#コロナ危機 世界遺産での「学びのバリアフリー」を実現するために運営支援を!

寄附先

NPO法人 石見銀山資料館

仲野義文

支援総額

1,637,000円

支援総額

1,637,000円

支援者数

154人

残り

終了

このキャンペーンは終了しました

当法人理事 武田祐子さんから応援メッセージをいただきました

2020/7/8 10:12

私は、38年間子どもたちの教育に関わる仕事をしてきました。教員は、その仕事柄、たくさんの子どもと家族、様々な地域の皆さんと親しくなれます。また、多様な教育活動を通して、思いがけないその道のプロとも知り合え、自分自身も多くの学びの機会を得ます。このことは私にとってたいへん幸せなことでした。一方、年々、現場に課せられることが増える中で、教育は本来もっとゆったりと、じっくりと、楽しんで取り組むべきものではないか、とりわけ、小学校は人生の種まきの時期であり、子どもたちに多様な学びを準備するところなのではないかなど多くの疑問も感じていました。ですから、退職時には、この先、自由な時間の中で何ができるのか、わくわく、どきどきしていましたし、魅力的な人とのつながりの中で、自分がしたいことができる「心地よさ」を存分に味わいたいなとも思っていました。

そんな私は、昨年度、仲野館長さんと共に「銀山を学ぶ子ども用DVD」の制作に関わりました。そこで、互いの専門性を出し合い、一つの学習教材を作る楽しさを味わうことができました。また、その後、大田市のこと、大田市教育のこと、銀山学習のこと、各々の教育観等々を語り合う機会も得ました。

その際、誰もが石見銀山での学びを享受できる「学びのバリアフリー化」や、社会的課題を解決する「人材育成」にかける館長さんの熱き志をお聞きし、非常に感銘を受けました。

この度、世界遺産「石見銀山」、日本遺産「石見神楽」、国指定天然記念物「琴ヶ浜」に続き、国立公園「三瓶山」等を含む「石見の火山が伝える悠久の歴史」が日本遺産に認定されました。これらをはじめ大田市には、誰もが学び、守り、そして伝えていかなければならないたくさんの宝があります。

大田市のもつ多くの宝を、誰でも、とりわけ未来を担う子どもたちが自由に活かせる学習教材として整理し、大田市独自の教育プログラムをつくり、広く世界にまでも発信していきたい…夢はどんどんふくらみます。

私は、昔から人や文化が集まってきたこの銀のまちに、様々な魅力を持った方々が集い、多くの英知で、「持続可能な社会を目指す独自の学び」をつくっていけたら楽しいだろうなあと思っています。

どうか、「何かおもしろいことはないかな?」と思ったら、ふらりと石見銀山資料館を、HPをのぞいて見てください。

そして、これからも、たくさんのエールをお願いします!!


今日は七夕です。あいにく、全国的に雨天。九州地方では集中豪雨もあり、相当心配される状況です。被災地の方にはお見舞い申し上げます。

星空は見えそうにありませんが、中には短冊に願い事は書いたという方はいらっしゃるかもしれません。

七夕の由来には、複数説がありますが、その中の一つに中国の乞巧奠(きこうでん)という行事に由来するものがあります。

五色の短冊はここからきており、それぞれの色には意味があります。

青(木行):樹木の生長する様子を象徴

赤(火行):光り輝く炎の様子を象徴

黄(土行):植物の発芽を象徴

白(金行):鉱物・金属を象徴

黒(水行):和泉からわき出る水を象徴

現代の子供たちは何を願うのでしょうか。

今日は、仲野館長が市内にある長久小学校で石見銀山学習の講師として招かれました。

館長より、6年生の児童の皆さんに石見銀山の概要を説明しました。

当館おなじみの「福面」の動画も紹介し、マスクは今も昔も変わらず命を守る大切な物として説明しました。

最後に、銀のグローバル化の話の中で、新型コロナウイルスもグローバル化の一つによって起こったものであることを話しました。日本だけがよくなればよいという考えではなく、世界中の課題の一つなのだと。

