メイショウボーラーを受け入れました
2022/12/19 15:07
いつもあたたかなご支援をいただき、ありがとうございます。
認定NPO法人引退馬協会 事務局です。
12月19日をもちまして、引退種牡馬のメイショウボーラー号をフォスターホースとして受け入れたことをご報告いたします。
メイショウボーラーは本年まで種牡馬生活を続けておりましたが、このたび引退が決まりました。イーストスタッド様のお声かけにより今回の受け入れが実現いたしましたが、今年8月に亡くなったフォスターホースのタイキシャトルの代表産駒の一頭でもあり、ご縁を感じずにはいられません。
メイショウボーラーは2001年生まれの21歳。新馬戦から4連勝し(重賞勝ちは小倉2歳S、デイリー杯2歳S)、世代トップに名乗りをあげました。2〜3歳時は朝日杯フューチュリティS 2着、皐月賞3着、NHKマイルC 3着とG1戦線で惜しいレースが続きましたが、4歳になりダートに挑み、G3・ガーネットS、G3・根岸Sと重賞レースを連覇。不良馬場となったG1・フェブラリーSも制しました。全成績は28戦7勝、2着5回、3着3回。4歳以降はダートが中心でしたが、5歳秋のG1・スプリンターズS 2着など、芝でも好成績をおさめています。
また種牡馬としても優秀で、ニシケンモノノフ(2017 Jpn1・JBCスプリント 1着)、エキマエ(2014 Jpn2 兵庫ChS 1着)、ラインミーティア(2017 G3・アイビスサマーダッシュ 1着)など、産駒に活躍馬が多数おります。
本日12月19日午前11時頃、ひだか・ホース・フレンズに無事到着したとの連絡がありました。移動後も落ち着いており、元気にしています。
競走馬、種牡馬と長く活躍してきたメイショウボーラーの余生は始まったばかりです。ご支援をよろしくお願い申し上げます。
メイショウボーラー[プロフィール]
受け入れ状況と今後の受け入れについて
ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーションで受け入れた馬たちの費用は、当初のお約束の通り「ドネーションの特別会計」から「引退馬協会の一般会計」からの支出に順次移行しております。現在、33歳に寄せられた資金は、今年に入って受け入れたダノンシャーク以降の馬たちの経費に充当しています。
ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーションでは、自身がジャパン・スタッド・ブックインターナショナルの助成金対象馬であることまたは海外の重賞勝ち馬であること、または自身がそれに該当しない場合でも、該当する産駒を輩出している繁殖馬(牡馬・牝馬)を受け入れています。受け入れた馬は、引退馬協会のフォスターホースとして、終生大切に繋養いたします。
受入の相談は引退馬協会の北海道事務所にお電話(TEL 0123-76-7333)または
FP会員募集
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「メイショウボーラー」の名前がフォームに反映されていない場合は、備考欄に「メイショウボーラー希望」とご記入ください。
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訃報 セイクリムズン
2022/12/13 20:22
ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーションでフォスターホースとして迎え入れたセイクリムズンが、12月12日朝方(推定4時頃)息を引き取りました。16歳でした(満年齢)。
10月1日、鹿児島への移動の中継地として千葉県香取市の乗馬倶楽部イグレットに到着しましたが、輸送性肺炎を患い、闘病しておりました。毎日、抗生物質と解熱剤を使いながらの綱渡りのような療養生活でした。しかし、ここ最近は解熱剤を使わずに過ごしており、表情も良くなってきていました。
それでも獣医師からは重度の肺炎であることは変わらないと言われていたので、気が休む事はありませんでした。
ここ2日ほど、また少し状態が下降していたので、夜間に何度か馬房を訪れ、様子を確認をしていました。12日未明の1時前頃に確認したときは熱も下がっておりましたが、牧草を食べていなかったので、大好きなニンジンを切ってあげると美味しそうに食べてくれました。ニンジンを食べ終わるとそのまま、牧草を食べ始めました。
早朝5時ごろスタッフが様子を見に行くと、セイクリムズンは既に息を引き取っており、体が冷たくなりかけていました。朝方の4時くらいに亡くなったものと推定しています。
千葉に到着してからは、熱があって厳しい時にも一生懸命に餌を食べてくれて、病気に負けない前向きな姿勢をずっと見せてくれていました。乗馬倶楽部イグレットのスタッフのみなさんも、そのひたむきな姿に元気を与えられたとのこと。希望を持つことの大切さを、セイクリムズンは教えてくれました。
この2ヵ月半、本当によく頑張ってくれました。
今はただ、セイクリムズン号の冥福を祈るばかりです。
フォスターホースとしての生活は短いものとなってしまいましたが、ご支援いただいたみなさまに心より御礼申し上げます。
2021年度書類(活動報告・財務諸表等)を公開しました
2022/11/17 18:17
ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション寄付者の皆様へ
当会は2022年 5 月31日をもって2021年度を終了することができました。
これも偏に皆様のご支援やご協力の賜物と、改めまして心より御礼申し上げます。
例年所轄庁(千葉県)への提出書類は、内閣府のNPO法人ポータルサイトへの掲載を待ってのご案内をするのですが、今年は掲載が遅れているため先行してごのご案内となります。
WEB閲覧またはダウンロードにてご覧いただくことができます。
尚、ご支援いただきました「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」は、2020年度と2021年度をまたいでの入金となり、さらに残金は功労馬繁殖馬支援基金として2022年度に引き継がれています。「
【2021年度書類】
個々の書類へのアクセスは以下のリンクからもご覧いただけます。
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財務諸表
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ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション 16頭目のデフィニット号受け入れました!
2022/10/19 12:15
いつもあたたかなご支援をいただき、ありがとうございます。認定NPO法人引退馬協会事務局です。
10月18日をもって、引退繁殖牝馬のデフィニット号をフォスターホースとして受け入れました。デフィニットは、エリモシックでご縁のある那須野牧場からの譲渡馬です。
デフィニットは1997年アメリカ生まれの25歳。2000年に日本で競走馬デビューし、8戦1勝で約1年の競走生活を引退。その後繁殖に上がり、10頭を生産。小倉2歳S(G3)勝ちのデグラーティア(父フジキセキ)と京王杯2歳S(G2)勝ちのボールライトニング(父ダイワメジャー)の二頭の重賞勝ち馬を輩出しました。
繁殖生活の晩年は不受胎が続いており、ここ数年は繁殖も引退していました。
デフィニットは健康でどこも悪いところがあるわけではありませんが、既に25歳であることから、タイキポーラがお世話になっている青森の小笠原牧場さんにお世話になります。
10月18日14時半ごろ、青森に無事到着したとの連絡がありました。
タイキポーラともども、ご支援よろしくお願いいたします。
デフィニット・プロフィール
33歳のバースデードネーションで受け入れた馬たちの費用は、当初のお約束の通り「ドネーションの特別会計」から「引退馬協会の一般会計」からの支出に順次移行しております。現在、33歳に寄せられた資金は、今年に入って受け入れたダノンシャーク以降の馬たちの経費に充当しています。詳しい収支報告については、11月頃に改めて掲載いたします。
受け入れ状況と今後の受け入れについて
ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーションでは、自身がジャパン・スタッド・ブックインターナショナルの助成金対象馬であることまたは海外の重賞勝ち馬であること、または自身がそれに該当しない場合でも、該当する産駒を輩出している繁殖馬(牡馬・牝馬)を受け入れています。受け入れた馬は、引退馬協会の所有馬(フォスターホース)として、終生大切に繋養いたします。
受入の相談は引退馬協会の北海道事務所にお電話(TEL 0123-76-7333)または