について】
繋養者様からご相談があり、離乳を待って受け入れが決まりました。
しばらくはこれまでの繋養先である牧場にお世話になり、健康診断の結果を待って最終繋養地を決定することになっています。
当面は仮預託の為、見学はできません。
【受け入れ馬達の現況について】
現在までにアサヒライジングを含めて、マンダララ、サマーナイトシティ、ディープスカイ、ノボキッス、タイキポーラの6頭を正式に譲渡していただきました。
先に受け入れた5頭の詳細は下記に掲載しています。
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【フォスターペアレント(里親)会員募集中です】
競走馬として、繁殖馬として頑張ってきた彼、彼女達が穏やかで幸せな余生を送れるよう、ご支援いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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【情報提供のお願い】
現在、相談中の馬が1頭おります。
受け入れられる馬の数には限りがありますので、ドネーションの受け入れる対象となる「自身が重賞を勝っている馬」または「重賞勝ちのある産駒のいる繁殖牝馬・種牡馬」の所有者または引退することをご存じの方で 、引退馬協会に託したいとお考えの方は、当協会あてに早めにご相談ください。
なお、譲渡に当たって馬代金はお支払いできません。
あくまで無償譲渡が前提となりますのでご了解ください。
ご連絡をいただいた後の交渉などの対応は、当協会事務局にて行います。
連絡先:otoiawase@rha.or.jp