もっと身近で考えると、県外からの来訪者を見かけて排他的になっている場合ではないということなのです。

どうか、世界中がこんな現状だからこそ、世界が平和になることについて子供たちなりに考えてほしいのです。

私達は帰りの車の中でそう願いました。

さて、子供たちは何を願うのでしょうか。


館長の仲野です。

なぜがゴッホ風の写真ですみません。スタッフの要望です。特に深い意味はございません。youtubeで「知ろう!探ろう!石見銀山ー福面編ー」をご覧いただけたでしょうか?最近はyoutuberのように動画編集に明け暮れていますが、これも誰もがわかりやすく石見銀山を学べるようにとの思いからです。

さて、コロナ禍による経営悪化を理由に開始したクラウドファンディングも残すところあと1週間となりました。地元大森町や故郷大森を離れて暮らす方、日頃の活動を通じて親交のある方、Facebookやホームページを見て活動に共感していただいた方など、本当に多くの皆様からご支援を賜りました。あらためてお礼申し上げます。

大森町の先人が作った大切な資料館を、自分たちの代で閉じるわけにはいかないとの思いが、今回のクラウドファンディングへの取り組みの大きな後押しとなりました。しかし、私たちは単に資料館を存続させれば良いと考えているわけではありません。存続することの意義は「学びのバリアフリー」の実現に他ならないからです。

月並みですが、教育は未来を創造する原動力です。そのためには誰もが等しく教育の機会が与えられなければなりません。特定の人だけが学びを享受できる環境は好ましくないからです。私たちはそのような理念に基づき「学びのバリアフリー」を提唱しています。

昨年度から視覚・聴覚の障がい者の方に対する学びについて取り組んでいます。世界遺産登録後、石見銀山について学習する機会や教材、観光パンフレットが増えていますが、あらためて見るとこれらの多くが健常者向けで、驚くほど視覚・聴覚の障がい者に配慮したものが少ないことに気がつきます。ある意味、これらの方々は石見銀山の学習から一番遠いところにあるのではないでしょうか。

そこで昨年度は地元の高校生とともに、視覚障がい者に対する学びについて考えました。資料館の展示資料、さらには大森町の伝統的な建物や景観をどのように説明するか、という課題に取り組みました。また、聴覚障がい者の方が学べる教材として手話通訳を入れた「バリアフリー動画」も小学生たちと製作しました。こうした取り組みは道半ばですが、必ず実現させるつもりです。

私たちにはこの「学びのバリアフリー」のように様々なアイディアがあります。そのアイディアは、必ず世のためになるという信念をもったものです。期待してください!私たちはこの石見銀山資料館という場で、未来を創造するための教育活動を実践していきます。

その実現のために引き続き、ご支援よろしくお願いいたします。


大森町の入り口にある、白壁と門に囲まれた建物が石見銀山資料館(代官所跡)です。

道路より少し低い位置にある門をくぐると、広い庭があり、向かいに資料館の入口があります。その昔、どれだけの人がどんな思いで、どんな用件でこの門をくぐったのでしょう。一歩足を踏み入れた瞬間に、頭の中で想像が巡ります。

資料館に入ると、幾つかの展示室があり、その一つ一つに、『仙の山』『釜屋間歩』など、石見銀山らしい展示室の名前がつけられており、親しみ易くなっています。

個人的な見方ですが、石見銀山がもっている歴史的で世界的な価値や石見銀山そのものを学ばせてくれるのが世界遺産センターだとすると、石見銀山資料館は、それとはひと味違って、庶民の暮らしの中にある石見銀山の価値を学ばせてくれる場所であると感じています。今で言う産婦人科の医者がいたり、『解体新書』(複製)があったり、刀の鍔(つば)などの鉄製品の加工も栄えていたりと、展示資料を通じて私達に教えてくれます。

資料館を見学した後で町並みを歩くと、通りのあちらこちらから当時の賑わいや行き交う人々の姿が想像され、この町の持つ魅力に引きつけられます。

かつて、代官所跡にある郡役所を取り壊す計画もあったと聞きます。しかし、資料館として存続させることで、後世に石見銀山の価値を伝えるという使命を、これからも応援していきたいと思います。ぜひ、多くの方が来館され、この地の魅力を感じていただきたいと願っています。

                   大田市立大森小学校 校長 高橋雄司


23456713

NPO法人

石見銀山資料館

〒694-0305

島根県大田市大森町ハ51番地1

0854890846

http://igmuseum.jp/

代表:仲野義文

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