引退馬協会

馬はずっと昔から人のパートナーとしての存在でした。
わたしたちは、引退した競走馬たちが、人と寄り添い、安心して生きていけることを目的として、さまざまな支援活動を行っています。

今年33歳になるナイスネイチャの5回目のバースデードネーションを開催します。
今年は昨年の引退繁殖馬支援に、助成金の対象にならない繁殖馬のうち産駒が重賞を勝ったことのある馬まで支援対象を拡げて寄付を募ります。
よろしくお願いいたします。

ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション

1988年4月16日生まれの元競走馬です。
毎年暮れに行われる大レース「有馬記念」で1991年から3年連続で3着の偉業(?)を達成し、「ブロンズコレクター」と呼ばれました。
競走馬から種牡馬になり、今は認定NPO法人のフォスターホースとして、里親（フォスターペアレント）のみなさんに支えられて、生まれ故郷の北海道浦河町の渡辺牧場で余生を送っています。

ロスジェネカウボーイエンジニア。主に.NET、Ruby、Python、JavaScript界隈に出没。趣味は写真、コンピュータ、漫画、アニメ、ゲーム、歴史、鉄道など。一応Orthodox Christianで発達障がい当事者。

悲しいお知らせです。本日7月3日10時29分、MTHケイムズにてフォスターホースのマンダララが永眠いたしました。28歳でした。アイルランドで生まれ、繁殖牝馬として日本にやってきたマンダララは、繁殖生活引退後に「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション」1頭目の受け入れ馬となりました。スウィングフィールド分場ではリードホースを務め、その後、MTHケイムズへ移動、同じくフォスターホースのノボキッスとともに放牧に出て、日々を過ごしておりました。マンダララは胸に水が溜まる胸膜炎を患っており、本日早朝、その症状が悪化し獣医師の診察を受けました。立ち上がるものの再び倒れたりしながらも、餌を食べる強さを見せてくれました。しかし痙攣を繰り返し呼吸も荒くなってきたため、苦渋の判断ではありましたが、安楽死を選択いたしました。十分な量の鎮静剤と麻酔剤で深い眠りについた後、最後の処置をいたしました。安らかな表情でマンダララは旅立ちました。5月に入ってからは、体調不良のため見学も休止し、牧場の皆様に献身的にお世話をしていただいておりました。マンダララを今まで支えていただきました会員の皆様、医療他関係者の皆様、そしてMTHケイムズの皆様に、心より感謝申し上げます。マンダララ号の冥福を祈ります。引退馬協会　事務局

訃報　マンダララ号

［画像］2025年5月下旬、ホーストラスト J放牧地にて。放牧地を去るときに見送ってくれました（ハギノハイブリッドFP会員様 提供）<h3>馬たちの生活を守るためのオンライン署名活動を展開しています</h3><h5></h5>「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション（NNBD33）」でフォスターホースとして受け入れたハギノハイブリッドが過ごしている放牧地（ホーストラスト J放牧地）が、メガソーラーの開発のため返還を求められております。引退馬協会はじめ馬主有志により、湧水町長と鹿児島県知事に対し、馬が生活する場所と景観保全を求める署名活動を始めました。この放牧地には、引退馬協会 被災馬フォスターホースのハーモニィチトセちゃん、フォスターホースのドリームスイーブル（NNBD35 対象馬）ほか、20頭が居ます。ハギノハイブリッドと仲間たちがおだやかに余生を送る場所です。この地を守る署名へのご協力をお願いいたします。●署名サイト　Change.org【緊急】メガソーラー開発を中止し、引退馬が暮らすホーストラスト放牧地と霧島高原の豊かな自然を守ることを、湧水町と鹿児島県に求めます<a href="https://www.change.org/mamore_horsetrust" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.change.org/mamore_horsetrust</a>【J放牧地 参考資料】ハギノハイブリッド　新緑の放牧地にて<a href="https://youtu.be/u8Fvcm2Qe1s" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://youtu.be/u8Fvcm2Qe1s</a>2025年5月下旬撮影。J放牧地の美しい景観が見られます。

