ナイスネイチャ33歳のバースデードネーション収支報告とオオシマパンジー受け入れのお知らせ
2023/4/10 14:26
いつもあたたかなご支援をいただき、ありがとうございます。
引退馬協会事務局です。
ナイスネイチャの33歳のバースデードネーションから、早2年になろうとしています。これまでに17頭の引退繁殖馬をフォスターホースとして受け入れてきました。
2023年2月28日時点での収支を下記のとおり報告いたします。
収支報告
※支払手数料にはクレジットカードの決済手数料を含みます。
オオシマパンジー(18頭目)の受け入れが決定しました
また、この度、33歳のドネーションでは18頭目となるオオシマパンジーをフォスターホースとして受け入れることが内定しました。オオシマパンジー自身は競走馬としては3戦未勝利でしたが、繁殖に上がって母として、根岸ステークス(G3)を制したメイショウマシュウを輩出しています。
オオシマパンジーは今年21歳となりますが、競走生活引退後11頭を出産、今年は流産後産褥性蹄葉炎を四肢に発症しました。かかりつけ獣医師によると、現在行っている治療は効果がないとのこと。他の獣医師のセカンドオピニオンも参考にしながら、装蹄や餌の管理を行いQOLを上げていきます。
蹄葉炎が進行して状態が著しく悪化した場合は、厳しい判断をすることになるという状況ではありますが、21歳まで繁殖で頑張ってきており、現在は日々の暮らしには問題ないことから受け入れを決めました。
33歳のバースデードネーションの対象馬(産駒が重賞勝ちしている)でもあり、長年繁殖で頑張ってきたことから、ご寄付いただいた皆さまにもご理解いただけると考えております。
移動も難しいことから、現在繋養中の鹿児島県の長谷川牧場に預託していく予定です。フォスターペアレント募集の準備が整いましたら、応援よろしくお願いいたします。
メイショウボーラーを受け入れました
2022/12/19 15:07
いつもあたたかなご支援をいただき、ありがとうございます。
認定NPO法人引退馬協会 事務局です。
12月19日をもちまして、引退種牡馬のメイショウボーラー号をフォスターホースとして受け入れたことをご報告いたします。
メイショウボーラーは本年まで種牡馬生活を続けておりましたが、このたび引退が決まりました。イーストスタッド様のお声かけにより今回の受け入れが実現いたしましたが、今年8月に亡くなったフォスターホースのタイキシャトルの代表産駒の一頭でもあり、ご縁を感じずにはいられません。
メイショウボーラーは2001年生まれの21歳。新馬戦から4連勝し(重賞勝ちは小倉2歳S、デイリー杯2歳S)、世代トップに名乗りをあげました。2〜3歳時は朝日杯フューチュリティS 2着、皐月賞3着、NHKマイルC 3着とG1戦線で惜しいレースが続きましたが、4歳になりダートに挑み、G3・ガーネットS、G3・根岸Sと重賞レースを連覇。不良馬場となったG1・フェブラリーSも制しました。全成績は28戦7勝、2着5回、3着3回。4歳以降はダートが中心でしたが、5歳秋のG1・スプリンターズS 2着など、芝でも好成績をおさめています。
また種牡馬としても優秀で、ニシケンモノノフ(2017 Jpn1・JBCスプリント 1着)、エキマエ(2014 Jpn2 兵庫ChS 1着)、ラインミーティア(2017 G3・アイビスサマーダッシュ 1着)など、産駒に活躍馬が多数おります。
本日12月19日午前11時頃、ひだか・ホース・フレンズに無事到着したとの連絡がありました。移動後も落ち着いており、元気にしています。
競走馬、種牡馬と長く活躍してきたメイショウボーラーの余生は始まったばかりです。ご支援をよろしくお願い申し上げます。
メイショウボーラー[プロフィール]
受け入れ状況と今後の受け入れについて
ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーションで受け入れた馬たちの費用は、当初のお約束の通り「ドネーションの特別会計」から「引退馬協会の一般会計」からの支出に順次移行しております。現在、33歳に寄せられた資金は、今年に入って受け入れたダノンシャーク以降の馬たちの経費に充当しています。
ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーションでは、自身がジャパン・スタッド・ブックインターナショナルの助成金対象馬であることまたは海外の重賞勝ち馬であること、または自身がそれに該当しない場合でも、該当する産駒を輩出している繁殖馬(牡馬・牝馬)を受け入れています。受け入れた馬は、引退馬協会のフォスターホースとして、終生大切に繋養いたします。
受入の相談は引退馬協会の北海道事務所にお電話(TEL 0123-76-7333)または
FP会員募集
◆新規ご入会はこちらから→「
「メイショウボーラー」の名前がフォームに反映されていない場合は、備考欄に「メイショウボーラー希望」とご記入ください。
◆既に引退馬協会に会員登録がある方はこちらから→「
訃報 セイクリムズン
2022/12/13 20:22
ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーションでフォスターホースとして迎え入れたセイクリムズンが、12月12日朝方(推定4時頃)息を引き取りました。16歳でした(満年齢)。
10月1日、鹿児島への移動の中継地として千葉県香取市の乗馬倶楽部イグレットに到着しましたが、輸送性肺炎を患い、闘病しておりました。毎日、抗生物質と解熱剤を使いながらの綱渡りのような療養生活でした。しかし、ここ最近は解熱剤を使わずに過ごしており、表情も良くなってきていました。
それでも獣医師からは重度の肺炎であることは変わらないと言われていたので、気が休む事はありませんでした。
ここ2日ほど、また少し状態が下降していたので、夜間に何度か馬房を訪れ、様子を確認をしていました。12日未明の1時前頃に確認したときは熱も下がっておりましたが、牧草を食べていなかったので、大好きなニンジンを切ってあげると美味しそうに食べてくれました。ニンジンを食べ終わるとそのまま、牧草を食べ始めました。
早朝5時ごろスタッフが様子を見に行くと、セイクリムズンは既に息を引き取っており、体が冷たくなりかけていました。朝方の4時くらいに亡くなったものと推定しています。
千葉に到着してからは、熱があって厳しい時にも一生懸命に餌を食べてくれて、病気に負けない前向きな姿勢をずっと見せてくれていました。乗馬倶楽部イグレットのスタッフのみなさんも、そのひたむきな姿に元気を与えられたとのこと。希望を持つことの大切さを、セイクリムズンは教えてくれました。
この2ヵ月半、本当によく頑張ってくれました。
今はただ、セイクリムズン号の冥福を祈るばかりです。
フォスターホースとしての生活は短いものとなってしまいましたが、ご支援いただいたみなさまに心より御礼申し上げます。
2021年度書類(活動報告・財務諸表等)を公開しました
2022/11/17 18:17
ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション寄付者の皆様へ
当会は2022年 5 月31日をもって2021年度を終了することができました。
これも偏に皆様のご支援やご協力の賜物と、改めまして心より御礼申し上げます。
例年所轄庁(千葉県)への提出書類は、内閣府のNPO法人ポータルサイトへの掲載を待ってのご案内をするのですが、今年は掲載が遅れているため先行してごのご案内となります。
WEB閲覧またはダウンロードにてご覧いただくことができます。
尚、ご支援いただきました「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」は、2020年度と2021年度をまたいでの入金となり、さらに残金は功労馬繁殖馬支援基金として2022年度に引き継がれています。「
【2021年度書類】
個々の書類へのアクセスは以下のリンクからもご覧いただけます。