ハギノハイブリッドが過ごす放牧地の危機 〜署名協力のお願い

いつもたたかなご支援をありがとうございます。引退馬協会事務局です。2021年に実施いたしました「ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション（NNBD33）」は、2024年12月をもってナムラシゲコ、ポップコーンジャズ、マリーンウィナーの3頭の経費負担がドネーションから一般会計に切り替わり、33歳のドネーションとしてのすべての支出が終了ことをご報告いたします。ドネーションのキャンペーン期間に集まったご寄付 35,829,730円 と継続寄付ほかその他口座に入金されたご寄付 5,094,527円 を合わせ 40,924,257円 となり23頭（うち5頭永眠）の引退功労繁殖馬がフォスターホースとして新たな馬生を歩み始めました。このようにたくさんの馬を受け入れることができ、ご支援いただいたみなさまに改めて御礼申し上げます。プール金の 6,000,000円 と、残金 761,344円 の計 6,761,344円 につきましては、2024年に実施いたしました「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション 2024」の会計に繰り入れる予定です。<h2>「33歳ドネーション」対象馬一覧</h2>1）マンダララ1997年4月15日生まれ。牝 栗毛。父・Lahib(USA) 母・Madiriya（IRE)繋養先 MTHケイムズ2）ディープスカイ2005年4月24日生まれ。牡（セン） 栗毛。父・アグネスタキオン 母・アビ（GB）繋養先 ひだか・ホース・フレンズ3）サマーナイトシティ1999年3月14日生まれ。牝 鹿毛。父・エリシオ（FR） 母・ダイアモンドシティ（USA)繋養先 NPO法人 ホーストラスト4）ノボキッス2003年5月11日生まれ。牝 鹿毛。父・フレンチデピュティ（USA） 母・ライズキッス（USA）繋養先 MTHケイムズ5）タイキポーラ1996年4月28日生まれ。牝 栃栗毛。父・トウカイテイオー 母・スターオブザノース（IRE)繋養先 小笠原牧場6）アサヒライジング2003年2月9日生まれ。2022年1月23日永眠。牝 鹿毛。父・ロイヤルタッチ 母・アサヒマーキュリー繋養先 NPO法人 ホーストラスト7）メイショウサムソン2003年3月7日生まれ。2024年11月26日永眠。牡（セン） 鹿毛。父・オペラハウス 母・マイヴィヴィアン繋養先 ひだか・ホース・フレンズ8）クレスコグランド2008年1月31日生まれ。牡（セン） 栗毛。父・タニノギムレット 母 マンハッタンフィズ繋養先 乗馬倶楽部イグレット9）オースミコスモ1999年4月23日生まれ。2024年12月17日永眠。牝 黒鹿毛。父・フジキセキ 母 タイセイカグラ繋養先 Calm days farm10）エスワンスペクター2001年3月30日生まれ。牝 鹿毛。父・シャンハイ 母・レディープロスパー繋養先 Calm days farm11）バトルプラン2005年3月17日 牡（セン） 鹿毛。父・エンパイアメーカー（USA) 母・Flanders（USA)繋養先 MTHケイムズ12）ダノンシャーク2008年3月9日生まれ。 牡（セン） 鹿毛。父・ディープインパクト 母・カーラパワー繋養先 MTHケイムズ13）セイクリムズン2006年3月13日生まれ。2022年12月12日永眠。 牡（セン）青毛。父・エイシンサンディ 母・スダリーフ仮移動先 乗馬倶楽部イグレット14）ハギノハイブリッド2011年2月21日生まれ。 牡（セン） 栗毛。父・タニノギムレット 母・ハッピーペインター繋養先 NPO法人 ホーストラスト15）モアザンベスト2002年4月25日生まれ。 牝 鹿毛。父・Giant’s Causeway(USA） 母・ラグナセカ（USA）繋養先 渡辺牧場16）デフィニット1997年4月18日生まれ。 牝 鹿毛。父・デヒア(USA）母・ Hiroo Garden （GB）繋養先 小笠原牧場17）メイショウボーラー2001年4月16日生まれ。 牡（セン） 黒鹿毛。父・タイキシャトル（USA) 母・ナイスレイズ（USA）繋養先 ひだか・ホース・フレンズ18）オオシマパンジー　2002年4月15日生まれ。2023年5月8日永眠。牝 黒鹿毛。父・スキャン（USA) 母・オオシマダリア繋養先　長谷川牧場19）テイエムプリキュア　※「35歳ドネーション」適用に変更2003年4月8日生まれ。牝 黒鹿毛。父・パラダイスクリーク（USA)　母・フェリアード繋養先　Calm days farm※テイエムプリキュアは受け入れ時に「33歳ドネーション」対象と発表いたしましたが、33歳の「引退繁殖馬」の枠を1頭でも多く適用できるよう、重賞勝ち馬であることから「35歳ドネーション」適用へカテゴリーを変更しました。20）ナムラシゲコ2002年5月12日生まれ。牝 鹿毛。父・エンドスウィープ（USA） 母・ケイジヨイナー繋養先　小葉松牧場21）ポップコーンジャズ2000年2月6日生まれ。牝 鹿毛。父・ダンスインザダーク 母・グレイスルーマー繋養先　東栄牧場23）マリーンウィナー2005年2月16日生まれ。牝 栗毛。父・フジキセキ 母ドバイソプラノ（GB）繋養先　東栄牧場　<h2>2024年12月までの会計報告</h2>月別収支<a href="https://rha.or.jp/data/media/NNBD/NNBD33/NNBD33-KaikeiMonthly_202412.pdf" rel="noopener noreferrer" target="_blank">ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション収支（月別）.pdf</a>全体収支<a href="https://rha.or.jp/data/media/NNBD/NNBD33/NNBD33-KaikeiTotal_202412.pdf" rel="noopener noreferrer" target="_blank">ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション収支（通期）.pdf</a>

【ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション】現況報告

悲しいお知らせです。1月29日10時30分頃、フォスターホースのタイキポーラが息を引き取りました。今年29歳、4月の誕生日を前にしての旅立ちでした。26日の夕方から食欲が落ち、疝痛の症状を見せたため、常備していた痛み止めを経口投与しました。翌27日に獣医師に来ていただき受診したところ、腸も動いていることが確認され、経過観察となりました。28日には下血があり、内臓からの出血が疑われました。痛みを伴ったため、痛み止めや止血剤の入った点滴をしていただきました。痛み止めが切れると痛がる様子が見られたので、経口の痛み止めを投与しました。日付が変わり、29日になってからは落ち着きました。29日朝は少し元気になって外に出たがったので、わずかな時間ですがデフィニットと外を歩き、馬房に戻ってからも静かに過ごしていました。その後、容体が悪くなり、ポーラは静かに旅立ちました。ポーラは直前までおだやかに過ごすことができました。今まで支えていただきました会員の皆様、献身的にお世話をいただいた牧場の皆様に、心より感謝申し上げます。タイキポーラ号の冥福を祈ります。引退馬協会 事務局

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